権利擁護

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高齢者虐待の防止について

高齢者の権利を守り、家族の負担を軽減するために、ぜひご相談ください

高齢者虐待についての相談窓口

福祉保健部高齢介護課:0766-20-1165
市内地域包括支援センター
地域包括支援センターの業務や担当圏域については下記リンクをご覧ください。

地域包括支援センター

高齢者虐待とは

65歳以上の高齢者に対する「養護者(高齢者を現に養護する者)」及び「養介護施設従事者等」による次のような行為です。

虐待の種類
種類 内容 具体的な例
身体的虐待 暴力的行為などで、身体に傷やあざ、痛みを与える行為や外部との接触を意図的・継続的に遮断する行為 殴る、けるなど暴力をふるう、意図的に外へ出さない、薬を過剰に摂取させるなど
介護・世話の放棄、放任 介護や世話を行っている家族が、その提供を放棄または放任し、高齢者の生活環境や高齢者自身の身体・精神的状態を悪化させていること 水分や食事を十分に与えていない、入浴せず異臭がする、必要とする介護・医療サービスを相当の理由なく制限、使わせないなど
心理的虐待 脅しや侮辱など言語や威圧的な態度、無視、嫌がらせ等によって精神的・情緒的に苦痛を与えること 怒鳴る、ののしる、排せつの失敗に対して高齢者に恥をかかせる、子どものように扱うなど
性的虐待 本人との間で合意が形成されていない、あらゆる形態の性的な行為またはその強要 懲罰的に下半身を裸にして放置する、人前でオムツを交換するなど
経済的虐待 本人の合意なしに財産や金銭を使用し、本人の希望する金銭の使用を理由なく制限すること 日常生活に必要な金銭を渡さない、年金や預貯金を本人の意思・利益に反して使用するなど

 

高齢者虐待を防止するために

高齢者虐待は、高齢者の認知症や自立度の低下、介護者の介護疲れや生活上の問題等、さまざまな要因が絡み合って起こります。
高齢者の尊厳を守り、高齢者とその家族が安心して生活できるようにするためには、虐待を早期発見し対応することや地域全体で高齢者やその家族を見守り、支援することが必要です。

高齢者の介護を行う養護者(家族、親族等)の方へ

高齢者の介護は想像以上に大変です。誰にも相談できず介護の負担を抱えこみ、自分の行為が気づかないうちに虐待に発展していることもあります。
介護に疲れを感じたり、認知症の人などの介護に悩んだら負担を抱え込まず、お気軽に高齢介護課やお近くの地域包括支援センターにご相談ください。
権利擁護パンフレット「高岡介護者応援隊!」~頑張りすぎていませんか~(PDFファイル:1.2MB)

地域のみなさまへ

高齢者虐待の防止及び早期発見には、地域での協力、連携、見守りが不可欠です。
高齢者虐待防止法では「虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は、高齢者の生命または身体に重大な危険が生じている場合、速やかに市町村に通報しなければならない」と定められています(第7条)。
虐待やその疑いがある状況を見つけた場合は、高齢介護課またはお近くの地域包括支援センターに相談してください。

権利擁護パンフレット「高岡あっかり見守り隊」~高齢者一人ひとりが住み慣れた町で尊厳を持って暮らせるように~(PDF:638KB)

介護支援専門員・介護サービス事業者のみなさまへ

高齢者虐待の防止及び早期発見には、介護支援専門員(ケアマネジャー)や介護サービス事業者のみなさまの気づきが大切です。関係機関が連携して家庭内における高齢者虐待を少しでも早く発見し、必要な支援に結び付けるための参考としていただくことを目的に、市では、高岡市高齢者虐待防止・対応マニュアル、介護支援専門員の視点から確認する「高齢者権利擁護シート」、介護サービス事業者の視点から確認する「不適切なケア気づきシート」を作成しています。2つのシートの活用を通して相互の連携を図り、よりよい支援につなげるために積極的にご活用ください。

高齢者虐待防止・対応マニュアル(PDFファイル:2.7MB)

高齢者権利擁護シートと不適切なケア気づきシートを使った連携フロー図(PDFファイル:116.9KB)

【介護支援専門員向け】

高齢者権利擁護シート(PDFファイル:129.1KB) 高齢者権利擁護シート(word)(Wordファイル:19KB)

高齢者権利擁護シート記載例(PDFファイル:63.7KB)

【介護サービス事業者向け】

不適切なケア気づきシートPDF版 ワード版

不適切なケア気づきシート記載例(PDFファイル:55KB)

この記事に関するお問い合わせ先

長寿福祉課
〒933-8601 富山県高岡市広小路7-50
電話番号:0766-20-1165
ファックス:0766-20-1364

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