Vol.35 “お城博士”が高岡城絶賛
高岡古城公園は高岡城跡でもあります。この高岡城はとにかく凄いのです。天守などはありませんが、テレビでおなじみの“お城博士”、城郭考古学者の千田嘉博(せんだよしひろ)さんは絶賛しています。高岡城について、世界の城郭の中で普遍的な価値があるというのです。

千田さんは先日、高岡ロータリークラブ主催の講演会で、高岡城の設計が傑出していると強調しました。具体的には、城の出入り口にある区画、「馬出(うまだし)」に着目。本丸を取り囲むように連結して配置されているとし、「当時の最先端の設計理論を用い、高岡城は日本の城郭の歴史の中でも馬出を持った城郭の頂点を極めた城」と説明しました。
同じ時期につくられた名古屋城と極めて似ているそうです。名古屋城は、徳川家康が、豊臣秀頼との最終決戦を見据えて築城しました。その後、徳川幕府の力が強固になると、城は急速に、簡素化したというのです。つまり、戦国時代以来大名が競ってお城をつくっていたが、徳川と豊臣の軍事的緊張が高まり勝敗を決する直前の、城づくりが最高点に達した時期に前田利長公がつくった高岡城こそ、日本の歴史上最高峰の設計プランでつくられたお城なのです。高岡市長としては、大変うれしいですね。

さらに、千田さんは、高岡城について、世界の城の中で普遍的な価値があるとの見解を示しました。市が実施している景観再生事業によって、本丸の城壁が見えるようになったことを評価なさいました。
また、千田さんは、高岡城の価値をわかりやすくするため、看板を工夫してはどうかと提案しました。他のお城では解説版には、点字表示や蝕知模型(しょくちもけい)※などを取り入れているといいます。また、古城公園の魅力を解説するガイダンスの施設の必要性も訴えていました。
私はすっかり千田さんと意気投合しました。千田さんは大変謙虚で親しみやすい方です。私が毎日、古城公園でラジオ体操していると話すと「日本一お城に通っている市長ですね!」と笑顔でおっしゃいました。今後も、高岡城について、アドバイスしていただきたいですね。千田さんは私にとって新たな師匠となりました。
※蝕知模型…目の不自由な方でも手で触れて形や構造を把握できるように作られた模型のこと。





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更新日:2026年06月08日