Vol.41 「前例にとらわれず、挑め」—高岡市職員のチャレンジ精神に敬意

更新日:2026年07月27日

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7月14日、15日の2日間にわたる出張を終え、帰りの新幹線の中で、いま、高岡市職員の「チャレンジ精神」が確実に高まっていることを、つくづく実感しています。

 

今回の出張は、本来であれば「14日に京都で文化庁への要望活動を行い、15日に東京で全国市長会に出席する」という、通常の2つの公務をこなす日程でした。しかし、やる気あふれる職員たちは、そこに素晴らしい「プラスアルファ」の企画を仕掛け、実現してくれたのです。

 

14日:京都で結ばれた「雨晴」の縁と、松井京都市長との対談

14日、京都市内で松井孝治京都市長との対談が実現しました。これも職員が自発的に企画したものです。

実は、高岡市と京都市には深い歴史的つながりがあります。

 

国の重要有形民俗文化財に指定されている「高岡御車山(たかおかみくるまやま)」、重要無形民俗文化財に指定されている「高岡御車山祭の御車山行事」。その始まりは天正16年(1588年)、豊臣秀吉が後陽成天皇を聚楽第に迎える際に使用した御所車を、加賀藩祖・前田利家が拝領し、のちに高岡開町の祖である息子の前田利長が町民に与えたこととされています。京都の「祇園祭の山鉾」と「京都祇園祭の山鉾行事」などと並び、「重要有形民俗文化財」と「重要無形民俗文化財」の両方に指定されているものは、全国でわずか5件しかない大変貴重な文化財です。そして、どちらの祭りも文化として根付き、日本が世界に誇るユネスコ無形文化遺産※なのです。

 

この歴史的な「ご縁」が、現代にまた新しく紡がれました。貴重なお時間をいただいた松井市長に、心より感謝申し上げます。

 

15日:東京・高輪で始動した、日本郵政との「全国初」の挑戦

翌15日は、全国市長会の終了後、日本郵政グループがJR高輪ゲートウェイ駅近くに開設した「POSTUDIO(ポスタジオ)」へ向かいました。同所では、本日から10月15日までの3ヶ月間、高岡市の魅力発信と移住相談イベントがスタートしています。

会場の巨大スクリーンには、雨晴海岸や高岡古城公園、高岡大仏などの美しい映像が映し出され、高岡の銘酒「勝駒」や、誇るべき銅器・漆器・錫製品がずらりと並んでいました。現地と高岡の移住コンシェルジュをオンラインで結び、リアルタイムで相談に応じる体制も整っています。

 

今回の取り組みは、来場者が実際に高岡を訪れたり移住相談をしたりといった「実績」に応じて日本郵政へ報酬を支払う「成果連動型民間委託契約(PFS)」を活用しています。日本郵政グループにとっても「初めての試み」となるこの先進的なコラボレーションは、高岡市職員自らが日本郵政側に提案し、持ちかけて実現したものです。

 

日本郵政の常務執行役員・砂山直輝さんは、全国2万4,000の拠点を念頭に、「地方に移住者が増えて元気をもたらすことは、我々にとっても重要。高岡市との連携は、新たな挑戦です」と力強い言葉をかけてくださいました。

「日本で最もチャレンジする市役所」を目指して

私は昨年7月14日、高岡市長として初登庁した際、職員に向けて「前例にとらわれず、挑戦してほしい」と訴えました。

 

あれからちょうど1年。

 

今回の出張で職員が見せてくれた自主的なアクションは、まさに市役所が変わりつつある何よりの証です。自ら考え、行動し、新たな価値を生み出す職員たちの姿を、私は非常に誇らしく、心から敬意を表します。

 

私たちはこれからも、「日本で最もチャレンジする市役所」を目指し、一歩一歩進んでまいります。

 

※「京都祇園祭の山鉾行事」は2009年にユネスコ無形文化遺産に登録済み。加えて、2016年に国の重要無形民俗文化財として指定されている18府県にわたる33行事を一括申請し、「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録された。

高岡御車山祭の御車山行事は全国の「山・鉾・屋台行事」の一つ。