Vol.7 私が大いに期待している商品があります
私が大いに期待している商品があります。「富山県 高岡米粉」です。10月1日から販売されました。

高岡市とJAいなば(小矢部市)で共同企画したJAいなばのオリジナル商品です。
私が期待する理由は、この米粉の実力を知っているからです。私は米粉パンについておいしくないというイメージを持っていました。しかし、そのイメージが一変しました。

(2023年7月撮影)
きっかけは、2023年7月の市議時代の視察です。
視察したのは、大阪府八尾市にある製造所で、米粉パンを食べたのです。美味しかったです。シフォンケーキもふんわりとして、軽い感じです。カロリーも低そうで、ヘルシーな味わい。カヌレも程よくしっとりしていました。
これと同じ機械で米粉をつくっているのが「富山県 高岡米粉」なのです。従来の米粉をつくる機械より、粒子が細かい米粉ができるのです。それがうまさの秘密です。
米粉でいろいろな料理ができます。小麦粉に代わる食材になるのです。パスタやお好み焼き、さらにはてんぷらやから揚げの衣にも使うことができます。米粉は、小麦粉に比べ油の吸収率が低く、フライ料理にすると、さっぱりとしたヘルシーな味になります。
米粉が脚光を浴びるもう一つ大事なキーワードがあります。「グルテンフリー」です。小麦粉にはグルテンというたんぱく質が入っています。
グルテンが入っていない食生活。パンや麺類にはグルテンが入っていますが、「グルテンフリー」を実践すれば、健康や美容にいいと言われ、欧米で大ブームなのです。
火付け役は、テニスのジョコビッチ選手です。「グルテンフリー」の食事法に変えたところ、体調が良くなり、世界ランキング1位を獲得したというのです。このため、世界では、グルテンフリー市場は急拡大しています。
日本を旅行する欧米のセレブたちは「日本食を食べ歩いていれば、グルテンフリーでいける」と喜んでいるそうです。高岡にも好機到来です。
今後、インバウンドの時代、多くの外国人富裕層が「富山県 高岡米粉」でできたパスタやパンを喜んで食べる時代が到来するのではないでしょうか。
私は米粉普及のために、動くことも考えています。
新潟県では、食料自給率の向上を目指して輸入小麦の10%以上を国産米粉に置き換える運動、にいがた発「R10プロジェクト」を平成20年から全国に向けて発信しています。Rというのは、「Rice」の意味です。
高岡でも、誕生したばかりの米粉ブランド「富山県 高岡米粉」をまずは市民の皆様に広く知っていただき、そして、どんどん使っていただきたいと思っており、こうした動きも参考にします。
「富山県 高岡米粉」については、道の駅万葉の里高岡と道の駅雨晴、JAいなば経済センターで販売を始めています。
今月中に高岡市ふるさと納税返礼品としても登録されます。
更新日:2025年10月14日