高岡市保育所・認定こども園教育・保育基本方針

更新日:2025年07月18日

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基本理念

子どもの最善の利益を考慮し、豊かな人間性の育成をめざす

基本目標

  1. 十分に養護の行き届いた環境の下で情緒の安定を図るとともに、健康、安全など生 活に必要な習慣や態度を養い、心身の健康の基礎を培う。
  2. 人に対する愛情と信頼感、そして人権を大切にする心を育てるとともに、自主、自立及び協調の態度を養い、道徳性の芽生えを培う。
  3. 生命、自然、社会の事象等についての興味や関心を育て、それらに対する豊かな心情や思考力の芽生えを培う。
  4. 生活の中で、言葉への興味や関心を育て、話したり、聞いたり、相手の話を理解しようとするなど、言葉の豊かさを養う。
  5. 様々な体験を通して、豊かな感性を育て、感じたことや考えたことを表現しようとする意欲や態度を養い、創造性の芽生えを培う。

基本方針

(1)子どもを主体とし、環境を通して行う保育の充実

1 子ども主体の保育

  • 一人一人の子どもの状況や生活の実態を把握するとともに、子どもが安心感と信頼感をもって活動できるよう、子ども主体としての思いや願いを受け止める。
  • 子どもの生活リズムを大切にし、健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境や、自己を十分に発揮できる環境を整える。また、子どもの発達について理解し、子どもの個人差に十分配慮する。
  • 子どもが自発的・意欲的に環境に関わり、心や体を動かし夢中になって遊んだり生活したりする中で、乳幼児期にふさわしい体験が得られることを大切にする。
  • 子ども相互の関係づくりや互いに尊重する心を大切にし、いろいろな人との関わりの中で楽しさや達成感を味わえるようにする。また、子ども自らが周囲の人と関わっていくことができるよう、環境を整える。

2 いきいきと活動できる環境

  • 温かい雰囲気の中で、自己を十分に表現できるよう応答的な関わりに努め、主体的に活動を展開できるよう援助する。
  • 変化と感動、潤いのある生活や体験が得られ、子どもの生活が豊かなものになるよう人的環境、物的環境、自然や社会の事象などの環境が相互に関連し合う、豊かな環境を計画的に構成していく。
  • 子ども自身の興味や関心が触発され、好奇心をもって自ら関わりたくなるような環境を整えるとともに、それまでの経験で得た様々な資質・能力が発揮されるよう工夫する。

3 健康・安全な生活をつくりだす保育の充実

  • 保育所の設備や環境を整え、保健的で安全な環境の確保に努めるとともに、保育室は温かな親しみとくつろぎの場となるよう配慮する。
  • 子どもが自らの体や健康に関心をもち、心身の機能を高めていけるよう、健やかな生活の確立に向けた関りや配慮を行う。また、給食を通して好ましい食習慣を形成するとともに、豊かな食の体験を積み重ねていく。
  • 災害や事故の発生に備え、安全点検や訓練、安全指導を行い、保護者や関係機関との連携の下、必要な対応を図る。また、子どもの精神保健面における対応にも留意する。

4 カリキュラム・マネジメントの充実

  • 子どもが充実した生活を展開できるようカリキュラムを編成するとともに、園長のリーダーシップの下、その計画が円滑に実施できているかを検証・評価して改善を図り、全職員が共有しながら教育・保育の質の向上を図る。

5 特別な配慮を必要とする乳幼児への支援の充実

  • 子どもの環境・発達上の課題や障がいの状態等を把握し、適切な環境の下で一人一人が安心して自己発揮できるよう、特性に応じた支援に努める。
  • 子ども達が共に成長できるよう、個に応じた関わりと集団の中の一員としての関わりの両面を大事にしながら、職員相互の連携の下、組織的かつ計画的に教育・保育を展開する。

(2)家庭や地域と連携した子育て支援の充実

  • 一人一人の子どもの家庭状況や地域の実態を十分に把握し、その意向を受け止め、継続的な関わりや対話を重ねる中で、保護者との信頼関係を確立し、専門性を生かして子育てを支援していく。
  • 保育所や認定こども園がもっている専門性や機能を生かし、関係機関との連携及び協働を図りながら、子育て相談、助言をはじめとする育児支援の充実を推進するとともに、広く情報提供に努める。
  • 保育所や認定こども園において育まれた資質・能力を踏まえ、小学校教育が円滑に行われるよう小学校教師との合同研修や意見交換の機会を設け、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を共有するなどの連携を図る。
  • 子どもに障がいや発達上の課題がみられる場合や保護者に育児不安等がみられる場合、外国にルーツを持つ家庭等、特別な配慮を必要とする場合には、状況に応じて各機関と連携し個別の支援を行うよう努める。
  • 子どもの生活の連続性を踏まえ、家庭や地域の関係機関及び団体の協力を得て、地域の自然、人材、行事等の資源を活用し、教育・保育内容の充実を図る。また、保育所・認定こども園が行う教育・保育の内容を適切に説明するよう努める。
  • 多様化した保育の需要に応じ、延長・休日保育、一時預かり保育など、子育て支援サービスの充実を図る。

(3)幼児教育・保育施設の保育士及び保育教諭としての資質向上

  • 入所する子ども等の個人情報を慎重に扱い、教育・保育に当たり知り得た子どもや保護者に関する情報は、正当な理由なく漏らさない。
  • 子どもに関わる者としての責務を受け止め、子どもに最善の利益が図られるよう子どもの人権に十分配慮するとともに、一人一人の人格を尊重し、愛情をもって教育・保育にあたる。
  • 自らの人権感覚や倫理観を磨き、豊かな人間性を養うとともに、日々の教育・保育実践を踏まえた自己評価を行い、必要な知識及び技術の習得、維持及び向上を図る。
  • 教育・保育の課題等への共通理解や協働性を高め、園全体としての質の向上を図っていくため、職場内での研修の充実を図る。また、職歴や経験年数に応じた外部研修や研究発表等に参加し、専門性の向上に努める。
  • 保護者等の意向を受け止め、教育・保育の意図などについて十分に説明するとともに、教育・保育の内容を継続的に見直し、改善し、質の向上を図っていく。

この記事に関するお問い合わせ先

子ども・子育て課
〒933-8601 富山県高岡市広小路7-50
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ファックス:0766-20-1665

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