高校生万葉短歌バトルin高岡

更新日:2025年08月12日

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全国の高校生による学校対抗団体戦方式の短歌大会です。毎年8月に開催している本戦は、予選を勝ち抜いた8校が古代から伝わる「歌合(うたあわせ)」のルールで試合を進め、高校生短歌日本一を決します。自チームの歌を褒め、相手チームの歌を批評する熱いバトルも見どころです。

第10回高校生万葉短歌バトルin高岡 動画・結果

令和7年7月31日(木曜日)に、第10回高校生万葉短歌バトルin高岡を生涯学習センターホールで開催しました。

記念すべき第10回となる今大会は、全国の23校64チームによる厳しい予選を勝ち抜いた8チーム24名の高校生が「万葉のふるさと高岡」に集結。自チームの歌を褒め、相手チームの歌を批評する熱いバトルを繰り広げました。決勝では、前回優勝校である光陵高校と初出場の岩手県立大船渡高校が激突!接戦の結果、岩手県立大船渡高校が見事初出場初優勝を果たしました。市内からは万葉衣装を纏った伏木高校が出場し、惜しくも一回戦敗退となりましたが、高校で学んでいる韓国語や伏木曳山祭、震災復興などを歌に込めるなど伏木高らしい歌で堂々と戦いました。

第10回開催を記念して新設した判者賞は、敗退チームが準決勝や決勝に向けて用意していた本戦では発表できなかった歌も対象とし、3人の判者が各々1点の歌を選出、受賞者に歌の優れた点の講評などを贈りました。

大会の様子は、Youtubeの万葉短歌バトルチャンネルで公開しています。ぜひご覧ください♪

第10回高校生万葉短歌バトル優勝大船渡高校チーム夕星の皆さん
万葉衣装をまとい、本戦1回戦に臨む伏木高校チーム家持の恋人たちの皆さん
第10回高校生万葉短歌バトルにおいてMCと判者を務めていただいた皆さん(写真左から槇谷玲美さん、新谷秀夫高岡市万葉歴史館学芸課長、小島ゆかりさん、佐佐木頼綱さん、坂本信幸高岡市万葉歴史館名誉館長)
高校生万葉短歌バトル前日に行われた万葉故地巡りバスツアーにおいて、雨晴海岸を楽しむ本戦出場校の生徒たち

結果

表彰式で「小島ゆかり賞」を受け取るNHK学園高等学校重黒木さん
  • 優勝 大船渡高校(岩手県)
  • 準優勝 光陵高校(神奈川県)
  • 3位 東京学館新潟高校(新潟県)
  • 3位 盛岡第三高校(岩手県)
  • 優秀賞 星野高校(埼玉県)
  • 優秀賞 飛騨神岡高校(岐阜県)
  • 優秀賞 伏木高校(富山県)
  • 優秀賞 NHK学園高校(東京都)

角川「短歌」編集部賞(最優秀作品賞)

  • 光陵高校 柳原 萌々子さん

題 「本」

タイトルを持たない本のようにしてあなたがいない夏へ踏み出す

判者賞

  • 小島ゆかり賞

NHK学園高校 重黒木 俊陽さん

新緑をみつめていれば芽吹きたり地球となりてぼくのまなこは

  • 佐佐木頼綱賞

盛岡第三高校 窪田 明さん

肺のふちだけ焼けていく本番のラバーの音は乾いたままで

  • 坂本信幸賞

東京学館新潟高校 樋口 舞さん

塩振って枝豆揉めば指の腹ざらりと夏の音立ちのぼる

予選優秀作品はこちら!

【大会は終了しました】「第10回高校生万葉短歌バトルin高岡」7月31日(木曜日)開催!

本戦について

日時

令和7年7月31日(木曜日)10時30分開始

会場

高岡市生涯学習センターホール

(ウイング・ウイング高岡4階)

観戦料

無料

本戦出場校

本戦出場校一覧
高校名 チーム名 所在地

伏木高校

家持の恋人たち 富山県
NHK学園高校 夜明け前

東京都

大船渡高校 チーム夕星 岩手県
光陵高校 ぽばも 神奈川県
東京学館新潟高校 東京学館新潟高等学校 新潟県
飛騨神岡高校 岐阜県立飛騨神岡高等学校文芸部 岐阜県
星野高校 和田南

埼玉県

盛岡第三高校 チームおおとり 岩手県

バトルルール

1チーム(3人)の「トーナメント戦」

先鋒戦、中堅戦、大将戦で勝敗を決定します。

交互に自作の短歌を朗誦、批評しあい、プロの歌人たちによる判者(審判)が勝敗を判定。

2勝以上のチームの勝利となります。

本戦のお題については以下のとおりです。

第10回高校生万葉短歌バトル本戦「題」
1回戦 「音」
準決勝 「本」
決勝 「新」

 

判者(審判)

小島 ゆかり(歌人)

佐佐木 頼綱(歌人)

坂本 信幸(高岡市万葉歴史館 名誉館長)

生配信について

大会当日の様子はYouTubeの万葉短歌バトルチャンネルでも生配信しますので、ぜひご覧ください!

チャンネルはこちらから

過去の大会の様子もご覧いただけます。

予選優秀作品賞が決定しました!

予選では、高校生ならではの感性が光る優れた歌の数々が詠まれました。

その中でも予選審査員が特に評価した歌1首について予選優秀作品賞として表彰しました。

<予選優秀作品賞>

朝7時タバコ吸ってた爺ちゃんが酸素に飽きて宇宙へ行った

茨城県立下館第二高校3年 板谷莉音さん

<審査員講評>

ユーモアを交えつつ死を受け止める姿勢が印象的です。

「酸素に飽きて」という表現に独自の感性が光り、「宇宙に行った」という言葉に悲しみを突き抜けた優しさと想像力を感じました。

【募集は終了しました】「第10回高校生万葉短歌バトルin高岡」参加者募集

第10回大会を記念し、各判者(審査員)が選出した歌に送られる「判者賞」、惜しくも予選で敗退となっても、予選審査員の目にとまったセンスが光る歌に送られる「予選優秀作品賞」新設!皆様のご応募をお待ちしております。

第10回高校生万葉短歌バトル出場者募集チラシ

参加資格

全国の高校生(1校複数チーム応募可能。本戦参加は原則1校1チーム)

応募方法

公式ホームページの応募要項から応募用紙をダウンロードし、必要事項と作品を書いて郵送かファックス、メールでご応募ください。

公式ホームページはこちら「高校生万葉短歌バトルin高岡」(外部サイトへリンク)

・題材自由(未発表の自作短歌)

・1チーム(3名)6首応募(1人2首作成)

応募先

・郵送

〒933-0911 富山県高岡市あわら町13-50

北日本新聞社西部本社「高校生万葉短歌バトル」係

・ファックス

0766-25-7775

・メール

tanka_battle@ma.kitanippon.co.jp

応募締切

令和7年5月20日(火曜日)【必着】

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

文化国際課
〒933-8601 富山県高岡市広小路7-50
電話番号:0766-20-1255
ファックス:0766-20-1666

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