鉛製給水管
鉛は軟らかく加工が容易であることから、道路に埋められている水道管(配水管)から、各家庭に水を引き込む給水管の材料として全国的に使われてきました。しかし、鉛製給水管は漏水が多く、水に微量の鉛が溶け出すおそれがあることから、平成2年度より、高岡市で布設する給水管はステンレス製に切り替えました。
水道水中の鉛の水質基準
平成15年に改正された現行の水道水中の鉛濃度の水質基準は1リットルあたり0.01ミリグラムとなっており、これは毎日飲んでも健康に影響がない数値として定められたものです。通常であれば、鉛給水管を利用していても、この水質基準をこえることはありません。
朝一番の水道水は、飲み水以外にお使いください
しばらく使用されなかった水道管内に長い間留まっていた水は、消毒用の塩素が少なくなったり、配管内部の鉄さび等で濁ったり、鉛製水道管からごく微量の鉛が溶け出すことがあります。通常利用しているときに上で挙げた水1リットルあたり鉛含有量0.01ミリグラム以下という基準を超えるようなことはなく、安全性に問題はありませんが、念のため、朝一番や旅行などで長い間留守にした後に最初に出す水は、出し始めた最初のバケツ1杯程度をトイレや散水等でお使いすることをお勧めしております。
鉛給水管の交換を随時行っています
平成29年3月に策定した高岡市上下水道ビジョンに基づき、高岡市上下水道局では、老朽化した鉛給水管の交換を随時進めています。令和8年度までに、市内全域の給水管の取替えを完工する予定です。
更新日:2024年03月25日