Vol.8 新高岡市誕生20周年記念式典が11月1日に開かれました
新高岡市はちょうど20年前の2005年11月1日、旧高岡市と旧福岡町が合併して誕生しました。
合併の当時、私はテレビ朝日の記者。
当時高岡市にはいませんでしたが、自治体が合併するのは、簡単ではないことは容易に想像できます。
平成の大合併の時期です。いろいろ模索する中、旧高岡市と旧福岡町が合併したと聞いています。
当時の高岡市民と福岡町民の心を一つにしなければなりません。それにはリーダーシップが欠かせません。


第1部。私はまず式辞で、当時の高岡市長である橘慶一郎衆議院議員、当時の福岡町長である石澤義文名誉市民のご苦労に触れました。
「合併には住民の皆さんの、大きな決断が必要であったかと思いますが、それを実現に結び付けることができたのも、当時の高岡市長である橘衆議院議員、当時の福岡町長である石澤名誉市民のご尽力があったからこそであり、あらためて敬意を表します。」
今後我々が直面する大きな課題は、人口減少です。
人口減少を踏まえながら、行政運営しなければならないのです。
時には、今までのやり方をチェンジしなければなりません。式辞ではこうした思いも盛り込みました。
「今後は人口減少や少子高齢化が進むことが見込まれる中にあって、公共交通、医療、公共投資、子育て・教育、産業振興など様々な分野において、解決すべき課題は、山積しております。
しかしながら、そういったことから目を背けることなく、乗り越えて、私たちのまち高岡をさらに飛躍させていけるものと信じています。」

さて、第2部では、未来を担う子どもたちが主役です。
まずは「夢を描く」書道パフォーマンス。
袴を着た富山県立伏木高等学校書道部の生徒は舞台上で、書道パフォーマンスで大きな紙に筆を走らせました。
真ん中に大きな「夢」という文字。力強い筆致です。
そして、「何度でも挑め!可能性は無限大」という文字を添えてありました。
いい言葉ですね。失敗してもいい。挑戦することこそが大事なのです。
書道部の生徒たちは、地震の被害を受けた伏木地区を活気づけたいという思いで、昨年度から県内各地のイベントで書道パフォーマンスを披露しています。
そして、次は、夢を語る「夢発表会」。
川並芽依さん(五位中学校3年)は「安心・安全な家を造る大工」になりたいと、立浪慎一郎さん(国吉義務教育学校9年)は、「命を大切にする農家」になりたいと発表しました。
夢を実現するための具体案をお話されました。論理構成がしっかりしており、私も驚きました。
今年度、高岡市では、中学校、義務教育学校、特別支援学校すべての3年生、9年生が、進路学習の一環として、自らの進路や生き方について考え、各学校で発表しています。
このうちの代表がこのお2人です。
そして、「夢を応援する」吹奏楽演奏です。こちらは、芳野中学校吹奏楽部の生徒が演奏してくれました。
素晴らしい演奏、こちらも感動しました。ありがとうございます。
夢に向かって進む人々へのエールとして、演奏してもらいました。
芳野中学校は、全国吹奏楽コンクールに9回出場するなど、高い評価を受けています。
旧高岡市と旧福岡町の合併。過去20年を振り返るだけではなく、子どもたちの夢も取り入れた20周年記念式典。
夢を抱き、未来に向かって進む、そしてそんな子どもたちを応援するまち。高岡がそうあり続けるよう市民の皆さんと共に歩んでいきたいと思います。
演出やコンセプトを考え、実行した高岡市役所の総務課を中心とする職員に賛辞を贈りたいですね。
ありがとうございます。





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更新日:2025年11月12日