高岡市の概要

更新日:2024年04月01日

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高岡市のマスコットキャラクター「家持くん」と「利長くん」が笑顔で並んでいるイラスト

位置・地勢・人口

高岡市は、本州のほぼ中央で日本海に面する富山県の北西部に位置し、平成17年11月1日に旧高岡市、旧福岡町が合併し誕生しました。
市内の西側は山間地域で西山丘陵や二上山が連なり、北東側は富山湾、東側は庄川・小矢部川によって形成された良質な地下水を有する扇状地が広がるなど、深緑と清らかな水に包まれたとても自然豊かな地域です。日本の渚百選に選ばれた雨晴海岸からは、海越しに3000メートル級の立山連峰の大パノラマを見ることができます。

  • 【面積】209.58平方キロメートル(東西約24.5キロメートル、南北約19.2キロメートル)
  • 【人口・世帯数】高岡市の人口・世帯数
日本の渚百選に選ばれた雨晴海岸から海越しに見える、冠雪に覆われた3000メートル級の立山連峰の写真

雨晴海岸

沿革

南北の交通軸には東海北陸自動車道と能越自動車道が整備され、東西の新しい交通軸には北陸新幹線が開業し(平成27年3月)、また、伏木富山港の総合的拠点港の選定などを機に、飛越能地域の玄関口、環日本海沿岸地域における交流拠点都市として、新たな飛躍を目指しています。
豊富な歴史・文化資産やものづくりの伝統に支えられた歴史都市・高岡の強みをさらに磨き、活かしながら、まちの魅力、存在感を高め、「元気なふるさと高岡」の創造を進めています。

産業

高岡銅器や高岡漆器は、高岡を代表とする伝統産業であり、藩政期以来の長い歴史の中で受け継がれてきた「ものづくりのわざと心」が今もなお脈々と息づいています。先人がつくりあげ洗練させてきた「ものづくりの技」を継承しつつ、アルミ、化学・薬品、紙・パルプなどの近代工業がこの地に根付いています。また、旧福岡町では菅笠作りが有名で、生産量は全国の9割以上を占め、全国一の高品質な菅笠を出荷しています。
現在では、デザイン性の高い新しいクラフト商品が次々と発表され、注目を集めています。

歴史・文化

歴史

市内には二上山ろくから西山丘陵を中心に、桜谷古墳をはじめ多くの古墳があり、県内でも早い時期から人口が多く栄えていた地域です。

奈良時代には伏木の地に越中国府が置かれ、この地方の政治経済の中心地として栄えました。天平18年(746)には、万葉集の代表的歌人である大伴家持が越中の国守として赴任し、在任5年の間に風光明媚な雨晴海岸や二上山などを愛でて詠んだ220首余りの秀歌を万葉集に残しています。

現在の市中心部は、慶長14年(1609)、加賀前田家二代当主・前田利長によって築かれた高岡城の城下町として始まりました。「高岡」の地名は、利長が「詩経」の一節「鳳凰鳴けり彼の高き岡に」から引用し、この地の繁栄を願って名付けたと伝えられています。

その後、一国一城令により高岡城は廃城となりますが、商工業の町として加賀藩の流通経済の一翼を担います。明治維新後は、藩政期に蓄積した富を港や鉄道などのインフラに投資していち早く近代化を進め、日本海側屈指の産業都市となりました。

高岡城跡(高岡古城公園)の全体を上空から撮影した写真

高岡城跡(高岡古城公園)

文化財

市内には、2つの国宝、瑞龍寺・勝興寺をはじめとして、数多くの文化財が残されています。その背景には、産業振興や経済発展の証とも言える、市民と職人の手によって作られた日本三大仏の1つと称される高岡大仏や、明治の商家町である「山町筋」、高岡鋳物の発祥の地である鋳物師町「金屋町」、米商で栄えた「吉久」などの文化資産としての歴史的な町並みが現在まで残っていることが挙げられます。

また、山町筋では毎年5月1日に「高岡御車山祭」が開催され、高岡銅器や高岡漆器などの伝統工芸の粋を集めた豪華絢爛な御車山が曳き回されます。金屋町では、前田利長の命日にあたる毎年6月20日とその前日に「御印祭」が開催され、町流しでは「弥栄節」と呼ばれる作業歌が民謡として歌われています。地域におけるその固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動と、その活動が行われる歴史上価値の高い建造物及び周辺環境により一体的な歴史的風致が形成されている都市であると言えます。

市民憲章

わたくしたちのまち高岡は、美しく豊かな自然に恵まれた越中文化発祥の地であり、先人の知恵と努力により、文物交流の中心地としてめざましい発展をとげてきました。とりわけ、芸術と産業を結びつけるものづくりの伝統は、高岡文化の大きな特色です。
わたくしたちは、このような伝統の上に立って、現代社会の課題に挑戦し、新たな時代を拓く活力に満ちたまちづくりを進めていきます。
そのような願いをこめて、この市民憲章を定めます。

  • 〔水とみどり〕ふるさとの自然を愛し美しい心を育てます
  • 〔伝統と創造〕先人の知恵に学びすぐれた文化を創ります
  • 〔技と生きがい〕技を磨き工夫をこらし広く人々に尽くします
  • 〔共生と活力〕ふれあいのきずなを深め生き生きしたまちをつくります

市章

高岡市の「高」の文字をモチーフに、水や緑と人の姿を重ね、自然と人の光り輝くまちをデザイン化したものです。
いきいきとした人の姿で、市の活気や躍動を表現しています。

水や緑と人の姿を重ねて、高岡市の「高」の文字をモチーフにデザインされた高岡市市章のイラスト

名誉市民

姉妹・友好都市

ミランドポリス市〔ブラジル連邦共和国サンパウロ州〕

姉妹都市提携 昭和49年(1974)10月19日

フォートウェーン市〔アメリカ合衆国インディアナ州〕

姉妹都市提携 昭和52年(1977)4月8日

錦州市〔中華人民共和国遼寧省〕

友好都市提携 昭和60年(1985)8月10日

市の木・花木

【花】かたかご(カタクリ)

紫色に咲くかたかごの花を正面から撮影した写真

【木】つまま(タブノキ)

青空の下で寺社の入り口の隣に立つ、つままの木を撮影した写真

【花木】さくら(サクラ属)

穏やかに流れる川を背景に高岡古城公園内に咲く満開の桜を撮影した写真

高岡古城公園

穏やかに流れる岸渡川に沿って咲く満開の桜を撮影した写真

岸渡川

高岡市民の歌「ふるさと高岡」

雨晴海岸から望む立山連峰を撮影した写真を背景にした 高岡市民の歌「ふるさと高岡」のCDジャケット

新高岡市誕生10周年の節目に、ふるさとの誇りや愛着を育み、心の支えとなる歌となって欲しいという願いを込め、高岡市民の歌「ふるさと高岡」を作成しました。
歌詞には、都会で暮らす高岡の若者へのメッセージが込められており、メロディに合わせて、やさしい言葉と力強い言葉が使い分けられています。曲は、やさしく懐かしい「たおやか」な万葉の高岡をイメージした曲想と、元気な現代の高岡をイメージした曲想で構成されています。
各種行事や合唱などの場面でご活用ください。

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