市民の皆様へ(市長メッセージ)

更新日:2024年04月01日

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元日に発生した令和6年能登半島地震において、尊い命が奪われ、私たちの大切な生活が一瞬にして崩れました。
お亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方にお見舞いを申し上げます。

発災から2か月。この間、現状把握と避難所の開設、運営から始まり、断水したエリアの早期の解消を進め、国や県に高岡市の被害の状況をつぶさに伝えてきました。
また、被災者が必要とされている支援策や制度の拡充等を直接要望すると共に、本市の被災現状に鑑みた本市独自の支援策を検討し、議会の承認を得て実施、または、既存の制度を被災者支援として拡充するなどの対応を行って参りました。

伏木地区や吉久地区、横田地区をはじめとした被災地には、発災直後からこれまでに公務、政務、個人的な訪問を合わせると十数回訪れ、被災地の現状を確認するとともに、お会いできた被災者の方の声をお聞きして参りました。
被災された全ての方にお会いできていないのは大変申し訳なく思っています。

また、市役所にお寄せいただいたご意見、職員が現地で伺った声、私個人のSNSなどで直接お寄せいただいたメッセージなど、様々なご意見を踏まえ、「何とかしたい」「何とかならないか」常に考える日々を送っています。

被災者の想いを理解しつつも、現状では市単独での支援が難しい状況や本市の支援策が必要とされている方に届いていない現状なども多々あり、日々、悔しく、歯がゆい思いをし続けているのも本音です。

一方で、私は諦めが悪く、復旧復興を絶対に諦めたりはしません。
被災された皆様、大変な状況の中ではありますが、どうか心を強く、復興に向けた道を共に歩んでいただけませんでしょうか。

また、市民の皆様、この震災から乗り越えるためには、市民お一人お一人が被害の有無に関わらず、同じ高岡市民として、復興に向けて、一致団結しなければいけないと強く思います。

そして、災害はいつ起こるか分からない事を一人一人が理解し、ご自身の命はもとより、大切な家族、友人、知人のためにも、しっかりとした備えについて今一度、お考えいただければと思います。

私はお預かりした市長の職責にかけ、高岡市としての復興に向けた道筋を示すべく、鋭意準備を進めています。お示しできるタイミングでしっかりと発信させていただきます。

本日より、復旧復興を一日でも早く進める上で重要な令和6年度予算、令和5年度補正予算について市民の皆様の代表である市議会での議論が始まります。
ご議決を賜れるように誠心誠意、答弁に臨んで参ります。

震災から2か月経ち、市長として今の率直な想いを綴りました。
つたない文書で申し訳ありません。
最後に、復興を願う市民の気持ちを一つに、この難局を乗り越えていきましょう。
市民の皆様、ご理解とご協力を心からお願い致します。

令和6年3月1日

高岡市長 角田悠紀