下水道の役割
1.下水道の役割
自然には、汚れた水をきれいにする力があります。しかし、その力はあまり強くありません。
人がおおぜい集まると、川や海に汚れた水がたくさん流れて行きます。そうなると、自然の力だけではきれいな水にもどせません。川や海がどんどん汚れていってしまいます。
私たち人間が汚した水は、私たち自身がきれいな水にして、川や海にもどさなければなりません。
その役割をしているのが下水道です。
街がきれいになります。
側溝や排水路がきれいになり、いやな臭いもなくなります。
街が清潔で快適になります。

川や海がきれいになります。
家庭や工場などの汚水は、処理場できれいにして流しますので、美しい川や海がもどってきます。

水洗トイレが使えて快適です。
清潔で臭いのない水洗トイレが使えるようになり、幼いお子様やお年寄りでも安心して使用できます。

2.下水道の仕組み

3.正しい使い方
下水道は正しく使いましょう
私たちが使用している下水道は、快適な生活を確保するための大切なものです。「少しぐらいなら…」と軽い気持ちで流してしまうものの中には下水管を詰まらせたり、傷めたりするものが数多くあります。

台所などからごみを流すと下水道管を詰まらせたり、悪臭の原因になります。

トイレに紙オムツや衛生用品などを流すと下水管を詰まらせます。

薬品や調理用油、灯油等は流すと、下水処理場の処理に支障をきたします。
4.高岡の下水道
高岡市の下水道事業は、昭和11年、中心市街地の雨水対策を図るための基礎調査に着手したことがはじまりとされています。
当時は、降雨のたびに市街地に雨水が溢れ出し、浸水被害が発生しました。しかし、第二次世界大戦により工事が見合わせられ、終戦間もない昭和24年に、富山県で最初の公共下水道事業に工事着手しました。
高度経済成長期を迎えた昭和30年代には、工場の立地に伴う河川の汚濁が進み、下水道は市街地の環境整備だけでなく、河川等の水質保全にも対応することが求められ、その役割は一層重要なものとなりました。
現在、公共下水道、特定環境保全公共下水道、都市雨水排水整備など、地形的、社会的条件に応じてさまざまな下水道事業に取り組んでいます。
下水道普及状況[令和6年3月31日]
- 下水道普及率:95.2%(注釈:農業集落排水を含む)
- 水洗化率:95.8%
区分 |
行政区域(A) |
処理区域(B) |
水洗化(C) |
---|---|---|---|
面積 |
20,958ヘクタール |
4,556ヘクタール |
|
人口 |
163,248人 |
155,459人 |
148,925人 |
区分 | 内容 |
---|---|
処理区域: |
下水道を利用できる区域 |
普及率(%): |
下水道を利用できる人の割合(B÷A×100) |
水洗化率(%): |
下水道を利用できる人のうち下水道を利用している人の割合(C÷B×100) |
参考
汚水処理人口 157,711人
更新日:2024年09月06日