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更新日:2020年5月25日

新型コロナウイルス感染症の重症化リスクをさけるために禁煙にチャレンジしよう!

喫煙は新型コロナウイルス感染症の重症化のリスクを高める可能性があります1)。たばこを吸うと何度も口元に汚染された可能性のある手を近づけることになるため、感染リスクを高めることになります。また、密閉された狭い空間で大勢が喫煙する喫煙室は、三密「密閉」「密集」「密接」にあたり感染のリスクを高めます。

また、5月31日(日曜日)はWHO(世界保健機関)が定めた「世界禁煙デー」です。国内では5月31日(日曜日)から6月6日(土曜日)までの1週間を「禁煙週間」と定めています。今年度のテーマは、「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達をまもろう~」をテーマに全国で、禁煙および受動喫煙防止の普及啓発が行われます。

高岡市の喫煙状況

高岡市の喫煙者の状況は、「平成30年度高岡市健康・栄養調査」の結果によると、男性では、28.8%、女性では4.1%でした。年代別にみると男性は50歳代、女性は40歳代が多い状況です。

喫煙

たばこの害

たばこが原因でがんになるのは、肺がんだけだと思いがちですが、国内外の長年の研究で喫煙はほとんどの部位でがんの原因になることが判明しています。がんの他にも、脳卒中や虚血性心疾患(心筋梗塞)、慢性閉塞性肺疾患(POCD)などの呼吸器疾患、さらには生活習慣病の糖尿病、妊娠周産期の異常(早産、低出生体重児、死産、乳児死亡など)、歯周病など様々な病気を引き起こす原因と言われています。

受動喫煙の害

喫煙者が吸っている煙だけではなくたばこから立ち上る煙は副流煙といいます。副流煙にも、ニコチンやタールはもちろん多くの有害物質が含まれており、副流煙中の有害物質の量は、喫煙者本人が吸い込む煙よりも多く、家族や周りの人の健康を害しています。

本人は喫煙しなくても身の回りのたばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙と言います。

現在では、受動喫煙による肺がんのリスクは1.28倍、虚血性心疾患のリスクは1.3倍、脳卒中のリスクは1.24倍とされています。さらに受動喫煙は子どもの呼吸器疾患や中耳炎、乳幼児突然死症候群を引き起こすことが指摘されています。また、妊婦やその周囲の人の喫煙によって低体重児や早産のリスクが上昇します。喫煙リスク

「加熱式たばこ」について

加熱式たばこは、たばこ製品のひとつで、近年急速に流行し始めています。加熱式たばこの長期使用による健康への影響については、まだ使用が開始されてからの年月が短いため明らかではありません。有害成分の分析結果から加熱式たばこから発生する化学物質の種類は、紙たばこと比べタールが削減されていますが、依存性物質であるニコチンやその他の有害物質は含まれています。加熱式たばこは紙たばこに比べて害が少なく周囲への受動喫煙を軽減できるというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、有害物質による病気のリスクとニコチン依存の可能性があると言われていることから、加熱式たばこについて紙たばこと同様、禁煙や受動喫煙を防止することが大切です。

禁煙にチャレンジしよう!

医師や薬剤師のサポートを受けることや禁煙補助剤等の利用により、自力で禁煙するよりも「楽に」「確実に」禁煙できます。

禁煙方法

お勧めタイプ

医療機関で禁煙治療を受ける

  • ニコチン依存度が中程度~高い人
  • 禁煙する自信がない人
  • 過去に禁煙して禁断症状がつよかった人
  • 精神疾患など、禁煙が難しい特性がある人
  • 薬剤の選択など、禁煙にあたって医師の判断を必要とする人

薬局・薬店でニコチンパッチやニコチンガムを使ってやめる

  • ニコチン依存度が低い~中程度の人
  • 禁煙する自信が比較的ある人
  • 忙しくて医療機関を受診できない人
  • 健康保険適用の条件を満たさない人

(参考)厚生労働省健康局がん対策・健康増進課編禁煙支援マニュアル(第二版)

禁煙の効果

長年たばこを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。また、禁煙は病気の有無を問わず健康改善効果が期待できます。

 

直後

周囲の人をたばこの煙で汚染する必要がなくなる。

20分後

血圧と脈拍が正常値まで下がる。手足の温度が上がる。

8時間後

血中の一酸化炭素濃度が下がる。血中の酸素濃度が上がる。

24時間後

心臓発作の可能性が少なくなる。

数日後

味覚や嗅覚が改善する。

2週間~

3か月後

心臓や血管など、循環機能が改善する。

1か月~

9か月後

せきやぜんそくが改善する。

スタミナが戻る。

気道の自浄作用が改善し、感染を起こしにくくなる。

1年後

肺機能の改善がみられる。(※軽度、中等度の慢性閉塞性肺疾患のある人)

2~4年後

虚血性心疾患のリスクが、喫煙を続けた場合に比べ35%減少する。

脳梗塞のリスクも顕著に低下する。

5~9年後

肺がんのリスクが喫煙を続けた場合に比べて明らかに低下する。

10~15年後

様々な病気にかかるリスクが非喫煙者のレベルまで近づく。

健康増進法の一部改正

平成30年7月、「健康増進法の一部を改正する法律」が制定され、望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わりました。令和元年7月1日の一部施行では、病院や一部の施設で原則敷地内禁煙になり、令和2年4月1日の全面施行では、多くの施設において、原則屋内禁煙になりました。

詳しくは、富山県ホームページ(外部サイトへリンク)をご覧ください。

 

1)日本呼吸器学会によると中国・武漢を中心に新型コロナウイルス肺炎の患者1,099名の臨床データを分析した研究では、喫煙者は人工呼吸器が装着される、あるいは死亡する危険性が非喫煙者の3倍以上になることが明らかになりました。

お問い合わせ

福祉保健部健康増進課 担当名:健康づくり係

富山県高岡市本丸町7-25

電話番号:0766-20-1345

ファックス:0766-20-1347