伏木気象資料館(旧伏木測候所)の沿革

更新日:2024年03月25日

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伏木気象資料館の沿革
出来事
1877(明治10)年 伏木港に三菱の洋式船を寄航させるための条件の一つとして提示された洋式灯明台を、伏木在住の廻船問屋を営む藤井能三氏が私費で建設
1882(明治15)年 藤井能三氏が、私立測候所の設立を計画
1883(明治16)年
  • 内務省地理局東京気象台に観測機器購入あっせんを依頼、整備
  • 石川県から独立して間もない富山県の国重正文県令の許可を得、伏木灯明台の一室を測候所にあてて運営を開始
1884(明治17)年 東京気象台から金沢測候所に赴任していた遠藤貞雄主任を招いて指導を受け、公立測候所と同じように定時観測を開始
1885(明治18)年 当時、測候所は全国に21個所しかなく、内務省は観測網の充実を図ろうとしていた
そのような背景から、私立測候所でありながら暴風警報事業の実施が許可され、あわせて気象電報の発信が無税となり、気象情報の発信をはじめる
1887(明治20)年 富山県に移管され、富山県伏木測候所となる
1892(明治25)年 海岸侵食のため、伏木町有志により、敷地及び庁舎建築費505円ほかを寄附し、伏木町臥浦字享田に移転
1909(明治42)年 伏木町より敷地の寄附を受け、伏木町古国府字東舘(現在地)へ移転
1920(大正9)年 付属立山観測所設置
1932(昭和7)年 付属富山地震観測所設置
1939(昭和14)年
  • 国営となり、中央気象台伏木測候所と改称
  • 測風塔建設
1940(昭和15)年 昭和12年に県営で発足した富山測候所(現、富山気象台)に観測業務を移管
1941(昭和16)年 伏木測候所と改称
1942(昭和17)年 伏木町が高岡市に編入される
1981(昭和56)年 夜間業務を富山気象台に移管
1998(平成10)年 伏木測候所無人化(観測機器による観測業務は継続)
2003(平成15)年 富山財務事務所より高岡市へ払い下げ
2005(平成17)年 高岡市伏木気象資料館として開館
2017(平成29)年 塔屋を復原し、リニューアルオープン

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