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更新日:2018年1月1日

平成27年度審査結果

年間グランプリ

冬の瑞龍寺

冬の瑞龍寺
前田 達治さん
(撮影場所/瑞龍寺)

「冬の瑞龍寺」は、雪が降りしきる中、美しくライトアップされた国宝瑞龍寺を撮影した作品です。
瑞龍寺は江戸時代に建立された高岡の開祖前田利長公の菩提寺ですが、手前に構える山門「高岡山」や金剛力士像の力強さ、奥の光輝く仏殿の神々しさが見事に表現されており、とてもインパクトのある仕上がりとなっています。
高岡の町とともに400年以上の歴史を紡いできた瑞龍寺の古来の美しさに加え、光をまとい、その存在感や荘厳さが一層際立った、高岡の“いいね”が写し出された作品と言えるでしょう。

特別賞

雅楽の里のお花見

雅楽の里のお花見
杉山 邦雄さん
(撮影場所/高岡市福岡町)

桜の名所「岸渡川(がんどがわ)」沿いで開催される「福岡さくら祭り」にて、市無形文化財の雅楽演奏とそれを楽しむ人々をシンメトリーに捉えた、画面構成が素晴らしい作品です。
満開の桜が咲き誇る中、鮮やかな装束を身につけて演舞をする光景からは、200年もの伝統を誇る雅楽の格調の高さが感じられます。また、今にも笛や太鼓の音色が聴こえてきそうな、見るものの心が弾む一枚です。
周囲は多くの人で賑わい、この地域の美しい春の風景や先人から受け継いだ伝統文化をいつまでも大切にしていきたいと願う人々の想いが温かく伝わってきます。

月間賞

第1回月間賞(5月分)

効果的な撮影方法とアングルで高岡の魅力を表現した作品です。

不夜城
不夜城
上野 祐太朗さん(撮影場所/高岡市米島)

「不夜城」は中越パルプ株式会社 高岡工場を撮影した作品です。
スローシャッター(長時間露光)で撮影し、煙突から立ちのぼる噴煙の勢いをはっきりと捉えています。また、煌々と光を放つ工場と水面に映る景色が暗闇の中で鮮やかに際立ち、昼間の工場とは違った力強さと存在感が感じられます。
日ごろ、何気なく通り過ぎてしまう光景を芸術的な視点でとらえ、まさに高岡の新たなビューポイントと呼ぶにふさわしい作品に仕上がっています。

 

第2回月間賞(6月分)

配色のバランスが秀逸で、高岡の風景や伝統行事を色彩豊かに仕上げた作品です。

 

大集結“御車山”

 

大集結“御車山”
杉山 邦雄さん(撮影場所/高岡市片原町交差点)

「大集結“御車山”」は高岡を代表する祭り「高岡御車山祭」での勢揃い式を捉えた一枚です。
全体的にシンメトリーでバランス良く仕上がっており、一同に揃った町衆と華麗な山車が左右に広がる様は圧巻です。さらに、雲一つない青空と、色取りどりの装飾の対比が非常に鮮やかで、山車の美しさを一層際立たせています。
国の重要有形・無形民俗文化財に指定されている「高岡御車山祭の御車山行事」の豪華絢爛さを見事に表現した作品です。

春の川下り
春の川下り
松谷 憲利さん(撮影場所/千保川)

「春の川下り」は「千保川・さくら・クルーズ」で川下りを楽しむ様子を撮影した一枚です。
満開の桜とほんのり桜色に染まる水面から、うららかな春の陽気と川波に揺られる人々の楽しそうな気配が伝わってきます。さらに、手前に配した水仙の黄色と青い花が差し色となり、全体に彩りを添えています。
この時期にしか撮影できない春爛漫の色彩美をバランスよく収めた作品です。

第3回月間賞(7月分)

高岡ではおなじみの伝統ある光景の中で、そこに登場する人々をバランスよく組み込んだ作品です。

VIVA 七夕まつり
VIVA 七夕まつり
上田 邦男さん(撮影場所/高岡市戸出町)

「VIVA 七夕まつり」は、戸出七夕まつりにて、七夕飾りの中をチンドンマンが練り歩く様子を収めた作品です。
華やかな七夕飾りを全体に配し、祭りを盛り上げる人々を中心に捉えることで、その場の賑やかな様子が手に取るように伝わってきます。
チンドンの楽器から響く音色が今にも聴こえてきそうな、目の前で祭りを楽しんでいる気分にさせられる一枚です。

ハレの日
ハレの日
梶本 晋平さん(撮影場所/射水神社)

「ハレの日」は、射水神社での結婚式の様子を撮影した作品です。
木々の緑に白い雲がアクセントとなっており、まさにハレの日にふさわしい青空とのバランスが秀逸で、参列者が神殿に向かう参進の流れも上手く収めた、作品構成に優れた一枚です。
また、参列者を後方から撮影することで、神聖な結婚式を前に皆が一堂に神殿へ吸い込まれていくような、厳かな雰囲気を感じ取ることができます。
日本の伝統様式を大切にする心が伝わり、清々しさと神々しさを感じさせる作品です。

第4回月間賞(8月分)

夏のイベントで、その時期にしか撮影できない高岡の魅力ある光景を、バランスよく収めた作品です。

想

松谷 憲利さん(撮影場所/高岡市内大仏)

「想」は、高岡七夕まつりで撮影された作品。
みんなの願い事がかなうよう、お祈りをするように穏やかな表情を浮かべる高岡大仏を中央に、その手前には気迫のこもった仁王像を収めています。
大仏像が主役になりがちですが、遠近法をうまく使い、少し離れた場所にある大仏と仁王像をうまく対比させた新たな構図に審査員の評価が集まりました。
また、雲一つない青空や風にたなびく七夕飾りから季節感や色彩の豊かさ、まつりの華やかさが感じられ、あらゆる要素がバランスよく配された、高岡の「いいね!」を凝縮した1枚です。

 

 

大集結!万葉線車両

大集結!万葉線車両
木原 大彰さん(撮影場所/万葉線株式会社 車両車庫前)

「大集結!万葉線車両」は、万葉線まつりでの1コマ。
制作年代・デザインともに異なる、バラエティに富んだ車両が一同に揃った瞬間です。
このようなイベントでしか撮影できない珍しい光景であり、市民に愛されている万葉線が一斉に線路の上を走り出しそうな、非常に親しみを感じる一枚です。
電車ファンはもちろん、親子連れなど多くの方に万葉線を「見に行きたい」「乗ってみたい」と思わせてくれる作品です。

第5回月間賞(9月分)

古くから受け継がれた高岡の歴史や伝統の中に、現代の新たな魅力を織り交ぜた作品が選ばれました。

新旧御車山
新旧御車山
武山 あずささん(撮影場所/御車山会館)

「新旧御車山」は、今年4月にオープンした「高岡御車山会館」の中を撮影した作品。
奥には400年もの伝統を受け継ぐ御車山を、手前には現在作成中の「平成の御車山」の車輪を配して新旧をうまく対比させ、まるで平成の御車山が伝統ある御車山の矛留と本座を支えているようです。
御車山会館の構造と上部の吹き抜けから入る自然光をうまく活用し、余分な光や影を除いて対象物の美しさを鮮明に捉えています。さらに、下方から御車山全体を収めることで、そのスケールの大きさや豪華けんらんさが伝わる1枚です。

華やぐ金屋町
華やぐ金屋町
今藤 正昭さん(撮影場所/高岡市金屋町)

「華やぐ金屋町」は、金屋楽市でのワンシーンを収めた作品。
ファッションショーの鮮やかな振袖が、金屋町の通りにぱっと華を添えています。モダンな振袖とモデルの軽やかな動きが石畳の通りに調和しており、伝統的な鋳物師の町に現代の和の魅力が溶けこんだ瞬間をうまく捉えています。
周囲には、見物客やボランティアなどイベントを楽しむ人々の様子が写り込み、まちの賑わいが伝わるとともに、「ようこそ高岡へ!」という町の人々のおもてなしの心を感じ取ることができる1枚です。

第6回月間賞(10月分)

高岡ではおなじみの光景を斬新な構図で捉えて、新たな魅力を見出した作品です。

高岡の玄関口はここ!~高岡駅前の風景~
高岡の玄関口はここ!~高岡駅前の風景~
木原 大彰さん(撮影場所/ウイング・ウイング高岡6階)

「高岡の玄関口はここ!~高岡駅前の風景~」は、高岡駅前の風景をコンパクトに収めたもの。
ふかんした構図で撮影されており、駅前の構造を分かりやすく、バランス良く捉えています。
また、雨に濡れた黒いアスファルトの中に白線と芝生が鮮明に浮かび上がり、そこに万葉線の「アイトラム」が写り込んで、赤・黒・白・緑といった色彩のコントラストがうまく表現されています。余計な光が入らない雨上がりの鮮やかな色彩を生かし、高岡の玄関口である高岡駅の存在感を際立たせた一枚です。

帰門
帰門
美宅 雅利さん(撮影場所/おとぎの森公園)

「帰門」は、おとぎの森公園でのワンショット。
左右対称のシンメトリーな構図で安定感のある作品です。また、青空に広がる雲が全体を引き締め、静物を中心とした風景に動きを感じさせてくれます。
中心に大きく構えるのは「帰門」というオブジェです。帰門から「おとぎの森館」をのぞき込むように撮影することで、公園の奥行きが感じられるとともに、園内に吸い込まれていくような感覚になる一枚です。
市民に親しまれているおとぎの森公園を芸術的に捉えた作品と言えます。

第7回月間賞(11月分)

高岡の伝統を受け継ぐ祭りをテーマに、光や構図のバランスが優れた作品が選ばれました。

万葉への誘い(朝陽橋)
万葉への誘い(朝陽橋)
杉山 邦雄さん(撮影場所/高岡古城公園)

「万葉への誘い(朝陽橋)」は、高岡万葉まつり万葉集全20巻朗唱の会でのワンショット。
逆光をうまく利用し、朝陽橋が周囲から浮かび上がり、まるで天空に浮かぶ橋のように捉えられています。また、長く伸びた影が作品に動きを与え、橋に差す光が反射して少女たちのやわらかな笑顔や万葉衣装を際立たせています。
光を活用して奥行きや動きを生み出し、万葉の世界へ誘われるような空間を表現した一枚です。

鋳物師の技に神宿る(2015年ふいご祭)
鋳物師の技に神宿る(2015年ふいご祭)
金森 仁志さん(撮影場所/有磯正八幡宮)

「鋳物師の技に神宿る(2015年ふいご祭)」は、高岡銅器の繁栄と職人たちの安全を祈る「ふいご祭り」の鋳造式を収めた作品。
雨の気配を感じる落ち着いた空間の中で、真っ赤に溶けた金属の炎と白い衣装が空間に映えています。一瞬のうちに金属を型に流し込むという高度な技術を披露する鋳物師を中央に捉え、背景にはそれを見守る人々が配されており、一連の作業に対する緊張感や神聖な雰囲気が伝わってきます。古くからの鋳造技術を現代に受け継ぐ、高岡ならではの光景を収めた一枚です。

第8回月間賞(12月分)

作品の仕上がりに天候や光の具合が影響される空間で、ベストショットを収めた作品が選ばれました。

 

二上からの眺望

 

二上からの眺望
沖 昭夫さん(撮影場所/城光寺)

「二上からの眺望」は、二上山から立山連峰を望む光景を収めた作品。
晴れわたる空と眼下に広がる青い富山湾から、冬の澄みきった空気感が感じられます。
本格的な冬を迎える前のわずかな期間しか撮影できない初冬の美しさを鮮明に表現しており、紅葉と真白に稜線が際立った立山連峰とのコントラストも素晴らしく、スケールの大きさを感じる一枚です。

伝承菅笠
伝承菅笠
杉山 邦雄さん(撮影場所/高岡市福岡町)

「伝承菅笠」は、福岡地区で菅笠製作の様子を撮影したもの。
この菅笠は、400年以上の年月を経た民俗技術が、当初の生産・製作形態を保ちながら今日まで受け継がれており、「越中福岡の菅笠製作技術」として国の重要無形文化財に指定されています。作品は、撮影の難しい屋内で光をうまく取り込み、明るさや奥行きが感じられる仕上がりになっています。また、人物や笠の配置もバランスよく、菅笠製作の技術が今もなお伝承されている様子が伝わるとともに、これからも地域の伝統技術を大切にしていきたいと思わせてくれる一枚です。

第9回月間賞(1月分)

画面構成に優れ、光の具合や色彩のコントラストを上手く生かした作品です。

冬のべるもんた
冬のべるもんた
沖 昭夫さん(撮影場所/高岡市太田)

「冬のべるもんた」は、平成27年10月からJR氷見線・城端線を走る大人気の観光列車「べるもんた」を収めたもの。
国内でも海岸線を走る路線は少なく、高岡の景勝地である雨晴海岸と線路のカーブをバランスよく取り込み、アングルや高さなどの画面構成に優れた作品です。さらに、真っ白な雪にくっきりと浮かび上がる線路の曲線が美しく、雪景色の中に電車のグリーンが映えて、上品な雰囲気が漂う一枚。冬の雨晴海岸の美しさと電車の雰囲気がマッチしており、このレトロな電車に乗って車窓からの景色を楽しみたという気持ちにさせる作品です。

 

 

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