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更新日:2021年12月1日

セルフメディケーションの推進とOTC医薬品の普及について

セルフメディケーションとは

平均寿命が長くなり、生活習慣病などが問題になってきた現代において、日々をいかに健康に生きるかが問われています。そこで注目されているのが「セルフメディケーション」です。

セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」(WHOの定義)です。

具体的な取り組みとしては、適度な運動、バランスの取れた食事、十分な睡眠や休息を心がけ、体調管理(体温、体重、血圧の測定や毎年の健康診断の受診)を行い、軽度な身体の不調は薬剤師に相談してOTC医薬品を使用することなどです。ただし、症状が改善しない場合には、すみやかに医療機関等を受診しましょう。

OTC医薬品とは

OTC(※)医薬品とは、薬局・薬店・ドラッグストアなどで処方せん無しに購入できる医薬品のことです。
※OTC・・・英語のOver The Counter(カウンター越しの)の略

OTC医薬品は、成分の副作用のリスクや市販品としての新しさなどから、次の4つに分類されています。
その分類に応じて、薬剤師又は登録販売者(名札などで確認できます)が説明などを行って販売します。

 

OTC医薬品の4分類

  薬の例 説明などを行う人 説明などの内容
要指導医薬品
(インターネット等で購入できないもの)
劇薬 薬剤師 必ず、薬剤師が対面で、書面を用いて、適正使用のために必要な情報提供を行います。
第1類医薬品
(特にリスクが高いもの)
H2ブロッカー
一部の毛髪用薬
薬剤師 必ず、書面を用いて、適正使用のために必要な情報提供を行います。
第2類医薬品
(リスクが比較的高いもの)
主なかぜ薬
解熱鎮痛薬
薬剤師
 又は登録販売者
適正使用のために必要な情報提供を行います。
第3類医薬品
(リスクが比較的低いもの)
主な整腸薬
消化薬・湿布
薬剤師
 又は登録販売者
質問があった場合には情報提供を行います。

 

 

これらの分類は箱などに表示されており、店舗では分類ごとにわかりやすく並べられています。
どれを選べばいいか分からない時には、薬の専門家である薬剤師に相談しましょう。症状やだれに使うかなどをお話しください。
また、アレルギー体質、妊娠、お医者さんから処方された医薬品を飲んでいることなどは、必ずお話しください。

 

セルフメディケーション税制について

医療費控除の特例として、健康の維持増進及び疾病の予防への取り組みとして一定の取り組みを行う人が、対象となるOTC医薬品を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができます。

詳しくは下記ページをご覧ください。

所得控除

お問い合わせ

福祉保健部保険年金課

富山県高岡市広小路7-50

電話番号:0766-20-1296

ファックス:0766-20-1649