世界文化遺産登録をめざして
世界文化遺産をめざす高岡市
- 高岡市は富山県と共同で、世界文化遺産登録を目指しています。平成18年度の文化庁の公募に応じて、「近世高岡の文化遺産群」(瑞龍寺・勝興寺・前田利長墓所・高岡城跡)を構成資産とした提案書を提出し、文化審議会世界遺産特別委員会による審議の結果、継続審議となりました。(平成19年1月)
- 「近世高岡の文化遺産群」の構成資産の追加や価値の見直しなどを専門家による研究会議の助言を元に行い、再提案を行いました。(平成19年12月)
- 文化庁による審議結果は、暫定一覧表に記載とはなりませんでしたが、世界文化遺産暫定一覧表候補の文化資産と評価されました。(平成20年9月26日)
- 共同提案者である富山県とともに、「世界文化遺産をめざす高岡市民の会」をはじめとする関係者や市民の皆さんのご理解・ご協力をいただきながら、文化庁から与えられた課題を整理し、引き続き登録に向けて取り組んでいます。
資産の内容(概要)
(1)資産名称
近世高岡の文化遺産群
(2)資産の構成(22件)
- 城下町の遺産群:「高岡城跡」等7件
- 宗教関係の遺産群:「勝興寺」、「瑞龍寺」、「前田利長墓所」等9件
- 商工業都市の遺産群:「山町筋」、「金屋町」等6件
(3)提案者
富山県・高岡市
(4)資産の概要(コンセプト)
高岡は城下町を基盤として、宗教的要素を取り入れながら商工業都市へと転換する近世都市の形成と発展過程を物語る資産が良好に保存されている。そして、文化遺産群を護り伝える思想が、藩主から町民、そして市民へと確実に受け継がれており、我が国における都市の成立と発展の過程を世界に立証する典型的な文化遺産群である。
高岡市の取り組み
登録運動の市民意識の醸成
「近世高岡の文化遺産を愛する会」(会長 高岡商工会議所副会頭)と連携して市民への周知・広報活動を行っています。
「近世高岡の文化遺産を愛する会」の取り組みは次のファイルリンクから
「近世高岡の文化遺産を愛する会」主な取組み (PDFファイル: 126.5KB)
資産の保護・保全、調査研究
国宝瑞龍寺や重要文化財勝興寺、加賀藩主前田家墓所として国史跡指定の答申を受けた前田利長墓所をはじめとする歴史文化遺産の保存・活用に積極的に努め、構成資産の価値を高める事業を実施しています。
(1)主な事業
- 勝興寺修理事業(平成17年度~令和2年度)
- 国宝瑞龍寺保存修理事業
- 山町筋重要伝統的建造物群保存地区保存修理事業
- 金屋町保存対策調査事業
- 歴史的建造物調査事業など
(2)その他主な取り組み
時期 | 主な取り組み |
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令和元年 | こしのくに国府サミットin高岡開催 |
平成30年度 |
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平成29年度 | 登録文化財講習高岡大会開催 |
平成28年度 | 「高岡御車山祭の御車山行事」ユネスコ無形文化遺産登録 |
平成27年度 | 第50回全国史跡整備市町村協議会高岡大会開催 |
平成26年度 | 「高岡城跡」国史跡指定 |
平成25年度 | 高岡城跡シンポジウム開催 |
平成24年度 | 「金屋町」重要伝統的建造物群保存地区選定 |
平成23年度 |
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平成21年度 |
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平成20年度 |
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平成19年度 |
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平成18年度 | 文化庁の公募を受け「近世高岡の文化遺産群」の提案書を提出 |
近世高岡の文化遺産群
更新日:2024年03月25日