高岡鋳物の製作用具及び製品
「高岡鋳物の製作用具及び製品」の登録有形民俗文化財への登録について
平成23年3月9日付で、「高岡鋳物の製作用具及び製品」が登録有形民俗文化財に登録されました。
1.文化財の名称
高岡鋳物の製作用具及び製品
2.所有者
高岡市(高岡市鋳物資料館所蔵)
3.員数
1,561点(製作用具1,482点、製品79点)
4.写真
高岡鋳物の製作用具及び製品 (Wordファイル: 1.5MB)
5.概要
- 全国に誇る本市の伝統産業である高岡銅器の源である「高岡鋳物」の製作技法と生産の実態をよく示す資料群です。
- 資料群は、高岡鋳物発祥の地金屋町から寄贈を受けたものと、故・人間国宝金森映井智氏が使用していたものから構成されます。
- 型作りに用いられる挽き型やへら、鋳造に用いられる鞴(ふいご)、仕上げに用いられるキサゲや鏨(たがね)類など、高岡鋳物の製造工程のすべてを示す製作用具があります。
- 近世の鍋・釜や梵鐘、仏具、花瓶、近代の美術工芸品など高岡鋳物の技術で生み出された製品類も含まれます。
6.登録の意義
登録有形民俗文化財への登録は県内初のことであり、高岡銅器のブランド力が一層向上することが期待され、伝統産業や地域の活性化に繋げていきます。また、「さまのこ(格子)」の町家が建ち並ぶ金屋町の歴史的町並みの保存にも活かしていきます。
更新日:2024年03月25日