高岡市スポーツ施設活用・配置計画
高岡市スポーツ施設活用・配置計画について
近年、住民のライフスタイル及びニーズの多様化や、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大等による社会環境の変化により、市民の健康づくりや生きがいづくりの意識は高まりを見せており、スポーツの果たす役割・意義は一層重要になってきています。
本市では、令和5年4月に「第2期高岡市スポーツ推進プラン」を策定し、スポーツが持つ力を通じて心身ともに健康で元気な「人」を創り、その人々が支え合い、認め合うことにより、明るく元気な活力ある「まち」の創造に取り組んでいるところです。
令和4年度に行った「高岡市民の運動・スポーツに関する実態調査」では、週1回以上スポーツを行っている市民の割合が48.6%で、5年前と比べ17.8ポイント増加しており、市民のスポーツ活動の広がりを見せています。
一方で、スポーツ活動を行う体育施設の状況を見ると、昭和35年に建設され60年以上経過している東洋通信スポーツセンター(市民体育館)をはじめ、他の体育館施設も昭和56年から平成9年に建設され、令和10年から令和26年にかけて耐用年数を迎える状況となっており、今後、これらの施設の全てを維持管理する場合において、改修等費用の増大が避けられない状況です。
また、本市に限らず全国の自治体を取り巻く状況として、人口減少や生産年齢人口の減少に伴う歳入の減少が予想される中、規模・機能性や経済性といった既存施設の現状・課題などについて把握を行うともに、将来にわたり誰もが気軽にかつ快適に利用できる場を確保していくため、効率的に維持・整備・廃止等を検討し、判断していく必要があります。
このような状況の中、令和6年9月に教育将来構想検討会議から提出された「高岡市における体育館施設のあり方に関する検討会議報告書」を踏まえ、「スポーツ環境の充実」「交流拠点としてのスポーツ施設の充実と計画的な整備」「持続可能な施設運営」の3つのテーマについての方針を定め、本市が管理するスポーツ施設の今後のあり方を明確に位置付け、維持・整備・廃止や管理運営方法の方向性を定めました。
計画の期間
前期を令和7年度から令和16年度まで、後期を令和17年度から令和26年度までとした、合計20年間とします。
計画の弾力的な推進
変化の激しい今日にあって、本市を取り巻く社会状況等の変化に柔軟に対応し、取り組みを推進します。また、計画策定後において、社会状況等が大きく変化した場合には、必要に応じて弾力的に計画を見直すこととします。
更新日:2025年08月14日