Vol.32 稲盛和夫さんと高岡市政

更新日:2026年05月12日

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高岡市長に就任して10カ月、京セラ株式会社の創業者、稲盛和夫さんのベストセラー『生き方』のページを改めてめくりました。大谷翔平選手も愛読されていますが、市長として読むと、違った風景が見えました。市長、そして市職員にも、哲学が必要なのです。

 

稲盛さんは27歳で創業した際、心に決めたことがありました。

「嘘をついてはいけない、人に迷惑をかけてはいけない、正直であれ、欲張ってはならない、自分のことばかりを考えてはならないなど、だれもが子どものころ、親や先生から教わった―そして大人になるにつれ忘れてしまう―単純な規範を、そのまま経営の指針に据え、守るべき判断基準としたのです。」

 

会社経営が成功した理由は、これに尽きるというのです。

「人間として間違っていないか、根本の倫理や道徳に反してないか―私はこのことを生きるうえで最も大切なことだと肝に銘じ、人生を通じて必死に守ろうと努めてきたのです。」

 

こうした稲盛さんの言葉はストンと胸に落ちますね。市長として、判断に戸惑うことや迷うこともあります。しかし、私は「市民いちばん」を掲げ、当選しました。現状をチェンジしたい。そんな市民の思いが私を押し上げたのです。市民の目線に立って、「人間として間違っていないか。根本の倫理や道徳に反してないか」で判断していきます。

さらに稲盛さんの次の言葉が私に刺さりました。

「私たちが何事かなそうとして必死で願い、一生懸命努力する。その願望が自分の利や欲を離れたきれいなものであれば、それはかならず実現し、また永続するものです。」

 

私は才覚がない人間ですが、努力することは誰にも負けないと思っています。学生時代の勉強にしても、マスコミに就職してからの仕事にしても、人一倍、精進しました。

今私が目指しているのは、ワクワクする高岡の実現です。高岡を変え、市民主体の政治にチェンジする必要があります。いばらの道となるでしょう。私は時に稲盛さんの教えを読み返しながら、強い信念で、市政運営していきます。

 

(引用文献)稲森和夫著「生き方」株式会社サンマーク出版,2004年初版,19ページ, 20ページ,157ページ