浸水・水害時の衛生対策と消毒方法

更新日:2024年03月25日

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大雨などで家屋等が浸水すると、細菌が増え、感染症や食中毒が発生しやすくなります。
浸水被害が発生した際には、次のとおり、衛生対策を行いましょう。

床下浸水の場合

土砂等を取り除いた後、水道水で洗い流し、しっかり乾かすことが重要です。

床下に流れ込んだ土砂や水分が残っている場合、その湿気により、家の基礎や土台(床組)などに影響が出る場合があります。

  • 汚泥や不要なものなどを片付けます。
  • 庭木や外壁についた泥は、水で十分に洗い流します。
  • 床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くします。
  • 床下はスコップや流水を用いて汚泥を取り除いた後、ぞうきんなどで水気をなくし、扇風機などにより強制的に換気し、乾燥させます。

床上浸水の場合

室内は、食事や睡眠など生活を行う場所のため、泥や汚れを十分に取り除いた後、消毒をします。(下記「消毒の手順」参照)

  • 水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付けます。
  • 汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、ぞうきんで水拭きするなどします。
  • 食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流します。
  • 食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取ります。

食中毒、感染症の予防

  • 調理や食事の前、トイレの後などは、しっかりと手を洗いましょう。
  • 水に浸かった食品や、停電により保存温度が保てなかった要冷蔵・冷凍食品は破棄しましょう。
  • 体に異常を感じたら早めに医療機関で受診しましょう。

消毒の手順

消毒の前に十分清掃しましょう!

  1. ほこりから目や口を保護するため、ゴーグル・マスクを着用しましょう。
  2. 清掃中のケガ予防に、手袋・底の厚い靴などを着用しましょう。
  3. ドアと窓をあけて、しっかり換気しましょう。
  4. 汚泥は十分に取り除き、しっかり乾燥させましょう。

主な消毒液と使用方法

ゴム手袋・長靴、ゴーグル等を着用して作業しましょう。

  1. 次亜塩素酸ナトリウム
    →汚染の程度がひどい場合、長時間浸水していた場合に使います。
  2. アルコール、塩化ベンザルコニウム
    →色あせ、腐食などにより次亜塩素酸ナトリウムが使用できない場合に使います。
消毒液の対象と使い方
消毒液

対象と使い方
食器類・流し台・浴槽

対象と使い方
家具類・床

次亜塩素酸
ナトリウム

(家庭用塩素系漂白剤でも可)

0.02%に希釈する

  1. 食器用洗剤と水で洗う。
  2. 希釈した消毒液に5分間漬けるか、消毒液を含ませた布でふき、その後水洗い・水拭きする。
  3. よく乾燥させる。

0.1%に希釈する

  1. 泥などの汚れを洗い流すか、ぞうきんなどで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
  2. 調整した液を浸した布などでよくふく。
  3. 金属面や木面など色あせが気になる場所は、水で2度拭きする。
消毒用アルコール

希釈せず、原液のまま使用する

  1. 洗剤と水で洗う。
  2. アルコールを含ませた布でふく。
  • (注意)70%以上のアルコール濃度のものを使用する
  • (注意)火気があるところでは使用しない

希釈せず、原液のまま使用する

  1. 泥などの汚れを洗い流すか、ぞうきんなどで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
  2. アルコールを含ませた布でふく。
  • (注意)70%以上のアルコール濃度のものを使用する
  • (注意)火気があるところでは使用しない

10%塩化
ベンザルコニウム
(逆性石けん)

0.1%に希釈する

  1. 泥などの汚れを洗い流すか、ぞうきんなどで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
  2. 調整した液を浸した布などでよくふく。

0.1%に希釈する

  1. 泥などの汚れを洗い流すか、ぞうきんなどで水拭きしてから、十分に乾燥させる。
  2. 調整した液を浸した布などでよくふく。

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