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更新日:2023年12月19日

令和5年高岡市議会12月定例会

令和5年高岡市議会12月定例会市長提案理由説明

第一 市政の運営にあたって

一 はじめに

二 市政運営の基本姿勢について

第二 提出議案について

 

第一 市政の運営にあたって

 

一 はじめに

 令和5年12月定例会の開会に当たり、提案理由の説明に先立ちまして、今後の市政運営に対する所信の一端を申し上げます。
 はじめに、10月29日に御逝去された本市名誉市民の大澤幸勝先生に心から哀悼の意を表します。先生は、独自の研究により「鋳ぐるみ技法」を確立されるなど、卓越した鋳造技術を有し、我が国の伝統産業を支える技術者として、日本を代表する鋳金作家として、平成17年に鋳金の重要無形文化財保持者いわゆる人間国宝の認定を受けられました。また、高岡地域文化財等修理協会初代会長としても、技術の継承と後継者の育成・確保にご尽力いただきました。
 先生のご功績は、高岡のものづくりの文化や伝統の礎となり、これからも脈々と受け継がれていきます。ここに謹んで大澤先生のこれまでのご遺徳を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。
 先月29日に国会において、物価高から国民生活を守ることを柱の一つとした補正予算が成立しました。この補正予算に基づき、生活者・事業者への支援などが順次展開されていく予定となっています。本市においては、これまで市民とともに拡げてきた挑戦の連鎖をしっかりと支えていくため、こうした国の動き、更には県の施策等に呼応しながら、本市の実情に合わせた対応や支援を迅速に実施してまいります。

二 市政運営の基本姿勢について 

 人口減少・少子高齢化が進む中、これまで築き、磨き上げてきた「都市の強み」「まちの魅力」を最大限に活かし、新たな価値を創り出す「ひと」こそが、まちづくりの主役であると訴え続けてまいりました。この想いのもと、昨年度、市民をはじめ高岡に関わるすべての「ひとの力」を結集し、持続可能で進化し続けるまちを目指す総合計画第4次基本計画をスタートさせ、「挑戦」をキーワードに、スピード感をもって各種施策を展開してきました。一方で、この間、コロナ禍の中でデジタル化やDXの推進、急速な変化に対応する人材の育成・確保などの課題が顕在化しました。これらの課題を克服するための施策の方向性については、昨年11月に総合計画審議会に諮問し検討を進めていただくとともに、各種協議会や出前講座などさまざまな場面で市民・事業者の方と広く意見を交わし議論を深めてまいりました。先月29日には総合計画審議会から、これまでの議論の中で出た「これからのまちづくりにおける視点として、カーボンニュートラルの実現に向けた循環経済を創出することなどが重要」とのご意見や、「挑戦の主体となる人材を育成し、その挑戦を支える環境をしっかりと創出して欲しい」等のご意見を反映した、総合計画第4次基本計画を補完するアフターコロナ編の答申をいただきました。
 カーボンニュートラルの実現に向けては、本市では脱炭素の達成を通じ、環境と経済の好循環を創出し、市民とともに地域も暮らしも豊かになる社会の構築を目指しています。先月7日には、本市の目指す取組が県内で初めて、国のカーボンニュートラルを実現するための全国のモデルとなる脱炭素先行地域として、そして、今回から新設された重点選定モデルである資源循環モデルとして選定されました。共同提案者である高岡市カーボンニュートラル推進協議会の皆様方とともに脱炭素化に先進的に取り組んでいたことも今回の選定につながったと考えており、改めて感謝を申し上げます。国からは「基幹産業であるアルミ産業関連企業を巻き込み、資源循環の強化及び脱炭素化を目指す提案であり、地域産業と連携して脱炭素化を目指す他の自治体に波及効果がある取組」との評価をいただいています。
 また、富山大学高岡キャンパス内に、リサイクルアルミの研究を先行的に進める富山大学軽金属材料共同研究棟が開所しました。この研究が進み、技術が確立されていくことで、リサイクルアルミの価値が高まり、アルミ資源が日本全国から本市に集まることが期待され、産学官金民協働で、高岡型の資源循環、そして、循環経済いわゆるサーキュラーエコノミーを本市で構築できる体制も整ってまいりました。
 今が高岡にとって新たなスタート地点であり、絶好のチャンスのとき。この機を捉え、高岡市は、2050年二酸化炭素排出実質ゼロに取り組むことを表明し、ここにゼロカーボンシティを宣言します。「循環」を高岡の新たな強みとして、すべての市民、地域、企業等の力を結集させ、脱炭素と本市の経済成長の両立に加え、アルミをはじめとした資源循環によるサーキュラーエコノミーを積極的に推進し、高岡の未来を切り拓いてまいります。
 持続可能な公共交通については、コンパクト・アンド・ネットワークのまちづくりを目指し、鉄軌道、路線バス等の骨格的公共交通と、これらを補完する市民協働型地域交通システムによって、市域全体の移動利便性を高める「高岡型コミュニティ交通」の確立を進めています。本市における骨格的公共交通の一つでもある城端線・氷見線については、現在、県、沿線4市、JR西日本、あいの風とやま鉄道で構成する城端線・氷見線再構築検討会において、鉄道事業再構築実施計画の策定を進めています。10月には運行主体を将来的にあいの風とやま鉄道に移管することを正式に合意し、先月29日の検討会においては、事業費やJRの拠出金なども含めた実施計画の素案が示され、計画の全体像が見えてまいりました。城端線・氷見線の再構築は、将来のまちづくりに直結した重要な投資であり、国の支援を受けられるこの機会を逃すことなく、スピード感を持って進めてまいります。
 市民協働型地域交通システムについては、先月1日から中田地区の「ノッカル中田」が本格運行を開始。また、同27日からは木津地区において新たに地域バス「木津ぐるりんバス」が実証運行を開始しました。市内各所で地域の「ひとの力」による将来に向けた挑戦が一つ、また一つと動き出しています。
 こうした公共交通に関連する動きが活発化する中、先月30日に、地域公共交通活性化推進協議会を開催し、今年度中の策定に向け、高岡市地域公共交通計画の計画素案について協議いたしました。地域交通サービスは「公共サービス」であるとの認識のもと、関係機関や地域と共に、本市の公共交通を取り巻く多様な課題に対応しながら、持続可能な公共交通ネットワークを構築し、「ヒト・モノ・コトの循環」を支えてまいります。
 高岡の将来を担っていく人材の育成については、言語や文化等の異なる人たちと日常的に交流ができる環境を整え、これからの時代、国際感覚を身につけた「ひと」をしっかりと育てていきたいと考えています。子どもたちの異文化コミュニケーション能力の向上を図るとともに、世界に目を向ける機会を提供していくため、10月に訪問したフォートウェーン市では、両市の小中学生によるビデオレター方式等での交流や、大学生同士の英語教育プログラムの活用、加えて、高岡市内の高校での導入を見据えた英語教育プログラムの開発など、教育交流を進めていくことを協議し、合意してまいりました。更には、フォートウェーン市や先月に訪問した台北市から野球チームを本市へお招きし、高校野球の国際親善大会を開催する等のスポーツ交流を実施する方向で調整を進めています。
 また、経済交流については、海外販路の拡大などを目的に、高岡商工会議所とともに、フォートウェーン市内において高岡市内企業の製品の販売等を目指すほか、台北市では、本市へのインバウンドの促進を図るため、高岡市観光協会、とやま観光発信会とともに商談会を実施し、旅行会社に対し私自らがプレゼンを行うなど、旅行商品造成に向けたセールスを行ってまいりました。
 教育、スポーツ、経済等の実践の場で視野の広い人材を育成していくとともに、市民や企業が世界を舞台に挑戦していく場を充実させてまいります。
 これから新年度に向け、10 月に発表させていただいた予算編成方針に基づき、予算編成作業を本格化させていきます。これまで市民とともに未来につながる挑戦を拡げ、加速させてきたまちづくりを活かし、高岡ならではの「循環」を生み出していくとともに、未来を見据えた投資施策も積極的に展開し、次の世代、そしてその次の世代のこどもたちが夢や希望を持てるまちへと進化させてまいります。更には、高岡で生まれ、育ち、暮らす人々が未来の高岡を創り、次の世代の担い手も育成していく「ヒトの循環」、資源やエネルギーを再生するサイクルを通じ持続的な地域の成長を目指していく「モノの循環」、一つひとつの挑戦が相乗効果を生み出しながら次なる挑戦へと連鎖していく「コトの循環」等により、地域の新たな活力を創出し付加価値を生み出していく、「循環」を強く意識したまちづくりを推進し、「持続可能な未来都市 高岡」の実現に向けた動きをより加速させてまいります。

第二 提出議案について

  次に、ただいま上程されました予算議案9件、条例議案3件、その他議案6件についてご説明申し上げます。
 議案第78号から第86号までは、一般会計及び特別会計の補正予算です。
補正予算の規模は、


 一般会計 43億9,000万6千円の増額
 特別会計   1億7,912万2千円の増額
 総計     45億6,912万8千円の増額です。


 今回の補正予算では、国の補助を受けて実施する大雨被害の復旧費用を計上するほか、浸水対策や高齢者の見守り及び避難情報等の配信に必要な経費を計上します。
 また、脱炭素先行地域選定を受け、再生可能エネルギー施設整備の調査に取り組むほか、海外販路開拓に向けた新たな施策を行います。
 あわせて、北陸新幹線金沢・敦賀間開業にあわせたイベントの実施や地域経済活性化と発注・施工の円滑化のため、公共工事の前倒しを行うほか、償還可能な市債の繰上償還を行い、将来の公債費負担の軽減を図ります。
 以下、その主な内容について、ご説明申し上げます。
 災害復旧の取組については、国の補助を受けて実施する大雨被害の復旧のほか、災害に強いまちを目指し、水位センサーの設置や早期に効果の見込める下水道管の改築、バイパス化等の浸水対策を実施します。
 あわせて、高齢者等に対し、家族等と双方向でのコミュニケーションが可能な見守り、及び避難情報等を迅速・正確に伝達するためのサービスを導入します。
 次に、脱炭素先行地域選定を受け、大規模太陽光パネルなど再生可能エネルギー施設整備の調査や地域内のLED化を進め、カーボンニュートラルの実現を目指します。
 また、本市と海外都市との経済交流をより迅速に深化させるため、市内中小企業者等の海外販路獲得の道筋作りを実施し、新たな挑戦を支援します。
 加えて、令和6年3月16日の北陸新幹線金沢・敦賀間開業にあわせ、新高岡駅周辺での記念イベントを行うほか、新高岡駅観光交流センターのサイン等のリニューアルを実施し利便性の向上を図ります。
 さらに、9月1日から開始した『高岡古城公園 景観再生プロジェクト』にご支援いただいた寄附金を活用させていただき、樹木の伐採を追加で実施し、高岡古城公園樹木管理行動計画の推進を図ります。
 そのほか、公共工事の発注・施工の円滑化と地域経済の活性化を図るため、道路補修等の債務負担行為の設定を行います。
 また、過去に借り入れた市債の一部について繰上償還を実施するほか、借入時の契約に基づき借り換えを行います。


 続きまして、議案第87号から第95号までの条例その他議案について申し上げます。
 条例議案につきましては、国民健康保険の被保険者が出産する場合に、産前産後の期間、出産被保険者の国民健康保険税を免除する高岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例など、3件を提案しております。
 その他議案につきましては、下伏間江福田線立体交差整備Ⅱ期工事に係る工事請負契約の締結など、6件を提案しております。
 以上、提出いたしました諸案件についてご説明申し上げましたが、何とぞ慎重ご審議の上、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。

 

 

お問い合わせ

未来政策部秘書課

富山県高岡市広小路7-50

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