がんについて知っていますか?
がんの早期発見早期治療のため、がん検診をお勧めします。
日本人の2人に1人ががんにかかる可能性があります。
現在わが国のがんによる死亡者数は年間37万人を超え、死亡原因の第1位です。また、2人1人ががんになり、4人に1人ががんで亡くなっています。
早期発見・早期治療による生存率は90%以上
がん検診を受けることは、がんを無症状のうちに早期発見・早期治療し、がんで亡くなることを防ぐことにつながります。
参考:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」
がん検診について
【がん検診の分類と職域検診】
日本のがん検診は大まかに、以下の3つに分かれます。
1市区町村が実施する「住民検診」
2事業者や保険者が実施する「職域検診」
3その他のがん検診(例:人間ドック)
【高岡市のがん検診について】
実施期間:例年4月から12月までの期間で集団検診、医療機関検診を実施。
対象:高岡市に住所があり、職場などで検診を受ける機会のない人
種類 |
検査内容 | 対象年齢 |
受診間隔 |
胃がん |
・胃部エックス検査または胃内視鏡検査 |
40歳以上 | 2年に1回 |
肺がん |
・胸部エックス線検査 ・喀痰検査 喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)600以上の方が対象 |
40歳以上 | 1年に1回 |
大腸がん | 便潜血検査 | 40歳以上 | 1年に1回 |
乳がん | 乳房エックス線検査(マンモグラフィ) | 40歳以上(女性) | 2年に1回 |
子宮頸がん |
・内診 ・細胞診 |
20歳以上(女性) | 2年に1回 |
(追記)60歳の人を対象に「前立腺がん検診」も実施しています。
がん検診のメリット
・がんにより死亡するリスクを減らすことができる。
・身体に負担の少ない治療で済ませることができる。
がん検診の主な利益は、標的とするがんによる死亡を防ぐことです。そのほか、早期発見により治療が軽度で済むこと、本当にがんがない人が検診で「異常なし」と診断されることで安心して生活できることも利益です。
子宮頸がん検診と大腸がん検診では、がんだけではなく、がんになる前の病変も見つけて治療することにより、がんになることを防ぎます。また、その結果としてがんで亡くなることを防ぎます。
(注意)検診で必ずしもがんを見つけられるだけではありません。また、がんでなくても がん検診の結果が「要精密検査」となる場合もあります。
検診結果に関わらず、自覚症状がある場合は早急に医療機関を受診しましょう。
更新日:2025年02月26日