カラス被害の防止対策

更新日:2025年02月04日

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現状について

カラスは雑食性の鳥類であり、農村部から都市部にかけて様々な環境に適応することができます。昼は郊外の農耕地等で餌を採り、夜は市街地の緑地等で眠っています。近年、本市の市街地を中心にふん害等に対する相談が増えています。

カラスによる被害を防ぐ対策の実施や広報について

高岡市では、カラスの餌を断つためにごみ集積場の設置に対し、補助を行っています。対策が施された集積場では成果が見られています。

また、カラスのふん害が特に多く確認されている高岡駅前地区において、カラスの音声機器を利用した追い払いを実施しています。一方、高岡古城公園内に設置してある捕獲檻でカラスを捕獲しています。(令和5年度捕獲実績:360羽)

その他、夜間見回りによる追い払いを、定塚校下連合自治会の皆さまと共同で実施し、被害の軽減に努めています。

下記に記載する「カラス等への兵糧攻めキャンペーン」を含めたカラス被害への対策について、市の広報紙「市民と市政」やJA高岡、JAいなばの広報紙、高岡ケーブルテレビでの放送、LINEでの周知など、さまざまなメディアを通じて広報しています。

建物の軒周りに設置された、音声装置のスピーカーの写真
建物の軒下に設置された音声機器の写真

株式会社日本海産商の敷地内に設置している、カラス音声機器

カラス等への兵糧攻めキャンペーンについて

餌の乏しい秋から冬にかけて、放棄された農作物や庭に放置された果実は、カラスにとって冬を越す手助けとなり、個体数の増加につながります。不要な農作物は畑にそのまま放置せず土に埋めたり、庭の木に実った不要な果実は全て摘果するなどし、餌を発見させないようにすることで繁殖を抑制していくことが重要です。

高岡市では、「カラス等への兵糧攻めキャンペーン」と題して、令和7年1月14日(火曜日)から1月31日(金曜日)までの期間に庭の果実の摘果や収穫残さの埋設などの啓発活動の強化を実施しました。

カラスの巣作り防止キャンペーンについて

カラスなどの野鳥は、毎年春先から初夏にかけて、庭の木や電柱の上に巣を作ることがあり、ヒトを威嚇したり、停電事故の原因となるケースがあります。

カラスの巣作りを防止することで、カラスの繁殖抑制やふん害抑制を目指しましょう。

[具体的な行動]

・カラスに巣を作らせないために、あらかじめ庭木の剪定を行いましょう。

 (三股の木の枝を二股にするだけでも、巣が作られにくくなります。)

・針金ハンガーはカラスの巣の材料に使われるので、屋外に放置しないようにしましょう。特に針金ハンガーは電気が流れやすく電柱の上で巣を作られると停電事故に直結します。

・電柱の上にカラスの巣を見つけたら、電線管理者様(北陸電力送配電株式会社、株式会社NTTフィールドテクノ、高岡ケーブルネットワーク株式会社ほか)に連絡しましょう。(北陸電力送配電株式会社では停電事故未然防止のため、「鳥の巣写真投稿のお願い」をホームページで広報しています。)

鳥獣保護管理法により、原則として、卵がある巣やヒナの居る巣を撤去することは禁止されており、むやみに撤去することはできません。

推奨期間:令和7年3月から5月の3カ月間

カラス対策装置設置補助金について

カラスの飛来防止対策に対する支援策として、新たに建物の屋上にカラスの飛来を防ぐ、設備を設置する市内の事業者に対して、設置補助金を交付します。

〇カラス対策装置補助金の対象と補助金額
  対象

<条件>

工事を行おうとする事業所や店舗等の建物の所有者又は管理者

カラスの飛来が認められ、被害が生じている又は被害のおそれがあること

<工事>

建物の屋上に防鳥ネット等を設置

〃 針山等を設置

〃 防鳥用ワイヤー等を設置

補助額

対策工事に要した費用の 1/2 (上限 20万円)

※1,000円未満の端数は切り捨て

※補助金の交付は同一建物につき1回限り

〇補助金交付までの流れ

補助金交付までの流れ

(参考)ごみ集積場設置補助金交付制度について

高岡市では、一定の基準を満たしたごみ集積場を新設、または増改築した際に補助金を交付しております。カラスが屋外のごみを漁るのを防ぎ、地域の衛生環境を清潔に保つことができます。詳しくは、下記の関連リンク先の内容をご覧ください。

(参考)電線等への対策について

電線を管理する各事業者において、カラスがとまりにくい加工を施すなど、様々な対策が実施されています。

関連リンク

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〒933-0951 富山県高岡市長慶寺640
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ファックス:0766-22-2341

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