市民の皆さんの生活習慣を調査しました!
本市では市民の皆さまの健康づくりを推進するために「健康たかおか輝きプラン(第2次)」を策定し、様々な健康づくり活動に取り組んできました。
プランの最終年を迎えるにあたり、皆さまの健康づくりに対する意識や生活習慣をお伺いし、このプランを評価し、新たな計画策定に役立てるため、令和4年度に「高岡市健康・栄養調査」を実施しました。
今回は、市民の健康課題を踏まえた健康づくり市民行動目標「健康たかおか10か条」に関する項目の結果についてお知らせします。
1.調査の概要について
- 対象者:20歳から79歳の高岡市民3,000人
- 調査期間:令和4年10月~11月
- 回収数:1,066件(回答率35.5%)
- 有効回答者数:1,061件(99.5%)
2.調査結果について
(1)朝食をとらない人の割合
朝食をとらないとは、あなたは朝食を食べますかの問いに「週に1~3日食べる」「食べない」と回答した人の割合

棒グラフのプロット(ひし形の点)は平成30年度の値を表しています。
男性では、20~30歳代の約3割が朝食を週に4日以上食べていませんでした。
また、平成30年度に比べて増加しており、特に20歳代の朝食欠食の割合が増加していました。
女性では、20歳代が最も高い現状です。
朝食を食べることは、一日を元気にスタートする生活リズムの基盤となり、生活習慣病の予防にもなります。毎食しっかり食べることを習慣づけましょう。
(2)野菜を必要量食べている人の割合
野菜を必要量食べている人とは、あなたは、野菜を毎日必要な量(350グラム)食べていると思いますかの問いに「しっかり食べている」「まあまあ食べている」と回答した人の割合

棒グラフのプロット(ひし形の点)は平成30年度の値を示しています。
経年推移では、平成23年度以降の調査で最も低くなっています。
また、すべての年代で、野菜を必要量食べていると回答した人の割合は減少しています。
生活習慣病を予防する上で、野菜は大切な役割を果たしています。野菜を積極的にとる習慣を身に付けましょう。
(3)日常生活における1日の平均歩数

棒グラフのプロット(ひし形の点)は平成30年度の値を示しています。
男性では40歳以上の年代で平成30年度より減少していました。
女性では、20~59歳が増加しています。
男女とも、20~64歳の目標値には、約1,000歩届いていません。
生活習慣病予防や介護予防のためには、まずは、自分自身の歩数を知りましょう。
歩数が少ない場合、まずはプラス10分(約1,000歩)多く歩くことにチャレンジしてみましょう。
実践のヒント(第3条) (PDFファイル: 362.0KB)
(4)運動習慣者(1回30分以上、週2回以上の運動を1年以上継続している)の割合

棒グラフのプロット(ひし形の点)は平成30年度の値を示しています。
20~64歳の経年推移では、平成30年度と比べ、男女とも横ばいに推移しています。
性別、年代別にみると、どの年代においても女性の方が低く、特に女性の20~50歳代が1割~2割と低い状況です。
生活習慣病を予防・改善するためには、週合計150分(2時間半)以上の運動を行うことが有効とされています。
最初から一生懸命に取り組みすぎると、けがや体調不良の原因になることがあります。
まずは、ウォーキングやサイクリングを10分~15分から始めてみましょう。
実践のヒント(第4条) (PDFファイル: 308.5KB)
(5)定期的(年に1回以上)に歯科検診を受けている人の割合

棒グラフのプロット(ひし形の点)は平成30年度の値を示しています。
経年推移では、平成30年度に比べて増加していました。
また、性別、年代別では、年齢が上がるほど高い状況にあり、男性よりも女性の方が高い状況です。
歯周病を予防することは、生活習慣病を予防することにつながります。
また、よくかむことで肥満や認知症を予防することもできます。
自分の歯でよく噛んで、ゆっくりと楽しみながら食べるために、定期的に歯科検診を受け、歯周病を予防しましょう。
(6)睡眠による休養が十分にとれていない人(睡眠時間6時間未満)の割合

棒グラフのプロット(ひし形の点)は平成30年度の値を示しています。
経年推移では、平成30年度よりも減少していますが、目標には達していません。
男女別、年代別にみると、男性の30歳代、40歳代、女性の50歳代では、約3~4人に1人が6時間未満の睡眠時間となっています。
ストレス社会といわれる現代では、十分な睡眠をとり、日常生活の中でリラックスできる時間を意識的に確保するなどして、ストレスへの対応能力を高めることが重要です。
実践のヒント(第6条) (PDFファイル: 219.0KB)
(7)地域での付き合い(注釈)の割合
(注釈)質問内容に「強く思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答した人の割合
- 助け合い:あなたのお住まいの地域の人々は、お互いに助け合っている
- 信頼:あなたのお住まいの地域の人々は、お互いに信頼できる
- あいさつ:あなたのお住まいの地域の人々は、お互いにあいさつをしている
- 解決:あなたのお住まいの地域では、誰かが助けを必要とした時、お互いに力を合わせて解決しようとしている
- 活動:あなたのお住まいの地域では、健康づくりの活動が行われている

棒グラフ上の丸の点は、平成28年度の結果を示しており、どの項目においても、平成28年度より減少しています。
また、いずれの項目も、年代が低いほど、地域づきあいの割合が低くなっています。
人々のつながりが強い地域は、健康な人が多いといわれています。家庭、近所、職場などで、まずは元気にあいさつをしてみましょう。
実践のヒント(第7条) (PDFファイル: 260.3KB)
(8)喫煙者の割合

棒グラフのプロット(ひし形の点)は平成30年度の値を示しています。
経年推移では、男性は平成28年度より減少が続いています。女性は横ばいでした。
性別、年代別にみると、男性では50歳代が一番高いですが、どの年代においても、平成30年度より減少したことがわかります。
女性では40~60歳代が目標値より高く、また、50、60歳代は、平成30年度の調査よりも増加しています。
喫煙は、がんや脳卒中、糖尿病、歯周病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)等の発症に関与します。
また、たばこを吸わない人にも健康に悪影響が及びます。
ぜひ禁煙に取り組んでみましょう。
実践のヒント(第8条) (PDFファイル: 319.0KB)
(9)がん検診の受診率

がん検診の受診率は、いずれの検診も年々増加していますが、どの検診も20~30%代にとどまっています。
がんは、早期に発見して治療すれば、9割以上が治ると言われています。
あなた自身のため、あなたの大切な人のため、お互い声をかけ合い、定期的にがん検診を受けましょう。
実践のヒント(第9条) (PDFファイル: 266.5KB)
(10)血糖値が高い人の割合
血糖値が高いとは、高岡市国民健康保険と全国健康保険協会が実施する特定健康診査受診者のうち、HbA1cが5.6%以上または空腹時血糖100ミリグラムパーデシリットル以上の人(40~74歳)の割合

特定健康診査の検査項目の中で有所見者が多いのは、血糖値・HbA1cの項目です。
HbA1cが5.6%または空腹時血糖100ミリグラムパーデシリットルを超える高岡市民の割合は令和3年度で急激に増加しました。
糖尿病をはじめ、高血圧症、脂質異常症など、ほとんどの生活習慣病は自覚症状がなく進行します。
年に一回、特定健康診査を受診し、自分自身の生活を見直しましょう。
実践のヒント(第10条) (PDFファイル: 371.5KB)
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更新日:2024年03月25日