視覚障害者ICT研修会 レジュメ 日時:2026年10月3日  会場:高岡市 テーマ:生活の中に取り入れてみようAIのまなざしを 〜 視覚障害者ならではの活用法 講師:品川 博之(「Voice_of_i #見えなくても使えるiPhone」ブログ管理人) ■ はじめに スマートフォンのカメラを活用して印刷物を読んだり風景を確認したりするアプリに生成AIが加わるこ とで、対話しながら周囲の情報を具体的に教えてくれる「アシスタント」のような存在になりつつあり ます。 生成AI(映像解説)を活用するメリット 24時間いつでも質問できる 同じことを何度でも繰り返し確認できる プライベートな画像も気兼ねなく確認してもらえる 納得がいくまで追加の質問・深掘りができる 研修の内容 前半:各種便利アプリの基本的な操作方法を学習 後半:学習したアプリを実際に駆使してホットケーキ作りに挑戦 ■ 学習する主要アプリと操作手順 1. Gemini(リアルタイム対話・映像解説) Gemini Live機能を使うことで、電話で話すように音声で対話しつつ、カメラ映像についての質問が 可能です。 基本操作:アプリを開き「Liveで話す」を実行。 「動画ストリーミングをオフにする」ボタンを実行して選択状態(オン)にすると、背面カメラの映像 を見せながら質問が可能。 映像送信を止める場合は「選択中の動画ストリーミングをオンにする」を実行。終了時は「Liveモード を終了してキーボードを開く」を実行。 便利設定・履歴:「設定」から音声の種類変更や、AIの発話中でも割り込んで話せる「応答を中断する」 設定が可能。 サイドバーから過去のやり取り(履歴)の確認や個別の削除が可能。 2. OOrion(カメラ映像の常時モニタリング) 「視覚的な質問」機能を使用すると、探したいものを指定してカメラをかざし続けることで、対象を 発見した際に声で教えてくれます(例:「ゴミ箱が見えたら教えて」など)。 基本操作:「標準機能メニューを開く」→「視覚的な質問」を選択。 質問(プロンプト)を入力して「検索」を実行後、カメラで周囲を見回す。 終了時は画面上の閉じるボタン(VoiceOverで「近い」と読み上げられる箇所)を実行するか、スクラブ ジェスチャを使用。 注意点・設定:利用には設定内の「GenAIとデータ共有」をオンにする必要があります。 過去の質問履歴は、質問入力画面で上下スワイプ操作を行うことで再利用や消去が可能です。 3. スイフトアイ(静音・即時撮影解説) 写真を撮影して素早く画像の説明を受けられるアプリです。静かな場所でも利用しやすい工夫が施さ れています。 推奨設定(「カメラ設定」より):撮影モード:「サイレントカメラ」を選択(シャッター音を消去)。 カウントダウン:「なし」を選択(ボタンを押して即撮影)。 ハードウェアシャッター:「音量ボタンで撮影する」を選択(本体側面ボタンで撮影可能)。 4. Be My Eyes(ボランティアによる視覚支援) AIは時に誤った情報を正しそうに伝えることがあるため、確実性を求める場面では「人の目」を頼る ことが重要です。 特徴:登録されているボランティアへビデオ通話を繋ぎ、スマートフォンの映像を見てもらいながら直接 サポートを受けることができます。 AIでの確認と人の目による確認を状況に応じて使い分けることで、より安全・確実に情報を取得できま す。