Vol.45 この夏の災害と、諦めないこと

更新日:2026年09月03日

ページID : 14277

高岡市議会9月定例会が始まりました。初日の提案理由で「市政の運営にあたって」と題した冒頭部分について、6つのパートに分け、わかりやすい言葉で表現しました。

皆様にお伝えします。

この夏は、大きな災害が相次ぎました。熊本県の地震、千葉県の大雨です。これらの災害により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、ご遺族に心からお悔やみを申し上げます。

また、福井県では、8月29日から30日にかけての記録的な大雨により、甚大な被害を受けました。

高岡市でも、8月27日から28日にかけて、レベル4大雨危険警報とレベル4土砂災害危険警報が発令され、激しい雨に見舞われました。線状降水帯の発生を受けて直ちに災害対策本部を設置し、土砂災害の避難指示を発令、10地区9か所の避難所を開設しました。市内では土砂崩れが発生し、住宅の床上・床下浸水などの住宅被害も発生しました。被災された全ての方々に、心からお見舞いを申し上げます。

この大雨による被害を受け、富山県と石川県において、本市を含む8つの自治体に災害救助法が適用されました。インフラの復旧と生活再建に向けた早急な支援を準備するよう指示しました。被害の全容は今も定かではありません。被災された方の暮らしを第一に、躊躇することなく迅速に対応してまいります。

この地震と大雨を踏まえて、災害時における市長としての重責を改めて痛感しました。何より命を救うことが大事です。「防災の日」の9月1日には、高岡市医師会と医療救護の災害協定を結びました。かねて医師会からご提案いただいていたもので、大規模災害時にも医療救護活動がより迅速かつ円滑に進められます。

一方で、夏の避難所の暑さ対策について改めて考えなければいけません。市立学校の体育館は、空調整備はこれからです。しかし、災害は時期を選んでくれません。空調のある普通教室も含めた避難所のあり方について、現場となる学校と協議するよう担当部局に指示しました。今ただちにできる最善の策は何か、引き続き考えてまいります。

この夏、高岡商業高校野球部から「諦めない」ことの大切さを学びました。甲子園では強豪校を相手に厳しい展開が続きました。それでも最終回、執念で1点をもぎ取りました。アルプススタンドも大興奮。「最後まで諦めない」。それは市政運営にも当てはまります。人口減少をはじめ、難しい課題もありますが、決して諦めません。

伏木地区では、令和6年能登半島地震で被災し公費解体された自治会公民館の再建に向けた取組を支援します。曳山祭の山宿(やまやど)や獅子舞の練習などが可能となります。

公費解体された住宅跡地では、地域住民が高校生や大学生と植えたひまわりが、8月に花を咲かせ、住民などが集まる憩いの場となりました。

10月には、令和9年度の予算編成方針を発表します。新たな総合計画が始まる、重要な年です。市民の皆様からお預かりした税金は、市民のために最大限活用する。その意識を強く持って、「住みたいまち 高岡」の実現へ、着実な一歩を踏み出します。