木造住宅等が密集する地域での火災
平成28年12月22日に発生した新潟県糸魚川市の火災は140棟以上の住宅等を焼損し、多くの被害をもたらしました。
この地域は糸魚川市の中心部で、木造住宅等が密集しており、当日は強風で飛び火により火災があっという間に広まりました。
消火活動は困難を極め、鎮火までに30時間以上を費やしました。
本市にも木造住宅等が密集する地域が多くあり、一度火災が発生すると被害が大きくなってしまうおそれがあります。
みなさんのかけがえのない命と貴重な財産を守るため、日ごろから火災予防に気をつけましょう。
木造住宅等が密集する地域の特徴
- 道路幅が狭い。
- 行き止まり道路が多い。
- 老朽化した建物が多い。
- 敷地が狭い。
- 居住者が高齢化している。
木造住宅等が密集する地域での火災の特徴
- 消防車両や隊員の進入がしにくい。
- 消火活動や避難において障害となる要因が多く存在している。
- 建物が近接して連立していることから、延焼拡大も早い。
- 広域の火災になり、人的・物的被害が大きくなる可能性が高くなる。

防火対策
まずは火災を出さないことが大切です。以下のことに注意しましょう!
- コンロの火をつけたままその場を離れない。
- コンロやストーブの周りには燃えやすいものを置かない。
- ストーブは火を消してから給油する。
- コンセントはこまめに掃除し、タコ足配線はしない。
- 電気コードの上に重たいものを乗せない。
- 家の周りに燃えやすいものを置かない。(放火対策)
- 寝たばこはしない。吸殻は濡らしたりして確実に消火してから捨てる。
火災が発生したときに備えて…
- 隣近所の協力体制をつくる。
- 自治会、自主防災会等の訓練、防火・防災講習会に参加する。
- 消火器を設置する。
- 住宅用火災警報器(無線連動型をおススメします)を設置する。(詳細)
- 定期的に住宅用火災警報器のテスト、掃除を行う。
- 自分の住んでいる地域の現状を確認する。
消防本部、各消防署では自治会、自主防災会等を対象に防火講習を行っています。実施されたい方はご相談ください。(詳細は下記リンク参照)
更新日:2024年03月25日