Vol.28「歴史・文化で金沢を学ぶ」

更新日:2026年04月13日

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市長に就任して8カ月経ちました。金沢市に多くのことを学ぶべきだと改めて実感しております。ともに戦災にあっていなく、古い町並みが残されています。高岡市は歴史・文化都市という点では、金沢市に負けません。

 

私は金沢市を改めて訪れました。

ここで、金沢市について、以前執筆した文章をご紹介します。

 

目当ては、金沢城近くの「しいのき緑地」の視察です。ここは、県庁跡地でした。1993年当時の中西陽一石川県知事は、老朽化のため移転を表明しました。元市長の山出保さんの著作「金沢を歩く」によれば、地元では、空洞化を招くとして反対意見が出ました。

その後NHK金沢放送局から、この地に移転したいという申し出がありました。この移設には高さ50メートルのアンテナも伴います。市の景観条例では、15メートルまでとなっています。商店街からは歓迎する声もありましたが、金沢市景観審議会では、「基準を超えるアンテナの設置は認められない」と判断したのです。山出さんも市長として、審議会の判断は妥当との結論を出しました。

 

山出さんは「何もつくらないことこそ見識」と主張し、中心部に金沢城の石垣が見える緑地ができたのです。私自身、実際に行ってみて、この広大な緑地に感銘しました。石垣が見えると、歴史を感じ、ワクワクしますね。「歴史と文化」を守るという山出さんの判断は正しかったと思います。やはり、まちづくりは、市長の判断次第ですね。

 

一方、高岡市には、瑞龍寺、勝興寺の2つの国宝があります。重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)は、「山町筋」「金屋町」「吉久」と3つあります。そして、高岡市には高岡古城公園があります。

だからこそ、私たちはこうした先人が築いてくれたものを大切にしなければなりません。歴史・文化こそが高岡市の最大の強みなのです。

 

力を入れているのは、高岡古城公園の磨き上げです。前田利長公が築いた高岡城跡の公園です。日本100名城です。もっと景観をよくしなければなりません。景観再生事業も、加速しなればなりません。

就任直後に、二の丸にあった工事用バリケードを撤去しました。市民会館の解体工事の際に、使われていたバリケードですが、二の丸の遺構確認調査が完了したことから、令和7年9月に撤去しました。その時、念頭にあったのは、景観にこだわる金沢市です。

歴史・文化、さらには景観を大切にしながら、「風格ある高岡」を目指します。

(引用文献)

・山出保著「金沢を歩く」株式会社岩波書店,2014年第1刷発行

・Japan-In-depth,「 「高岡発ニッポン再興」 その90 50年前から準備・・・北陸新幹線開業に向け」, https://japan-indepth.jp/?p=76802 ,令和8年3月27日取得