県外の学校に通っている場合の投票
県外の学校に通っている場合の投票について
県外の大学に通っていますが、高岡市に住民票を置いたまま、大学のある市のアパートに居住しています。この場合、投票を行うにはどのようにしたらよいのでしょうか。
回答
大学や専門学校に修学のため、高岡市へ住民票を残したままで高岡市外のアパートや寮等に居住している場合においては、高岡市(住民登録(住民票)のある市町村)では原則投票することができません。
過去の最高裁判所の判例では、他の市町村の下宿や寮等に住んでいて、その場所から大学等に通っている場合には、下宿や寮等のある場所が生活の本拠であるため、原則その市町村の選挙人名簿に登録されるべきであると判断されています。つまり、修学のため市外のアパート等に居住する際は、住民票をアパート等の所在地の市町村に移して、その市町村の選挙人名簿に登録されるべきであるということです。
現実には、本人が高岡市外に居住して大学等に通っているかどうかは調査することはできませんので、選挙管理委員会は住民票を基に選挙人名簿を作成します。したがって選挙の際の入場券も本人宛に発送されますが、投票の際に、高岡市以外に居住していることをお聞きした場合には、投票をお断りすることになります。
また、アパートや寮等がある市町村(実際に住んでいる市町村)でも、住民票登録がないため選挙人名簿に登録されませんので投票できません。
そのため、質問のケースのように『住民登録(住民票)のある市町村』と『実際に住んでいる市町村』が異なっている場合、選挙があっても投票できないことになってしまいます。
このようなトラブルを防ぐために、市外のアパート等に居住される際は、住民票を移す手続をされることをおすすめいたします。
更新日:2024年03月25日