環境マネジメントシステムの取り組み

環境マネジメントシステムの枠組み(PDCAサイクル)
高岡市は環境に配慮した取り組みの実効性を確保するとともに、より一層の充実を図るため、環境マネジメントシステムを構築して、環境負荷の低減に努めています。
本市システムの概要
本市の環境マネジメントシステムでは、「高岡市の環境方針」に基づき市独自の環境マネジメントマニュアルを策定し、目的・目標・プログラム等を定めシステムを運用しています。システムの対象は本庁舎・福岡庁舎です。
環境目標は、次の3つの柱で構成されています。
- 省資源、省エネルギー、リサイクルの推進
- 建築・土木工事に係る環境配慮
- 環境保全対策の充実と緑化の効果的推進
令和6年度実績
(1)省資源、省エネルギー、リサイクルの推進
エコオフィス活動の実施状況は用紙使用量、庁用車燃料について目標を達成しました。引き続き、合理的なエネルギー利用やエコドライブの推進及び冷暖房の適切な調節に努めていきます。またグリーン購入、ノーマイカーデーの推進についても取り組みの促進を図っていくこととします。
項目 | 令和5年度 | 【令和6年度】実績値(削減率) | 【令和6年度】削減目標 | 【令和6年度】達成状況 |
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用紙使用量 | 6,998千枚 | 7,349千枚(+5.0%) | 毎年-1%以上 | 未達成 |
電気使用量 | 1,670千キロワットアワー | 1,621千キロワットアワー(-2.9%) | 毎年-1%以上 | 達成 |
冷暖房燃料ガス | 89千立方メートル | 92千立方メートル(+3.4%) | 毎年-1%以上 | 未達成 |
庁用車燃料 | 52千リットル | 50千リットル(-3.8%) | 毎年-1%以上 | 達成 |
水道使用量 | 16.1千立方メートル | 14.3千立方メートル(-11.2%) | 毎年-1%以上 | 達成 |
低公害車導入 | HV乗用車6台、電気乗用車2台、HV収集車2台 | HV乗用車6台、電気乗用車5台、HV収集車2台 | 増加を目指す | 達成 |
ノーマイカーデー推進 | 1人あたり毎月0.8~1.4回 | 1人あたり毎月1.0~1.2回 | 増加を目指す |
(2)建築・土木工事に係る環境配慮(3,000万円以上の工事について環境目標を設定)
令和6年度は、舗装工事(3件)、建築工事(5件)、土木工事(11件)、管工事(3件)、上下水道管渠工事(19件)、水道施設工事(1件)、機械器具設置工事(2件)、電気工事(4件)、造園工事(3件)の計51件が対象工事となりました。
工事の実施にあたっては、排出ガスなど周辺環境に及ぼす影響の削減、及び節水型施設など環境配慮型の公共事業の推進に配慮した。学校の改修においては、環境への影響の削減等のほか、断熱性の向上など省エネルギー対策の実施に努めました。
(3)環境保全対策の充実
高岡市環境指針の事業を対象として、マネジメントを行いました。実施結果については、おおむね計画どおり事業が推進されました。
環境目的 | 環境目標 |
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1 安全で健康的に暮らせる生活環境のまちをめざす |
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2 環境への負荷の少ないエコライフスタイルのまちをめざす |
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3 自然や歴史・文化を守り育てていくまちをめざす |
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4 自然の恵みと共生するまちをめざす |
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5 環境に高い関心を持ち自ら行動するまちをめざす |
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継続的な取り組み
環境マネジメントシステムに定める手順に従い、環境負荷の抑制に努めるとともに、持続可能で活力ある「環境共生のまち高岡」の実現に向けて、職員一人ひとりが自覚を持って実践・点検などを行い、環境の継続的改善に向けて一歩ずつ前進していくことが大切です。また、市のこのような取り組みが市民や事業者の環境に配慮した取り組みを促進し、環境負荷の少ない循環型社会の形成と地球環境の保全に大きく貢献することを期待するものです。
更新日:2025年09月29日