ホーム > 市政情報 > 市の概要 > ようこそ市長室へ > 市政方針 > 令和5年高岡市議会3月定例会

ここから本文です。

更新日:2023年3月1日

令和5年高岡市議会3月定例会

第1 市政の運営にあたって

1 はじめに

2 市政運営の基本姿勢について

3 直面する重要課題

第2 令和5年度予算の概要

1 令和5年度予算編成の基本方針

2 歳出予算及び施策の概要

【地域産業】

(1)ものづくり産業が時代の流れに対応し、活性化している

(2)水・緑・食が豊かで暮らしにうるおいがある

【歴史・文化】

(3)世代を超えて受け継がれてきた歴史資産が大切に継承され、輝いている

(4)暮らしの中に万葉と前田家ゆかりの文化が息づいている

【交流・観光】

(5)高岡の魅力を積極的に発信し、たくさんの人が訪れるようになっている

(6)生活の利便性が向上し、市街地に人が行き交いにぎわっている

(7)交通ネットワークを活かし、県西部の中核的役割を果たしている

【子育て・教育】

(8)安心と希望、ゆとりを持って子育てを楽しんでいる

(9)教育を通じて個性を磨き、生きる力を高め合っている

(10)いくつになっても興味のあることを気軽に学べている

(11)いつでも気軽にスポーツを楽しんでいる

【安全・安心】

(12)誰もが生き生きと自立して暮らしている

(13)健康的な生活を送り、必要な時に適切な医療を受けられる

(14)地域の人々の手で環境が守られている

(15)安全で快適な生活を送っている

(16)その人らしさが尊重され、お互いに助け合いながら幸せに暮らしている

(17)市役所が市民に信頼され、責任を持って取り組んでいる

3 歳入予算の概要

4 組織体制

第3 条例その他

第1 市政の運営にあたって 

1 はじめに 

令和5年3月定例会の開会に当たり、提案理由の説明に先立ちまして、今後の市政運営に対する所信の一端を申し上げます。
はじめに、先月6日にトルコ南東部にてマグニチュード7.8の大規模地震が発生しました。この地震により犠牲となられた方々とその御遺族に対し深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。そして、一日も早い復興を願います。本市としても、いつ起こるか分からない災害に対し、訓練等をしっかりと実施し、備えてまいります。
次に、新型コロナウイルス感染症についてです。本年1月、国において、5月8日から季節性インフルエンザと同じ5類感染症に位置づける方針が示されました。また、先月10日には、マスクの着用について、今月13日以降は個人の判断に委ねることを基本とする考え方と併せて、学校教育現場での取扱いに関する基本的な考え方が示されました。これらを受け、本市では、卒業式において児童生徒及び教職員のマスク着用を不要とすることを基本とし、4月からの学校教育活動においても、年度内に国が示すとしている留意事項等も踏まえたうえで、マスクの着用を求めないことを前提に、適切に対応してまいります。これまで市民生活に大きな影響を与えてきた新型コロナウイルス感染症への向き合い方について、転換期を迎えようとしています。感染拡大以降、市民の命を守り、安心をしっかりと確保するため、希望する方が速やかにワクチン接種を受けることができる体制の構築等にスピード感を持って取り組んでまいりました。医療従事者の皆様をはじめ、ご協力いただいた関係者の方々に改めて感謝申し上げます。引き続き市民の皆様が普段の生活や経済・社会活動を安心して進めていけるよう、的確な情報提供や様々な活動への支援等に努めてまいります。
現在、国においては、直面する内外の重要課題に対して道筋をつけ、未来を切り拓くための予算として、令和5年度予算案が国会で審議されています。この予算案では、足下の物価高に対応しながら、様々な社会課題を成長のエンジンへと転換し、社会課題の解決と経済成長を同時に実現する、持続可能で、包摂的な経済社会を目指すこととされています。本市としても、活発化する市民活動や社会活動を支援しながら、地域経済の成長と発展につながる取組みを強化してまいります。更には、持続可能な未来を見据えながら、カーボンニュートラルの実現に向けた取組みやデジタルトランスフォーメーションの取組み等を通じ、本市が抱える地域課題を解決していくことで、地域も暮らしも豊かになる社会の構築に市民の皆様とともに挑戦していきます。

2 市政運営の基本姿勢について 

私が市長に就任して初めて編成した今年度の当初予算は、「持続可能な未来都市 高岡」の実現に向け、市民の皆様が失敗を恐れることなく、新しい「挑戦」に踏み出していただけるよう、ともに考え、一緒に汗をかくまちを創っていきたいという思いから、「挑戦を生み、挑戦を支える予算」と位置づけ、新たなまちづくりをスタートさせていただきました。これまで、まちの至るところで市民、企業、地域がそれぞれの置かれた環境で直面する課題に「挑戦」する動きが着実に拡がってきており、新年度は、これまで進めてきた「挑戦」をキーワードとしたまちづくりを、更にステップアップさせ、加速させていくことが必要だと強く感じています。そのためにも、市民の「挑戦」を支え、市民に必要とされる市役所として、絶えず変化する市民ニーズに柔軟に対応できる持続可能な行財政運営を実施するため、市役所も挑戦してまいります。
この後ご説明する令和5年度当初予算案は、新たなステージへ踏み出す市民等を後押しすることで、「挑戦」の動きを更に拡げ、次の新しい挑戦への連鎖を作り出し、加速させていくための予算として編成しました。市民の皆様とともに「挑戦」を積み重ね、高岡に関わる多くの方々の共感を呼び込みながら、高岡を前へ、前へと押し進めてまいります。

3 直面する重要課題 

次に、直面する市政の重要課題について申し上げます。
昨年末に勝興寺が国宝に指定されました。これにより、瑞龍寺と勝興寺、日本の宝である「国宝」が県内に2つ、そのいずれもが高岡市にあることとなりました。加えて、令和6年春には北陸新幹線の敦賀開業、同年秋には北陸3県で「北陸デスティネーションキャンペーン」が実施されます。本市としては、こうした契機を着実に捉え、これまで取り組んできた歴史まちづくりを推進しながら、国内外から観光客を呼び込んでまいります。そして、「稼ぐまち」への更なる進化を図るため、来訪者の滞在時間の延長をはじめ、市内での観光消費を高める取組みなどに、市民の皆様とともに「挑戦」していくことで、ヒト、モノ、コトの流れをまち全体で生み出していきます。
また、20年、30年先の未来を見据えた取組みもしっかりと進めていく必要があります。全国的に人口減少が進む中で、まちの未来を切り拓く子どもたちは、地域の宝であり、子どもを生み育てやすい環境を整えることは未来への重要な投資です。国は「こども・子育て政策」を最重要政策と位置付け、4月にこども家庭庁を設置、6月に予定される骨太の方針の発表までに、将来的なこども・子育て予算倍増に向けた大枠を提示することとしており、本市としてもその動向を注視しているところです。本市では、これまでも不妊治療への助成の拡充をはじめ、出産を希望される方や子ども・子育て世帯を対象とした多様な支援の充実を図ってきました。大変嬉しいことに、一昨年に続き、昨年も出生数は増加しました。こうした流れを更に加速させていくために、赤ちゃんの誕生を心から喜び、夢に向かって頑張る子どもたちを精一杯応援する地域社会を市民の皆様とともに創り上げていかなければなりません。子どもの健全な成長を支え、郷土の歴史を学べる場や自然と触れ合える遊びの場を提供し、子育て世帯をサポートする人材を確保するなど、高岡独自の施策を展開していくことで、子どもを生み育てやすいまち、そして、子どもたちが何事にも挑戦できるまちを目指していきます。
また、本市は、昨年5年振りに人口の社会動態が増加に転じました。この流れを維持・継続させていくため、これまで築いてきた都市の強み、磨いてきたまちの魅力に加え、それらを最大限に活かすひとの力を結集させ、新しい価値を創り出す「挑戦」が日常的に生まれるまちづくりを進めてまいります。子ども・子育て支援の充実に加え、魅力ある仕事、魅力あるチャレンジができるまちとしてのブランド力を向上させるとともに、戦略的な情報発信に努めることで、届けるべき人、求めている人たちに必要な情報をしっかりと伝え、市民に住み続けたいと思っていただけるまち、更には全国から選ばれるまちを目指してまいります。
高岡の顔である中心市街地においては、賑わいの核を生み出すための挑戦として、今年度から御旅屋人マーケットが始まりました。市民の皆様の共感を呼び、この動きを更に拡げようと、飲食店有志の団体や音楽イベントを企画する団体が自発的にイベントを開催するなど、新たな展開も生まれています。また、今月、市民の皆様に名称を選んでいただいた、高岡まちなかスタートアップ支援施設「TASU(タス)」がオープンします。起業マインドを醸成し、御旅屋人マーケット等との相乗効果を生みながら、新たなチャレンジを誘発するとともに、まちの賑わいと中心市街地の新たな価値を生み続けていくことで、中心市街地の活力をまち全体の発展へと拡げてまいります。

第2 令和5年度予算の概要 

それでは、令和5年度予算編成の基本方針、歳出予算及び施策の概要並びに歳入予算の概要について申し上げます。

1 令和5年度予算編成の基本方針 

最初に、令和5年度予算編成の基本方針について申し上げます。
令和5年度予算につきましては、「持続可能な未来都市 高岡」の実現に向け、本市の随所に芽吹き始めた市民の「挑戦」が高岡に関わる多くの人の共感を呼び、更なる「挑戦」への連鎖を作り出す好循環を目指し、編成に取り組みました。
市民や企業がその個性や能力を活かし、新たな一歩を踏み出す契機を後押しする「挑戦の種を育む施策」、挑戦に関わる人を繋ぎ、市民の手による地域の課題解決や魅力向上を図る「挑戦する人を繋げる施策」、次代を担う子ども達の健全な成長を支え、持続可能な経済社会や環境を構築する「挑戦を拓く未来への投資施策」、市民生活の安全・安心を確保し、市民が挑戦へのスタートを切るための環境を整える「挑戦への礎を築く施策」、これら4つの施策に関連する事業を重点的に盛り込み、「未来につながる挑戦を加速させる予算」として令和5年度予算を編成したところです。
この基本方針のもとに予算を編成した結果、令和5年度の予算規模は、
一般会計においては、           688億9,633万8千円
特別会計は、9会計の合計で  677億6,625万3千円
総計では、                          1,366億6,259万1千円となりました。
前年度と比較すると、一般会計では1.2パーセントの増加、特別会計を含めた総計では、1.6パーセントの増加となっております。

2 歳出予算及び施策の概要 

続きまして、令和5年度主要施策の概要について、総合計画に掲げた「めざすまちの姿」に沿って、その主な内容をご説明申し上げます。

地域産業 

(1)ものづくり産業が時代の流れに対応し、活性化している

まず、『ものづくり産業が時代の流れに対応し、活性化している』まちについて申し上げます。
「新たな事業活動の創出」につきましては、3月25日に御旅屋セリオに開設するスタートアップ支援施設「TASU」を拠点に、起業から事業承継までの伴走支援に取り組みます。
また、産業基盤を担う「ひとづくり」を軸に、新分野・新事業展開に係る支援メニューの拡充を図り、本市産業のイノベーションの推進を図ります。
さらに、ふるさと納税型のクラウドファンディングを活用し、市民のプロジェクトへの挑戦を後押しします。
「地域産業の競争力強化」につきましては、アメリカ・サンフランシスコ等において高岡が誇るものづくり産業等のPRや伝統工芸品のテストマーケティングを実施し、海外での事業展開を目指す事業者を支援します。
また、複業人材やインターンシップ制度の活用、カーボンニュートラルへの対応等、ポストコロナ時代における事業者の積極的な取組みを支援します。
「産業基盤の整備・企業立地の推進」につきましては、企業立地助成金の一部要件を緩和するなど、企業の新規立地や既存工場の増設などの設備投資を促進し、産業の成長や雇用機会の拡大などに取り組みます。
「中小・小規模企業の経営基盤強化」につきましては、複数の市内企業を巡る合同インターンシップを実施し、企業の魅力を体感してもらう機会を創出することで、中小企業が直面する人材不足の解消に向け取り組みます。

(2)水・緑・食が豊かで暮らしにうるおいがある

次に、『水・緑・食が豊かで暮らしにうるおいがある』まちについて申し上げます。
「農業の持続的発展」につきましては、生産の拡大が見込める作物への転作の誘導等により農業者の収益性向上を図るとともに、1億円産地に成長した高岡産チューリップ切り花の更なる消費拡大に努めます。
また、堆肥を活用した地域循環型農業を支援し、農業分野におけるカーボンニュートラルを推進します。
「林業の振興」につきましては、里山整備を行う地元組織へ新たにチッパー機の貸し出しを始めるなど、山林の保全と効率的な維持管理に向けた取組みを進めます。

歴史・文化 

(3)世代を超えて受け継がれてきた歴史資産が大切に継承され、輝いている

次に、『世代を超えて受け継がれてきた歴史資産が大切に継承され、輝いている』まちについて申し上げます。
「文化財の保存・活用」につきましては、勝興寺において特別企画展など国宝指定記念事業を行うほか、勝興寺周辺の駐車場や案内板等の整備を進めます。
また、歴史都市としての充実を図るため、地域が主体となって行う文化財調査を支援します。
「歴史的風致の保全・活用」につきましては、令和2年に重要伝統的建造物群保存地区に選定された吉久地区において、歴史的なまちなみを保全しながら景観の向上を図るための修景整備に取り組みます。

 

(4)暮らしの中に万葉と前田家ゆかりの文化が息づいている

次に、『暮らしの中に万葉と前田家ゆかりの文化が息づいている』まちについて申し上げます。
「地域に根ざした創造的な芸術・文化活動の育成」につきましては、今年生誕90周年を迎える藤子・F・不二雄先生のご功績を称え、ふるさとギャラリーを拠点とした記念事業を実施します。

交流・観光 

(5)高岡の魅力を積極的に発信し、たくさんの人が訪れるようになっている

次に、『高岡の魅力を積極的に発信し、たくさんの人が訪れるようになっている』まちについて申し上げます。
「観光資源の発掘と保存・活用」については、先にも述べたとおり、国宝指定を受けた勝興寺の周辺整備を進めるとともに、瑞龍寺や勝興寺を素材とする着地型旅行商品の造成等に取り組みます。
また、市内での観光消費を高めるため、観光協会とともに、宿泊施設や飲食店と連携し、既存の飲食クーポンのブラッシュアップに取り組みます。
「広域観光の推進」につきましては、北陸新幹線の敦賀延伸を見据え、令和5年秋のプレ北陸デスティネーションキャンペーン等におけるPR活動や、高岡ならではのツアーの造成支援等に取り組みます。
「イメージアップ・誘致活動の強化」につきましては、万葉まつりに「万葉集全20巻朗唱の会」のインターネット予約システムを導入するなど、本市の主要な祭・イベントの開催を支援してまいります。
「国内・国外交流の推進」につきましては、サブカルチャーや撮影を好む若者が参加するコスプレイベントの実施を支援するなど、地域の未来を担う若者の活動を応援してまいります。

 

(6)生活の利便性が向上し、市街地に人が行き交いにぎわっている

次に、『生活の利便性が向上し、市街地に人が行き交いにぎわっている』まちについて申し上げます。
「商業・サービス業の振興」につきましては、商店街等が実施する情報発信や、訪れてくださった方へのサービス向上の取組みを支援します。また、企画同士を組み合わせることで、相乗効果が期待できる合同イベントへの開催補助を新たに行い、回遊性の創出に取り組みます。
「中心市街地活性化の推進」につきましては、御旅屋通りを中心に賑わいの核を生み出し、新規開業を促進するため、定期マーケットを毎月開催するとともに、中心市街地や観光地での空き店舗等を活用して新規開業する事業者への支援に取り組みます。
「住宅・宅地の整備」につきましては、まちなか区域及び居住誘導区域における住宅の新築、中古住宅の取得、隣接する土地の購入等に対する支援について、新婚世帯を新たに対象に加えるなど拡充して取り組みます。
また、まちなかの空き家除却のための支援事業を新設するとともに、空き家発生の未然防止や有効活用に関する啓発・支援を行います。

 

(7)交通ネットワークを活かし、県西部の中核的役割を果たしている

次に、『交通ネットワークを活かし、県西部の中核的役割を果たしている』まちについて申し上げます。
「高岡駅・新高岡駅の周辺整備」につきましては、令和6年春の北陸新幹線敦賀開業を見据え、高岡駅・新高岡駅にあるサインの改良、二次交通を活用した旅行商品造成支援のほか、観光客等へのPRを行います。
また、バリアフリー化に向けた福岡駅のエレベーター整備に対して支援を行います。
「高速道路網・幹線道路網・地域公共交通体系の整備」につきましては、市民協働型地域交通システムの導入に取り組む地域に対し、導入に向けた調査・検討から実証運行及び本格運行への支援を行うとともに、MaaSシステムの横展開による利便性向上を図ります。
また、万葉線の利便性を高めるため、令和6年度内のサービス開始を目指して、交通系ICカードの導入支援を行います。
加えて、小中学生向けの公共交通乗り方ガイドの作成や、公共交通乗り放題チケットの造成支援等を行い、市民の皆様が公共交通をより暮らしに取り入れていただける環境づくりを進めます。
「港湾の整備・活用」につきましては、伏木万葉ふ頭に入港するクルーズ船歓迎行事の開催を支援するほか、クルーズ船事業者が勝興寺など市内観光地をツアーに組み入れた場合に補助するなど、クルーズ船の誘致強化に努めます。

子育て・教育 

(8)安心と希望、ゆとりを持って子育てを楽しんでいる

次に、『安心と希望、ゆとりを持って子育てを楽しんでいる』まちについて申し上げます。
「教育・保育の一体的提供の推進とサービスの充実」につきましては、市内私立園に正規の保育士、幼稚園教諭等として就労した方への助成金制度を新設し、人材確保の課題解決を目指します。
「安心して妊娠・出産・子育てができる体制の充実」につきましては、こども医療費助成の対象を高校3年生相当(18歳に達する日以後の最初の3月31日まで)まで拡充し、子どもの健全な成長を社会全体で支えてまいります。
また、保健師等が妊娠期から出産・子育てまで一貫して相談に応じる体制を整えるとともに、出産応援金・子育て応援金を支給します。
「地域の子育て力の応援」につきましては、民間学童保育の運営について、国の補助基準に満たない事業所に対しても市独自に運営費補助を行い、放課後児童健全育成事業の充実を図ります。

 

(9)教育を通じて個性を磨き、生きる力を高め合っている

次に、『教育を通じて個性を磨き、生きる力を高め合っている』まちについて申し上げます。
「確かな学力・豊かな心・健やかな体をはぐくむ教育の推進」につきましては、子どもたちの学びのデジタル化を推進するための環境整備に引き続き取り組みます。
また、高岡市から国際社会で活躍できる人材を育てていくため、寄附金を原資とした海外長期留学者への奨学金制度を新たに設けます。
「地域に開かれた特色ある教育活動の充実」につきましては、「青春(あおはる)インターン」事業を創設し、企業と高校をつなぎ、高校の「総合的な探究の時間」等の中で地元企業体験プロジェクトに取り組む企業を支援します。
「教育効果を高める教育環境の充実」につきましては、令和6年4月の統合小学校開校に向け、五位中学校区の新築工事、高岡西部中学校区の改修工事等を引き続き進めてまいります。さらに、高陵中学校区については、小中一貫校整備に向けた実施設計等を行います。

 

(10)いくつになっても興味のあることを気軽に学べている

次に、『いくつになっても興味のあることを気軽に学べている』まちについて申し上げます。
「ライフステージに応じた生涯学習の振興」につきましては、専門的な知識を持った事業者に図書館の窓口業務等を委託し、図書貸出しサービスの拡充を図ります。

 

(11)いつでも気軽にスポーツを楽しんでいる

次に、『いつでも気軽にスポーツを楽しんでいる』まちについて申し上げます。
「生涯スポーツ活動の充実」につきましては、保育園や幼稚園、小学校等へのうんどう遊びアドバイザーによる訪問指導を行い、運動が好きな子どもの育成や運動習慣の定着、保育士、教職員の指導力向上を図ります。
「スポーツ施設の充実と効率的な活用」につきましては、スポーツコアリフレッシュ事業として、新年度はイベント広場の夜間照明の設置工事を行い、魅力を高めてまいります。

安全・安心 

(12)誰もが生き生きと自立して暮らしている

次に、『誰もが生き生きと自立して暮らしている』まちについて申し上げます。
「地域福祉の推進」につきましては、高齢者・子ども・障がい者・生活困窮者等の複雑化・複合化した課題や悩みを解決するために、分野を超えて各機関が連携し、スピード感をもって支援できる体制づくりを推進します。
また、呉西地区成年後見センターにおける相談件数等の増加に対応するため、職員を増員し、とやま呉西圏域6市が連携して、相談から後見まで一貫した支援を行う体制の強化を図ります。
「障がい者(児)福祉・自立支援対策の充実」につきましては、障がいのある人の相談・支援体制の充実に努めるとともに、生活困窮者の支援については、生活の自立をより一層促すため、家計改善支援、就労準備支援、学習支援などを組み合わせた重層的なセーフティネットの推進に引き続き取り組みます。
「高齢者福祉の充実」につきましては、令和6年度からの利用開始を目指し、介護予防を目的としたスマートフォンアプリの開発を進めます。併せて、介護予防に効果があるとされるeスポーツの体験会を高齢者の通いの場において開催するとともに、導入する団体についても支援します。
また、高齢者の閉じこもり予防、介護予防のため、地域が主体となって行う通所型サービス及びその際に地域の事業者等が行う送迎サービスの取組みを支援します。

 

(13)健康的な生活を送り、必要な時に適切な医療を受けられる

次に、『健康的な生活を送り、必要な時に適切な医療を受けられる』まちについて申し上げます。
「生涯を通じた健康づくりの推進」につきましては、がん患者に対する、医療用ウィッグ等の購入費助成事業に取り組むほか、骨髄バンクドナー助成制度を新設します。

 

(14)地域の人々の手で環境が守られている

次に、『地域の人々の手で環境が守られている』まちについて申し上げます。
「環境保全意識の高揚」につきましては、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、公共施設のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)化の課題や効果について検証を行います。
また、自律的好循環の実現を目指し、SDGsに関し、従来の普及啓発から市民・企業・団体などによる実践に軸足を置いた取組みを促進していきます。
「環境保全対策の充実」につきましては、市街地のカラス対策として、捕獲檻の増設やカラス対策設備の設置に対する支援を行うことに加え、市民や関係者の協力のもと、カラスが生息しづらい環境づくりに年間を通して一体的に取り組みます。
「ごみの減量化・資源化の推進」につきましては、「高岡の水」のアルミボトル化や、印刷の際に発生する不用紙であるヤレ紙の本市封筒へのペーパーリユース等に取り組み、環境に配慮した循環型経済社会を目指します。

 

(15)安全で快適な生活を送っている

次に、『安全で快適な生活を送っている』まちについて申し上げます。
「防災対策の充実」につきましては、市民へ避難情報を伝達するためのシステムや、被災者の生活再建を迅速かつ円滑に進めるためのシステムを整備するとともに、邑知潟断層帯による地震を想定した防災備蓄の拡充を行います。
また、火災により住宅に被害を受け、居住することが困難となった方に対し、一時的な宿泊環境の確保について支援するほか、災害に強いまちづくりを目指し、地域住民が一体となった防災まちづくり構想の策定及び実践について支援します。
「消防・救急・救助体制の充実」につきましては、老朽化した消防本部・高岡消防署庁舎改築工事に着手するとともに、県西部5市を対象エリアとする高機能消防指令システム及び消防救急デジタル無線設備の機能向上を図るための先進技術調査等を行います。
「道路整備、交通安全・防犯対策の充実」につきましては、子どもたちの安全確保に向けた環境整備のため、保育園等の近隣道路の整備事業に取り組むほか、地域が主体となって実施する農業用排水路等の安全対策に対して支援します。
「緑化の推進と保全」につきましては、おとぎの森公園の魅力向上計画に基づき、民間活力の活用を想定したエリアの再整備を行います。古城公園については、歴史的・文化的価値の維持向上のため、計画的な樹木管理等に取り組みます。
また、牧野河川公園については、早期の供用開始に向け整備を進めます。
「上・下水道の整備」につきましては、「上下水道ビジョン」に基づき、水道事業では基幹施設の整備、下水道事業では公共下水道や雨水管の整備に取り組むなど、市民生活や産業基盤を支える重要なライフラインとしての役割を果たしてまいります。

 

(16)その人らしさが尊重され、お互いに助け合いながら幸せに暮らしている

次に、『その人らしさが尊重され、お互いに助け合いながら幸せに暮らしている』まちについて申し上げます。
「市民が主役の地域づくりへの支援」につきましては、地域の力を結集し、地域活動や課題解決に取り組む多機能地域自治の導入を支援します。
また、地域担当職員の配置モデル地区における、地域住民自らの積極的な活動に対する支援を行うとともに、地域おこし協力隊を新規に採用するなど、地域の活性化に取り組みます。
「多文化共生社会の推進」につきましては、新たに多文化共生推進員を採用するほか、ベトナム語に対応する相談員を増員配置するなど、多文化共生の地域づくり、人づくりを更に進めます。

 

(17)市役所が市民に信頼され、責任を持って取り組んでいる

次に、『市役所が市民に信頼され、責任を持って取り組んでいる』まちについて申し上げます。
「市民に開かれた市政の推進」につきましては、市民がスムーズに目的の窓口に向かえるよう、窓口の導線や案内の見直しを行います。
また、市ホームページのリニューアルを行い、市民ニーズに即応した情報発信に対応するほか、市広報誌『市民と市政』においても、民間活力を活かし、内容の充実を図り、市民にしっかりと届く広報を目指します。
「高度情報化の推進」につきましては、窓口などでの紙による申請をデジタル化するためのシステムを構築し、窓口業務のデジタル化を進めてまいります。
また、全職員にチャットツールのアカウントを配布し、電話やメールに代わる情報伝達ツールとして活用することで、業務の効率化を図ります。
更に、将来的な3D都市モデルの整備について、3Dデータの様々な分野における利活用の可能性を検討する調査を実施します。

3  歳入予算の概要 

次に、歳入予算のうち、主なものについてご説明申し上げます。
まず、市税収入につきましては、給与所得の伸びに伴う個人市民税の増加や企業の設備投資に伴う固定資産税の増加などを見込み、264億4,316万2千円を計上しております。
地方交付税につきましては、地方財政計画において、社会保障関係費の増加が見込まれる中、地方公共団体が住民のニーズに的確に応えつつ、地域のデジタル化や脱炭素化の推進など様々な行政課題に対応し、行政サービスを安定的に提供できるよう、前年度を上回る地方交付税額を確保することとされました。これらを踏まえ増加を見込んでおります。
各種交付金等につきましては、地方財政計画等に基づき、地方消費税交付金の増加など、それぞれ見込み額を計上しております。
国庫支出金及び県支出金につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の減少をはじめ、事業内容、事業採択の見通しなどを踏まえ、それぞれの事業に見合った額を計上しております。
市債につきましては、地方財政計画に基づき、臨時財政対策債の発行額の減少を見込むとともに、令和5年度よりスタートする「高岡市行財政改革推進プラン ~高岡再始動計画~」を踏まえ、市債発行額について適正に管理を行い、今後も引き続き市債残高の減少に努めます。

4 組織体制 

行政組織につきましては、簡素で効率的な組織体制を基本としつつ、新たな行政課題や多様化する市民ニーズに対応した施策を効果的に推進するための組織体制の構築を図ります。
主なものとしましては、現在、秘書課の課内室となっている広報広聴室を改組して広報発信課を新設し、市政情報全般に関する新たな発信機会の創出やスピード感のある情報発信に向けた取組みを強化してまいります。
また、課題となっている広域連携、移住・定住促進等の取組みや学校再編及びICT環境を含めた教育環境整備の着実な推進のため、体制の強化を図ります。

第3 条例その他 

次に、条例その他議案について申し上げます。
条例議案につきましては、こども医療費助成の対象者の拡大に伴う高岡市こども医療費助成条例の一部を改正する条例など、12件を提案しております。
その他議案につきましては、木楽館の地元自治会への譲与など2件を提案しております。
報告案件1件につきましては、令和4年度高岡市一般会計補正予算の専決処分に係るもので、この冬の除雪に対処するため補正予算措置を講じたものです。

以上、令和5年度予算をはじめ、提出いたしました諸案件について、その概要をご説明申し上げましたが、何とぞ慎重ご審議のうえ、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。

 

お問い合わせ

未来政策部秘書課

富山県高岡市広小路7-50

電話番号:0766-20-1218

ファックス:0766-20-1660