中型獣類(ハクビシン・タヌキ等)による被害と対策
ハクビシンは食肉目ジャコウネコ科の動物で、外来種であると考えられています。また、雑食性で森林部から都市部まで様々な環境に適応できます。ハクビシンにとって家屋は、安全で温度変化が少なく、雨風などの影響を受けない快適な場所になります。
タヌキは哺乳綱食肉目イヌ科の動物と考えられ、全国的に分布し、平野部を中心に範囲を拡大しています。タヌキにおいても雑食性で果実、堅果、豆、穀物などを食べるため民家における生ごみや落下果実の処理に注意が必要となります。
中型獣類による被害
ハクビシン、タヌキによる家庭菜園の農作物被害等の情報が市に寄せられています。またハクビシンついては家屋に浸入し足音や糞尿の被害も報告されています。
中型獣類への対策
1.農作物被害への対策
廃果など餌付け要因になるものを放置せず、穴を掘って埋めるなど適切に処理することが必要です。また、ネット柵で作物を囲うなどの対策も効果的です。
2.家屋侵入への対策
ハクビシンは10センチメートル程度の隙間から家屋に侵入することがあります。また、侵入した個体を箱わなで捕獲しても、家屋内への侵入経路を遮断しなければ別の個体が侵入することがあります。対策としては、侵入経路をふさぐことが第一となり、侵入口を塞ぐ際は通気性を確保するために金網を利用するのが一般的です。
更新日:2025年07月09日