被災時のこころのケア
この度の能登半島地震で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
災害により、個人で対処できないような突然の衝撃的な出来事を体験し、ひどいショックを受けると、こころと身体にいろいろな反応が起こることがあります。この反応は誰でも起こりうることで、特別なことではありません。多くは時間とともに回復に向かっていきます。また、反応の表れ方や反応が収まるまでの期間は人によって異なります。
しかし、その出来事があまりにもつらかったり、十分な支援が得られない状態が続くと症状をこじらせてしまうことがあります。もし、反応が長く続いたり、強すぎてつらい場合は専門の相談機関や医療機関に相談しましょう。
こころの健康に関する相談先
こころの耳【厚生労働省】
被災者に対するこころのケア(被災者やその家族、支援者などの方へ)
電話:0120-200-826(フリーダイヤル) (注意)平日10時~17時
厚生労働省に被災された方々のための心と健康の相談ダイヤルが設置されました。
SNSでの相談先一覧
電話での相談がしづらい場合は、SNSでの相談もできます。
心の健康相談【高岡市健康増進課】
電話:20-1345 (注意)平日8時30分~17時15分
高岡市健康増進課(高岡市本丸町7-25)でも健康相談を随時実施しています。
(補足)来所相談も受け付けています。
身体とこころを守るために意識していただきたいこと
身体とこころの健康を守る方法をいくつかまとめました。できることから少しずつ取り組みましょう。
(1)こころと身体をいたわりましょう
被災後のストレスや、慣れない環境での生活でなかなか眠れない日もあると思います。また、やらなければいけないことも多く睡眠を後回しにしてしまいがちですが、睡眠をとり、十分な休息をとることが大切です。眠ろうと思っても眠れない日があるとつらいでしょうが、横になっているだけでも休めています。眠れないことを焦らずに、マイペースを心掛けましょう。
(2)リラックスできる時間を作りましょう
身体をリラックスさせると、こころのリラックスにも繋がります。人それぞれリラックス方法が異なると思いますが、ここでは1人でできるリラックス方法をご紹介します。できそうなものから少しずつやってみましょう。
- 腹式呼吸
- 自然の音を聞く
- からだのストレッチ(例:筋肉を強く緊張させてから、筋肉を緩ませるという運動を繰り返す)
- 適度な運動をする
- 自分の思いをノートに書いてみる
(3)体験したことや不安な気持ちを話しましょう
自分の状況や気持ちを言葉にして人に聞いてもらうことは、安心感が得られ、回復の助けになります。自分の悩みや不安は、ためらわずに周囲の人に相談しましょう。
また、同時に自分も周囲の人に目を向け、元気がない人や口数が少ない人がいたら声をかけましょう。人に話し、相談することで、自分1人では思いつかなかった適切な行動や、必要な支援につながることがあります。
(4)医療機関や相談機関に相談しましょう
精神的な落ち込みが長く続いたり、身体的な症状が長引いたら、ためらわずに医療機関や相談機関に相談しましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
健康増進課
〒933-0045 富山県高岡市本丸町7-25
電話番号:0766-20-1391
ファックス:0766-20-1347
更新日:2024年03月25日