高岡御車山の由来
高岡御車山は、慶長14年(1609)に加賀前田家2代当主前田利長が高岡に城を築き町を開いた折、城下の町内の大町に与えたもので、祭礼の山車として奉曳したのが始まりと言われています。
伝承では、豊臣秀吉が京都の聚楽第に後陽成天皇と正親町上皇の行幸を仰いだ際に使用した鳳輦の車を、初代利家に下賜し、それが利長に伝わり、高岡町民に与え、改装させたものとされています。
このような由緒を証明するものは、ほとんど残っていません。関野神社所蔵の2点の高岡市指定古文書が、前田利長公と御車山との繋がりを証明する唯一の資料と言えます。
更新日:2024年03月25日