「ものづくり・デザイン科」目標と授業内容
目標
高岡の伝統的な技法を生かした作品に触れたり、つくったりする活動を通して、ものづくりへの見方・考え方を働かせ、未来に向けて心豊かな生活を創造していく資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
目標と授業内容
小学校:第5学年・第6学年
1.目標
- 高岡の伝統工芸や産業の特色、主な製作工程を理解し、伝統的な技法を生かした作品をデザインしたり、製作したりできるようにする。【知識及び技能】
- 作品の形や色、用途を考えて発想・構想し、自分の思いに合うよう工夫して表現できるようにする。【思考力・判断力・表現力】
- 高岡の伝統工芸や産業に関心をもち、ものづくりの素晴らしさを感じ取るとともに郷土を愛し、心豊かな生活を創造しようとする態度を育てる。【学びに向かう力・人間性等】
2.内容
(1)第5学年
高岡の伝統的な技法を生かした作品を見学したり、デザインしたりする活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
- ア 高岡の伝統工芸や産業について調査・見学し、その製作工程や特色等について理ほぐする。
- イ 作品の形や色、用途を考え、自分の思いに合わせてデザインする。
- ウ 伝統的な技法を生かした作品のよさを感じ取り、自らデザインする喜びを味わう。
(2)第6学年
高岡の伝統的な技法を使った作品を製作する活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
- ア 高岡の伝統工芸の主な製作工程や留意点を理解し、伝統的な技法を生かした作品を製作する。
- イ 使う目的や用途を考え、表し方を工夫する。
- ウ 優れた技術をもつ人々との交流等を通して、ものづくりの楽しさを味わうとともに、意欲的に製作したり鑑賞したりする。
中学校:第1学年
1.目標
- 高岡の伝統工芸や産業の特色、主な制作工程への理解を深め、伝統的な技法を使った作品をデザインし制作できるようにする。【知識及び技能】
- 作品の形や色、用途を考えて発想・構想し、意図に合うよう工夫して表現できるようにする。【思考力・判断力・表現力】
- ものづくりを通して、郷土を愛し心豊かな生活を創造しようとする態度を育て、未来高岡の「まちづくり」を考える素地をつくることができるようにする。【学びに向かう力・人間性等】
2.内容
高岡の伝統的な技法を生かした作品を制作する活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
- ア 高岡の伝統工芸の特徴を生かし、作品の形や色彩、材料の特性や用途を考え、自分の表現意図に合わせた作品を制作する。
- イ 自分のイメージを広げて、用途と美しさが調和したデザインを工夫する。
- ウ ものづくりの見学や体験を通した学びを、将来の高岡の「まちづくり」構想等、新たな価値創造に生かす。
授業時間数
小学校:第5学年・第6学年
- 第5学年年間20時間(図工50時間→45時間、総合70時間→55時間)
- 第6学年年間25時間(図工50時間→40間、総合70時間→55時間)
中学校:第1学年
年間25時間(総合50時間→25時間)
評価の視点及び観点別評価の視点
小学校
1.第5学年
(1)知識・技能
高岡の伝統工芸や産業の特色、歴史を知り、主な製作工程を理解している。
- 伝統工芸品について調査・見学し、用途や美しさを考えてデザインされていることを理解している。
- ものづくりに携わる人々は、伝統工芸や産業を守り受け継ぎ、発展に努めていることを理解している。
(2)思考・判断・表現
作品の形や色、用途を考えて発想・構想している。
- 作品の形や色、大きさ、材料の特徴を考えてデザインしている。
- 使う目的や用途に応じてデザインしている。
(3)主体的に学習に取り組む態度
高岡の伝統工芸や産業に関心をもち、自分の作品づくりに生かそうとしている。
- 高岡の伝統工芸や産業の主な特色や歴史、製作工程等を進んで調べている。
- 調査・体験したことをまとめる活動を通して、伝統を守り受け継ぐ人々の思いを感じるとともに、作品づくりへの意欲を高めている。
2.第6学年
(1)知識・技能
主な製作工程や留意点等を理解し、伝統的な技法を生かして作品をつくっている。
- 伝統的な技法や製作工程を知り、見通しをもってつくっている。
- 材料や用具を、安全面に気を付けて適切に使用している。
(2)思考・判断・表現
使う目的や用途を考え、表し方を工夫している。
- 表現の意図や特徴、作品のイメージ等を絵や文で表している。
- 自分の表したいことが伝わるよう形や色、大きさ等を工夫している。
(3)主体的に学習に取り組む態度
高岡の伝統工芸や産業に関心をもち、意欲的に作品をつくろうとしている。
- 高岡の伝統的な技法を生かしたものづくりの楽しさを味わい、自分なりの思いをもってつくっている。
- 優れた技術をもつ人々の技の素晴らしさや、ものづくりにかける思いを感じ取っている。
中学校
(1)知識・技能
作品の形や色彩、材料の特性や用途を考えて、意図に合わせた作品を制作している。
- 伝統的な技法や制作工程を理解し、自分の表現意図を大切にしながら制作している。
- 材料や用具を安全面に気を付けて適切に使用し、その特性を生かして制作している。
(2)思考・判断・表現
伝統的な技法を生かして豊かに発想・構想し、自分のイメージを広げて表現している。
- 用途と美しさが調和したデザインを工夫し、表現の意図や特徴、作品のイメージ等を文や図で表している。
- 作品の形や色彩、材料のよさや特性を考えたデザインを工夫している。
(3)主体的に学習に取り組む態度
高岡の伝統工芸や産業への理解を深め、意欲的に作品を制作しようとしている。
- 伝統的な技法のよさを味わいながら、自分の表現意図を大切にして意欲的に制作している。
- 見学や体験を通して、ものづくりに携わる人々が地域の伝統工芸や産業の発展に努めていることを感じ取り、郷土を愛し心豊かな生活を創造しようとしている。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 学校教育課
〒933-8601 富山県高岡市広小路7-50
電話番号:0766-20-1449
ファックス:0766-20-1667
更新日:2024年03月25日