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更新日:2021年1月25日
令和2年12月、愛知県名古屋市の立体駐車場において、二酸化炭素を消火剤とする消火設備が誤って放出され、死者を出す事故が発生しました。
また、令和3年1月、東京都でも死者を出す事故が発生しています。
二酸化炭素消火設備は水を使用せず、無色・無臭な気体である二酸化炭素を放出し、火災が発生した場所の酸素濃度を下げて窒息消火及び吸熱効果により冷却消火する設備です。
ただし、消火に必要とする高濃度の二酸化炭素の作用により、人体に影響を与え、場合によっては生命の危険性が生じるおそれがあります。
二酸化炭素消火設備の設置部分やその付近で、改修工事またはメンテナンス等を行う場合には、設備の誤作動や誤放出を防ぐため、第三類の消防設備士または二酸化炭素消火設備を熟知した第一種の消防設備点検資格者を立ち会わせる等、安全確保に努めてください。
また、二酸化炭素消火設備の設置部分や隣接部分に関係者以外の人が出入りしないよう管理してください。
防火管理者、建物関係者等に対して、二酸化炭素の人体に対する危険性、設備の適正な取り扱い方法、作動の際の通報、避難方法等を周知してください。
二酸化炭素消火設備が作動し、二酸化炭素が放出された場合には、消防機関へ119番通報をして情報を伝えるとともに、設備の設置・保守点検を行った専門業者に連絡をしてください。
また、二酸化炭素消火設備が設置されている部分とその隣接部分への立ち入りを禁止してください。
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