河川海岸急傾斜

更新日:2024年03月25日

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高岡の河川

近年、庄川・小矢部川の改修整備が進み、大災害の危険が少なくなっていますが、未完成堤防区間や洗堀による水衝部の危険個所が残っています。中小河川等についても、改修事業が進められていますが、まだ家屋の浸水や田畑の冠水などの被害の恐れのある河川が残されています。また、水害を防止する河川改修の促進と地域住民の憩いの場となるような親水空間の創出も必要と考えています。

1河川の分類

「河川」と呼ばれる「河」や「川」は法制度上、次のように分類しています。

河川の分類について
項目 内容
法定河川 一級及び二級河川であり、国土交通大臣及び都道府県知事が指定し管理する河川
準用河川 河川法を準用し市町村が指定し管理する河川
普通河川 河川法の適用を受けない法定外の河川

2河川の現況

高岡市内を流れる河川は庄川、小矢部川の二大一級河川とそれらの支川である17本の一級河川及び25本の準用河川とその他の普通河川です。この河川管理は庄川、小矢部川は国土交通省、17本の支川は富山県、25本の準用河川は高岡市、その他の普通河川は、地元土地改良区または用水組合が管理することとしています。

3海岸

雨晴海岸(C・C・Z整備計画:平成4年度認定)

事業概要

雨晴海岸は、海上に浮かぶ北アルプス立山連峰の雄大な景観、白い砂浜、緑の松林が続く景勝の地であり、また、遠浅の波静かな海水浴場です。
近年の多様化するレクリエーションニーズに対応し、「海辺のふれあい空間」の創出を目的として、海岸部では護岸やマリーナを、背後地では下水道、道路、公園等を整備することにより、海洋性スポーツレクリエーションの拠点づくりを行うものです。
参考:高岡市雨晴マリーナへ

4急傾斜地

がけ崩れの危険のある個所の多くは、その勾配が30度を越えるがけです。
このうち、高さが5メートル以上ある個所は、家の屋根よりも高いため、崩れたときに家を押しつぶすことになって非常に危険です。
このほか、危険な個所の判断の目やすとしては、次のようなものがあります。

  • 割目がある
  • 湧水がある
  • 豪雨の水が大量に集まる
  • がけの途中に大きな石が露出している
  • 表土が厚い
  • がけの上に大木がある
  • 岩が土のようにボロボロになっている
  • 水に弱い地質である
  • 昔、近くでくずれたことがある
  • がけ下を掘削するなど手が加えられている

「急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律」第3条第1項の規定に基づいて、次の基準を満たす区域を「急傾斜地崩壊危険区域」に指定することができます。「急傾斜地崩壊危険区域」に指定されると、建築基準法の規定によって災害危険区域に指定されます。災害危険区域に指定された区域内では、住居の用に供する建築物の建築が制限されることになります。

危険区域の基準

危険区域は、次の基準のすべてにあてはまるものについて指定しています。

  • がけ(急傾斜地)の勾配が30度以上であるもの。
  • がけ(急傾斜地)の高さが5メートル以上であるもの。
  • がけ崩れ(急傾斜地崩壊)により危害が生ずる恐れのある人家が5戸以上あるもの、あるいは5戸未満の場合であっても官公署、学校、病院、旅館等に危害が生ずる恐れのあるもの。

急傾斜地崩壊危険区域内行為許可申請について

この申請は、急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律に基づく手続きです。富山県知事が指定する急傾斜地崩壊危険区域内において、急傾斜地の崩壊を助長し、または誘発する恐れのある立木竹の伐採、工作物の設置等の行為を行うときに必要となる許可申請です。申請書提出後、高岡市長が意見書を提出し、それらを踏まえて富山県知事が許可する流れとなっておりますので、申請書に次の必要書類を添付のうえ、それぞれの提出先に提出してください(申請書を提出し許可書がお手元に届くまで、およそ2週間から3週間程度かかります)。

1.提出先(各1部)

  • 土木維持課(高岡市長あて)
  • 富山県高岡土木センター企画管理課・業務班(富山県知事あて)

2.必要書類

(補足)急傾斜地崩壊危険区域内行為許可申請書の2枚目にある事由書については、工作物を新設する場合のみ提出となります。

この記事に関するお問い合わせ先

土木維持課
〒933-8601 富山県高岡市広小路7-50
電話番号:0766-30-7288
ファックス:0766-30-7289

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