令和6年高岡市議会4月臨時会

更新日:2024年04月17日

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第1 はじめに

令和6年4月臨時会の開会にあたり、一言申し上げます。

はじめに、4月3日に台湾東部において発生した地震について、昨年訪問いたしました際に多くの歓迎とおもてなしをいただいた台北(たいぺい)市および(まん)()区をはじめ、大きな被害が出ているとの報に接し、心よりお見舞い申し上げます。

1月1日に発災した令5年能登半島地震について、本市ではこれまで復旧・復興のため、3度にわたる専決処分をはじめ、令和5年度3月補正予算、令和6年度新年度当初予算で合わせて約27億円の対策事業費を計上し、迅速な対応に努めてまいりました。

また、被災地域の着実な復旧・復興のため、先月末には高岡市震災復興計画を作成し、復旧・復興ロードマップをお示しするとともに、4月1日からは庁内に災害復旧推進グループを発足させるなど、取組を進めてきたところです。

一日も早い復旧・復興に向け、引き続き国・県の被災者生活再建支援制度と連携を図るとともに、本市の状況を踏まえた独自の支援制度についても取組を実施してまいりますので、議員各位には、引き続き格別のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

第2 提出議案について

次に、提出いたしました予算議案3件、条例議1件、報告案件1件についてご説明申し上げます。

議案第75号から第77号までは、一般会計及び特別会計の補正予算です。

補正予算の規模は、

一般会計 22億2,241万3千円の増額

特別会計 16億2,479万2千円の増額

総計 38億4,720万5千円の増額です。

今回の補正予算では、令和6年能登半島地震による液状化対策をはじめとする被災者支援や国の災害査定を受けた公共インフラ等の復旧工事、公共施設の修繕等について必要な経費を計上します。

以下、その主な内容について、ご説明申し上げます。

液状化対策をはじめとする被災者支援については、液状化被害を受けた一部損壊以上の木造住宅の建替えや改修費用への助成のほか、耐震診断を実施する際に要する費用に対する助成を行います。

さらに、耐震化を行わない住宅や非木造の住宅等の沈下傾斜対策工事等への助成のほか、地域コミュニティ再生に向け同一中学校区内で転居した世帯の引越費用に対する助成を行います。

併せて、空き家を賃貸活用するための改修費について、被災された方が入居する場合の支援の拡充を行います。

また、被害を受けた自治会公民館の建替えや修繕のほか、耐震化に要する費用に対し支援を行います。

加えて、地域において自主的に地域災害復旧活動を行った自治会へ補助金を交付します。

そのほか、国の災害査定を受けた下水道や道路等の公共インフラの復旧や公共施設の修繕を行います。

議案第78号は、災害対策基本法等に基づき国、都道府県、他の市町村等から職員派遣を受けた場合の災害派遣手当について、技能労務職員及び上下水道局企業職員への支給の規定を整備するため、高岡市技能労務職員の給与の種類及び基準に関する条例及び高岡市上下水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の改正を行うものであります。

報告第4号につきましては、専決処分に係るもので、地方税法の改正に伴う、高岡市市税賦課徴収条例の一部改正であります。

以上、提出いたしました諸案件についてご説明申し上げましたが、何とぞ慎重ご審議の上、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。

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