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更新日:2022年3月21日

ジェネリック医薬品を活用しましょう

新薬とは?ジェネリック医薬品とは?

新薬(先発医薬品)は、長い年月と多くの費用をかけて研究開発され、有効成分や効能・効果が新しい医薬品として国から最初に製造販売が認められたものです。新薬には、特許制度によって一定期間の独占権が与えられます。特許が終了した後は、広く国民の共有財産として社会に開放されます。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品の特許が終了した後に、先発医薬品と同じ有効成分を同じ量含み、製剤の品質規格や有効性と安全性が先発医薬品と同等であることを国から認められたものです。新薬より研究開発費が安いため、先発医薬品より価格が安くなる場合が多いことが特徴です。

ジェネリック医薬品のメリットは?

薬の種類や薬価によって様々な場合があり一概には言えませんが、一般的にジェネリック医薬品は患者さんにとって薬代が安くなるメリットがあります。

また、国全体の経済的負担が減るというメリットもあります。
平成27年度の国民医療費は42兆3,644億円で、前年度に比べ約3.8%増加しています。1人あたりでも33万3,300円と、前年度に比べ約12,200円増加しています。
今後、高齢化と高度な医療技術の進展に伴って、医療費は増え続けると予想されています。

そこで、少しでも医療費の増加を抑えるため、いま、価格の安いジェネリック医薬品の活用が注目されています。

先発医薬品と同等ってどういうことなの?

ジェネリック医薬品は生物学的同等性試験(溶出試験や血中濃度比較試験)が先発医薬品と同じ範囲内にあることをもって、有効性と安全性が先発医薬品と同等であると認定されています。
しかし、添加物や剤形などが異なるなど、まったく同じではありません。
ですから、ジェネリック医薬品の選択については医師や薬剤師によく相談してください。

ジェネリック医薬品も新薬と同様に副作用が発生した場合、公的な救済制度の対象となります。
医薬品医療機器総合機構(外部サイトへリンク)

ジェネリック医薬品を処方してもらうには?

医師にジェネリック医薬品を希望することを伝えてください。毎年10月の国保保険証の更新の際に配布しているジェネリック希望シールを活用してください。

処方箋のジェネリックへの変更不可欄に医師のサインがなければ、薬剤師と相談のうえで患者さんがジェネリック医薬品を選択することができます。

※医師の判断により、ジェネリック医薬品が処方できない場合もあります。
※ジェネリックがでていない医薬品もあります。

お薬手帳を活用しましょう

特に複数の医療機関へ通っている人は、副作用がでてしまうかもしれない薬の重複や飲み合わせを未然に防止するため、お薬手帳を活用しましょう。

お薬手帳は、調剤薬局等で配布しています。

ジェネリック医薬品に関するお知らせを対象者へ送っています

富山県内市町村国保、後期高齢者医療広域連合では、以下の条件にあてはまる人へジェネリック医薬品の活用を促すためのお知らせハガキを送っています。
ぜひ、この機会にジェネリック医薬品の活用を医師・薬剤師に相談のうえ、検討してみましょう。

  • 40歳以上
  • 差額の合計が500円以上
  • 主に服薬が長引く薬を利用の人(不整脈剤、利尿剤、血圧降下剤、血管拡張剤、高脂血症用剤、消化性潰瘍用剤、糖尿病用剤等)

お問い合わせ

福祉保健部保険年金課

富山県高岡市広小路7-50

電話番号:0766-20-1361

ファックス:0766-20-1649