更新日:2022年6月22日
クマにご注意ください
富山県ツキノワグマ出没警報
6月20日に、県内でクマによる人身被害が発生しました。人身被害の防止のため、下記の事項に十分注意し警戒をお願いします。
・富山県による警報の詳細(外部サイトへリンク)
夏のクマに注意!
梅雨の時期が過ぎると、夏はクマにとっては食物が乏しい季節ですので、セリ科などの草本類やアリなどの昆虫類などを探し、広い範囲を行動することがあります。そのため、人と遭遇する機会も多く、人身被害の発生が懸念されます。山に出かける方は、常にクマと遭遇するものと考え、次のことにご注意ください。
- クマの行動が活発な朝夕は、山中に入らない。
- 鈴、笛、ラジオなど、音を出せるものを携帯し、クマに自分の存在を知らせる。
- 入山地域のクマの出没状況を確認し、危険な場所には近づかない。
- 子グマの近くには必ず母グマがいるので、子グマを見たらそっと立ち去る。
- 山菜狩りはほどほどにして、足跡や糞などを見つけたら引き返す。
- 入山する際はヘルメットの着用やクマ撃退スプレーを携帯するなどして、不測の事態に備える。
市街地でもクマの出没に注意しましょう!
クマの生息地は本来山間地域ですが、河川敷などを移動して人里に出没することがあり、過去には本市中心部の県立学校敷地内にクマが出没する事例が発生しています。市民の皆様におかれましては、クマ出没による被害にあわないよう、以下の事項も参考に十分注意いただきますようお願いします。
1. 市街地でクマやその痕跡を発見した場合
- クマを目撃した場合は、刺激しないようにそっとその場を離れ、すぐに屋内や車内などの安全な場所へ移動してから市や警察へ通報してください。
- クマの足跡や糞などを見つけたらその場から引き返し、市や警察へ通報してください。
- 外出中に近隣でのクマの出没情報を入手した場合は、すぐに屋内へ避難してください。
2. 住宅やその周辺では、戸締りや生ゴミを管理するなどクマの誘引物を除去してください。
- 食べ残しを入れたゴミ箱等の誘引物があるとクマは接近しますので、餌場と思い込ませないよう早期に対策を実施しましょう。
- 地区や町内会など地域ぐるみで取り組むと、広い範囲で誘引物を無くすことができるので非常に効果があります。
3. 市街地へ続くやぶや、河川敷などの草刈りを、地域ぐるみで協力して進めてください。
- クマは、やぶや河川敷の草むらに隠れて移動し、市街地へ出没する場合があります。草刈り等で移動ルートを分断して市街地に近寄らせないようにしてください。出没の際も発見しやすくなります。
4. クマは朝夕に活発に活動しますので、その時間帯の外出はなるべく控えてください。
- 朝夕の散歩でばったりクマと遭遇するケースも多いので、時間帯に注意いただき鈴やラジオを利用して自分の存在を示すなど、適宜周囲の状況に注意を払ってください。
5.クマの家屋侵入を防ぐため、住宅・車庫・倉庫等の戸締まりを徹底してください。
6. 随時、クマの出没箇所を確認し、危険な場所に近づかないでください。
- 県ホームページで公表しているクマの出没情報地図「クマっぷ」などを活用し。その地域のクマの出没状況を確認してください。
https://www.pref.toyama.jp/1709/kurashi/kankyoushizen/shizen/yaseiseibutsu/kumap.html(外部サイトへリンク)
クマの痕跡に気をつけましょう
山中はクマの生息地です。クマの足跡やふんなどを見つけたら、それ以上近づかずに引き返しましょう。


クマに出あってしまったら
- クマが遠くにいるときは、まだ大丈夫、あわてないで
静かにその場から立ち去りましょう。
- 近くで、立ち止まっているクマに出あったときは
クマから目を離さず、持ち物や帽子、衣類などを静かに地面においてクマの注意をそらすなどして、ゆっくり後ずさりして離れましょう。
背中を見せて逃げると、クマが本能的に襲ってきます。
- 子グマを見たら、そっと立ち去る。
子グマには、絶対に近づいてはいけません。近くに必ず母グマがいます。母グマは、子グマの危険を感じて人を攻撃することもあります。
- 突然、クマに襲われたときは
前足で顔面や頭部を一撃するので、ダメージを最小限に抑えるために両手で顔・頭をかばってください。
クマ情報を提供してください
クマの姿や足跡を見つけた場合は、直ちに市役所や警察署へ連絡してください。
- 高岡警察署(電話番号0766-23-0110)
- 高岡市役所農業水産課(電話番号0766-20-1321)
※土・日曜日、祝日、夜間の場合は、電話番号0766-20-1482