環境マネジメントシステムの取り組み

更新日:2024年03月25日

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環境マネジメントシステムの枠組みの説明図

環境マネジメントシステムの枠組み(PDCAサイクル)

高岡市は環境に配慮した取り組みの実効性を確保するとともに、より一層の充実を図るため、環境マネジメントシステムを構築して、環境負荷の低減に努めています。

本市システムの概要

本市の環境マネジメントシステムでは、「高岡市の環境方針」に基づき市独自の環境マネジメントマニュアルを策定し、目的・目標・プログラム等を定めシステムを運用しています。システムの対象は本庁舎・福岡庁舎です。
環境目標は、次の3つの柱で構成されています。

  1. 省資源、省エネルギー、リサイクルの推進
  2. 建築・土木工事に係る環境配慮
  3. 環境保全対策の充実と緑化の効果的推進

令和元年度実績

(1)省資源、省エネルギー、リサイクルの推進

エコオフィス活動の実施状況は用紙使用量、庁用車燃料について目標を達成しました。引き続き、合理的なエネルギー利用やエコドライブの推進及び冷暖房の適切な調節に努めていきます。またグリーン購入、ノーマイカーデーの推進についても取り組みの促進を図っていくこととします。

省資源、省エネルギー、リサイクルの実績(本庁舎・福岡庁舎)
項目 平成30年度 【令和元年度】実績値(削減率) 【令和元年度】削減目標 【令和元年度】達成状況
用紙使用量 8,998千枚 8,779千枚(-2.4%) 毎年-1%以上 達成
電気使用量 1,649千キロワットアワー 1,649千キロワットアワー(±0%) 毎年-1%以上 未達成
冷暖房燃料ガス 68千立方メートル 76千立方メートル(+11.8%) 毎年-1%以上 未達成
庁用車燃料 70千リットル 68千リットル(-2.9%) 毎年-1%以上 達成
水道使用量 14千立方メートル 14千立方メートル(±0%) 毎年-1%以上 未達成
低公害車導入 HV乗用車6台、電気乗用車2台、HV収集車2台、BDF収集車1台 HV乗用車6台、電気乗用車2台、HV収集車2台、BDF収集車1台 増加を目指す  
ノーマイカーデー推進 1人あたり毎月1.0~1.5回 1人あたり毎月0.9~1.3回 増加を目指す  

(2)建築・土木工事に係る環境配慮(3,000万円以上の工事について環境目標を設定)

令和元年度は、道路工事(9件)、市営住宅関係工事(2件)、防災関係工事(4件)、学校教育系施設工事(3件)、河川水路工事(1件)、産業関係工事(1件)の計20件が対象工事となりました。
工事の実施にあたっては、排出ガスなど周辺環境に及ぼす影響の削減、及び節水型施設など環境配慮型の公共事業の推進に配慮した。学校の改修においては、環境への影響の削減等のほか、断熱性の向上など省エネルギー対策の実施に努めました。

(3)環境保全対策の充実

高岡市環境指針の事業を対象として、マネジメントを行いました。実施結果については、おおむね計画どおり事業が推進されました。

環境保全対策の充実と緑化の効果的推進に係る目的目標
環境目的 環境目標
1 安全で健康的に暮らせる生活環境のまちをめざす
  1. 安全で健康的に暮らせる生活環境の確保
    1. 大気環境の保全
    2. 水環境の保全
    3. 水資源・土壌環境・地盤環境の保全
    4. 騒音・振動の防止
    5. 有害化学物質対策の推進
2 環境への負荷の少ないエコライフスタイルのまちをめざす
  1. 低炭素型まちづくりの推進
    1. 省エネルギー化の推進
    2. 再生可能エネルギーの導入や環境にやさしいエネルギーの利活用の推進
    3. 地球温暖化防止に向けた市民生活や事業活動の推進
    4. 地域から取り組む森林保護対策の推進
  2. 循環型まちづくりの推進
    1. 資源効率化・3Rの推進
    2. 食品ロス・食品廃棄物対策の市民運動の推進
    3. 廃棄物エネルギーの有効利用
    4. 廃棄物適正処理の推進
3 自然や歴史・文化を守り育てていくまちをめざす
  1. 花と緑のまちの創造
    1. 公園などの緑空間の充実
    2. 市民による身近な花と緑の確保
    3. 親水空間の創造と活用
  2. 歩いて楽しい魅力あるまちづくりの推進
    1. 快適に移動できるまちづくり
    2. 歴史、文化資産、町人文化を活かしたまちづくり
    3. 観光資源を活用したまちづくり
  3. 美しいまちづくり
    1. 美しいまちづくり市民総ぐるみ運動の推進
    2. 美しい都市景観の形成の推進
4 自然の恵みと共生するまちをめざす
  1. 生物多様性の確保など貴重な自然の保全
    1. 貴重な動物・植物・生態系の保全
    2. 貴重な地形地質の保全
  2. 自然とのふれあいの推進
  3. 森林や農地などの保全・活用
    1. 地域の特性に応じた森づくり
    2. 森林資源を有効に活用できる森づくり
    3. 市民参加による森づくり
    4. 環境を育む農地の保全
    5. 漁場環境の保全
5 環境に高い関心を持ち自ら行動するまちをめざす
  1. 行政・市民・事業者の自主的な活動の推進
  2. 環境学習の機会の提供促進
  3. 環境情報の提供

継続的な取り組み

環境マネジメントシステムに定める手順に従い、環境負荷の抑制に努めるとともに、持続可能で活力ある「環境共生のまち高岡」の実現に向けて、職員一人ひとりが自覚を持って実践・点検などを行い、環境の継続的改善に向けて一歩ずつ前進していくことが大切です。また、市のこのような取り組みが市民や事業者の環境に配慮した取り組みを促進し、環境負荷の少ない循環型社会の形成と地球環境の保全に大きく貢献することを期待するものです。

この記事に関するお問い合わせ先

環境政策課
〒933-0951 富山県高岡市長慶寺640
電話番号:0766-22-2144
ファックス:0766-22-2341

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