災害を経験した方、家族や友人を支える方へ

更新日:2024年03月25日

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「ほっと安心手帳」とは、災害を経験した方、家族や友人を支える方向けの心のケアの手帳です。

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被災した子どもに接する周囲の方へ

子どもに現れやすいストレス反応

災害を経験した多くの子どもたちの心と身体には、いろいろな変化が起こります。

(注意)このような身体やこころの変化は、正常な反応です。周囲の大人が落ち着いて受け止めることで、ほとんどの場合は時間とともに回復していきます。

  • 赤ちゃんがえりをする
  • 甘えが強くなる
  • わがままを言う。ぐずぐず言う
  • 反抗的になったり、乱暴になる
  • 災害体験を遊びとして繰り返す

一番身近な大人にできること

助けてと言わなくても、普段通りに過ごしているように見えても、子どもたちは身近な大人の助けを必要としています。

  • できるだけ子どもを1人にせず、親や周りの大人が一緒にいる時間を増やしましょう。
  • 子どもが話すことは、否定せずに聴いてあげましょう。話したくないときには無理に聞き出さないようにしましょう。
  • 「大丈夫だよ」、「あなたのせいではないよ」と穏やかに声をかけて、安心感を与えましょう。
  • 抱っこや痛いところをさする、抱きしめてあげるなど、スキンシップの機会を増やしましょう。
  • 災害で体験したことを「ごっこ遊び」として再演することは、遊びの中で気持ちを吐き出して、子どもなりに回復しようとしているプロセスです。無理にとめずに見守りましょう。

家族や友人を支えている方へ

少しでも役に立ちたいとの思いから、普段以上に気負ったり、無理を重ねたりすることがあります。人を支えている人にも、ストレス反応が起こることがあります。

援助する側の陥りやすい3つの危険

  • 援助する側は「隠れた被災者」です。
    援助する側も被災者であったり、ストレスを受けています。
  • あなたはスーパーマンではありません
    災害現場でストレスを受けない人はいません。自分だけは大丈夫と過信してはいけません。
  • 自分の背中は見えません。
    気づかないうちにストレスや疲れがたまっていることが多くあります。

ストレスチェックで心とからだの不調に早期に対応

自分自身にストレス症状がないか、自分でチェックし、自分自身の健康を守っていきましょう。

  1. 物事に集中できない
  2. 何をしても面白くない
  3. すぐ腹が立ち、人を責めたくなる
  4. 状況判断や意思決定にミスがある
  5. 頭痛がする
  6. 落ち込みやすい
  7. 物忘れがひどい
  8. よく眠れない
  9. 不安が強い
  10. 肩こり、冷え、のぼせなどの身体症状がみられる

(注意)休む時間があまりとれなくても、できるだけほっとする時間を持つようにしましょう。それでも症状が長引くようなら、医師や保健師に相談をするようにしましょう。

関連リンク

被災時の心のケア」には被災時の心のケアのために意識していただきたいことや、相談先がまとめてあります。ご参照ください。

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