住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故について
住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故への対応
近年、住宅・マンションの窓やベランダ等から子どもが転落する事故が相次いで発生しております。特に、幼児期から小学校低学年にかけては好奇心が旺盛なこともあり、住宅を供給する事業者においては、より一層の配慮が求められるものとなります。
このことを受けて、国はガイドラインの公開や様々な支援策等を実施しておりますので、以下にお知らせします。
子育てに配慮したすまい・環境づくりについて
国土交通省では「子育てに配慮した住宅と居住環境に関するガイドライン」を公開し、転落事故防止に効果的なすまい・環境づくりの指針を示しています。
※子育てに配慮した住宅と居住環境に関するガイドライン(改訂版)
住宅事業者は、供給する住宅がこれらの配慮事項を満たしているのか、いま一度ご確認をお願いします。
子育てに配慮した共同住宅に対する支援について
また、国土交通省では共同住宅(賃貸住宅及び分譲マンション)を対象に、事故防止策等の子どもの安全・安心に資する住宅の新築・改修の取り組みなどに対する支援事業として、「子育て支援型共同住宅推進事業」を実施しています。
本事業では、子育て期の親同士の交流機会の創出に資する居住者間のつながりや交流を生み出す取り組みについても、支援の対象となっております。
子どもの転落の防止に資する各種ツールについて
このほか、消費者庁では「住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故」の報告書と合わせて、子どもの転落防止に資する動画及びチェックリストを公開しています。
※「⼦どもの転落事故」防⽌のためのチェックリスト(消費者庁)
また、国土交通省においても、マンション内での転倒や転落などの日常事故を予防することを目的として作成した冊子「安全・安心なマンションのために」を用意しています。
安全・安心で快適に子育てできるすまい・環境づくりのため、ぜひ、これらのツールをご活用ください。
更新日:2025年07月14日