令和7年高岡市議会12月定例会(令和7年12月2日)

更新日:2026年01月09日

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令和7年高岡市議会12月定例会市長提案理由説明

第一 市政の運営にあたって

一 はじめに

令和7年12月定例会の開会に当たり、提案理由の説明に先立ちまして、今後の市政運営に対する所信の一端を申し上げます。

先月1日、本市は、旧高岡市と旧福岡町が合併してから20年という節目の日を迎えました。新市誕生20周年記念式典では、「夢」をテーマに、伏木高校書道部による書道パフォーマンスや市内中学生による「夢発表会」、芳野中学校吹奏楽部による演奏が披露されました。いずれの発表もすばらしいものでしたが、特に私の心に響いたのは、伏木高校書道部が書いた「何度でも挑め!可能性は無限大」という言葉でした。発表作品を書き終えた5名の生徒は、作品を手掛けること自体が挑戦だったとし、「失敗を恐れず挑戦してください」と、会場に向けて涙ながらに訴えていました。この精神は、まさにこれからの市政運営にも活かすべきものです。希望ある高岡の将来を見据え、失敗を恐れず挑戦することが大事だと改めて決意しました。

合併後これまでの20年の間には様々な課題に直面しながらも、市民の力と地域の絆によって、新高岡市としての歩みを着実に進めてまいりました。この先の10年、そして更にその先へと、先人より引き継いできたバトンを、胸を張って次の世代に繋いでいかなければなりません。そのために、市民との対話を重視しながら、良いものは更に伸ばし、また、変えるべきものは変えることにより、チェンジを実現してまいります。

また、記念式典の他にもこの秋には、市内各地で大型イベントが数多く開催され、多くの方々にご参加いただきました。これらのイベントが地域や住民の一体感を創出し、市内外の人々の交流を促進するとともに、高岡を知り、好きになってくれる関係人口の増加に繋がることを大いに期待しています。本市としては、市民参加型の取組が市民全体を巻き込んで、更なる高岡の魅力向上につながるよう、今後とも地域の活性化を図ってまいります。

二 市政運営の基本姿勢について

本市の財政状況は、近年の物価高騰に加え、予期せぬ自然災害に見舞われ、先行きが不透明になっていますが、山積する課題に迅速かつ円滑に対応していかなければなりません。そして、その最優先課題は、令和6年能登半島地震からの復旧・復興です。

市長就任のときから「地下水位低下工法」による液状化対策の「住民負担ゼロ」を表明してきました。今年9月に、県が液状化対策にかかる経費について、新たな支援を決定し、その後、被災5市が歩調を合わせ「住民負担ゼロ」と打ち出しました。このことは、被災された方々の費用負担への不安が解消され、復興に向けた大きな一歩となります。今後も地域に寄り添いながら、まずは、液状化対策の試験施工実施に向けて着実に進めてまいります。

また、11月には、私自身が会長を務める「高岡市復興会議」を新たに設置いたしました。「新たな復興計画」策定に向けて、専門家や各種団体等の皆様と共に検討していきます。被災された方々が将来にわたり地域で安心して暮らし続けられるよう、復旧から復興へと歩みを進めていきます。

次に、かねてより進めてまいりましたJR城端線・氷見線の再構築事業につきましては、沿線の4つの市が一致団結し、事業費の負担割合について合意に至りました。各市が地域の未来を見据え、覚悟をもって決断したことにより、再構築事業が大きく前進しました。大きな投資となりますが、未来の高岡のために、市民の皆様にもご理解いただきたいと考えています。

市民にやさしい公共交通の実現を目指すため、高岡市と市内交通事業者、専門家を交えた勉強会を立ち上げ、先月27日に第1回の会議を行いました。人口減少社会における利用者の減少や運転手不足など、公共交通を取り巻く環境は非常に厳しくなっており、高岡市全体の利便性向上は待ったなしだと思っています。市内交通事業者と新たな施策について議論を進めてまいります。

人々の暮らしを良くするためには、ヒトへの投資や夢のある投資を優先に進めていくべきと考えています。まずは、令和7年4月1日以降に市内で誕生した0歳児のいる全ての世帯を対象として、おむつ券の給付を開始したところです。赤ちゃんの誕生を祝うとともに、子育て家庭の経済的負担を軽減し、安心して子どもを産み育てられる環境づくりに取り組んでまいります。

安心・安全なまちづくりには、安定的な医療体制が不可欠であり、医療改革も避けては通れません。全国的に病院経営が極めて厳しくなっております。高岡市民病院においては、経営改革に乗り出してはいますが、これまでの手法から一歩踏み出した取組を実施する必要があります。昨年度設置した「持続可能な高岡市民病院のあり方検討会議」において大詰めの議論がなされたところであり、年内には提案書が提出される予定です。持続可能な地域医療体制を構築できるよう、全身全霊をかけて、改革に取り組みます。

さて、現在、本市の10年後の将来像「住みたいまち 高岡」の実現に向け、次期総合計画の策定を進めています。総合計画と言えば、とかく、どの自治体もよく似たものになるのですが、先人が築いた高岡の歴史を踏まえたうえで、高岡市のこれからを、市民の皆様と共に考え実現するための大切な計画にしたいと思っております。今後、市民アンケートを実施し、市民の皆様の意見を反映させてまいります。

私はこれまで市民との対話を重視してきました。この姿勢を貫き、10月から市内各地区に出向き、市政に関わる各分野をテーマに、地域の皆様と語り合う「まちかどトーク」を実施しております。「まちかどトーク」では、地区ごとの男女別年齢別人口の推移をお示ししたうえで、その地域の課題やその地域のありたい姿について、私と住民の皆様とで議論をしております。こうした市民との対話を通じ、市民主体のまちづくりを進めてまいります。

これから来年度の予算編成作業が本格化します。市民の皆様からお預かりした税金は、市民を一番に考え、市民のために使うという意識を強く持って、予算編成を進めます。

本市が直面する様々な課題に目を背けることなく、乗り越えていかねばなりません。「明日の高岡市は、今より良くなる」という希望を持って、ひたむきに挑戦を続けていきます。

第二 提出議案について

次に、ただいま上程されました予算議案9件、条例議案9件、その他議案16件の合わせて34件についてご説明申し上げます。

議案第107号から第115号までは、一般会計及び特別会計の補正予算です。

補正予算の規模は、

一般会計 53億2,797万8千円の増額

特別会計 2億4,468万9千円の増額

合計 55億7,266万7千円の増額です。

今回の補正予算の主な内容について、ご説明申し上げます。

去る8月6日からの大雨で被害を受けた農地や林道に係る復旧工事に必要な予算を確保します。

併せて、令和6年能登半島地震からの復旧・復興を迅速に行うため、農業用施設の復旧工事及び公費解体に必要な予算を増額します。

また、伏木中学校及びこまどり支援学校の体育館に、学校体育館としては初めて空調設備を設置します。

次に、庁舎整備に関する令和8年度の市民アンケート実施に向けて、市民に分かりやすい形で庁舎のあり方や整備パターンを示すため、最新の概算整備費等を調査・整理します。

加えて、「高岡古城公園景観再生プロジェクト2025」への寄附を活用させていただき、樹木整理を前倒しして実施します。

そのほか、償還可能な市債の繰上償還を行い、将来の公債費負担の軽減を図ります。

続きまして、議案第116号から第140号までの条例その他議案について申し上げます。

条例議案につきましては、多様化する教育課題に対応するため新たに設置する高岡市教育総合支援センター条例の制定など、9件を提案しております。

その他議案につきましては、伏木中学校区小中一貫校の開校に向けた校舎の増築及び改修に係る工事請負契約の締結など、16件を提案しております。

以上、提出いたしました諸案件についてご説明申し上げましたが、何とぞ慎重ご審議の上、ご賛同いただきますようお願い申し上げます。

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