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更新日:2019年12月6日

令和元年高岡市議会12月定例会

市政の運営にあたって

一 市政の運営にあたって

令和元年十二月定例会の開会にあたり、提案理由の説明に先立ちまして、私の市政運営に対する所信の一端を申し上げます。

情報システム保守の委託業者社員による患者様の個人情報の持ち出しについて

初めに、今般、高岡市民病院において情報システム保守の委託業者社員による患者様の個人情報の持ち出し事案が発生しました。誠に遺憾であり、患者の皆様をはじめ関係の皆様にご心配をおかけしたことについて、大変申し訳なく思っております。本市といたしましては、当該委託業者に対し、再発防止はもとより、改めて厳正な個人情報の取り扱いの徹底を求めてまいります。

台風第十九号で被災された皆様へのお見舞い

次に、十月に発生した台風第十九号をはじめ、記録的な大雨やそれに伴う河川のはんらんなどにより、各地で甚大な被害がもたらされました。犠牲となった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

防災意識の向上に向けて

台風第十九号接近の際は、本市においても、台風の進路を勘案して被害が想定される地域に避難所を開設したほか、土砂災害の恐れのあった十地区五千二百七十五世帯に対して避難準備・高齢者等避難開始を発令するなど、市民の安全確保と被害防止に努めました。

近年、全国的に台風や豪雨などによる被害は毎年のように起きており、記録的猛暑や大雪なども含め、異常気象が「異常」ではなくなりつつあります。改めて災害に対する備えの重要さを感じるところであり、引き続き、ハザードマップやマイタイムラインの活用の周知徹底に努めるとともに、総合防災訓練をはじめとした実践的な訓練の実施などについて、地元組織や関係機関と連携を密にして取り組んでまいります。災害はいつどこで起きてもおかしくないものであり、市民の皆様も、「自分は大丈夫」と思うことなく、「我がこと」としてとらえ、日ごろから訓練に参加するなど防災意識の向上に努めていただきますようお願い申し上げます。

台風第十九号の北陸新幹線への影響について

台風第十九号により、北陸新幹線において車両の浸水被害や全線運行の取りやめなど、大きな影響がありました。浸水した車両がすべて廃車処分を余儀なくされるなど厳しい状況の中、早期に全線運行が再開され、先月三十日からは定期ダイヤ「かがやき」「はくたか」「つるぎ」の定期便が全面復旧されたこと、また、年末年始の繁忙期及び一月、二月の週末を中心に、新高岡駅に停車する「かがやき」及び「はくたか」臨時便が運行されることについて、JR各社をはじめ関係各位に感謝申し上げます。新高岡駅を利用する方の利便性向上や、地域経済、交流人口などにも好影響が見込まれることから、引き続き飛越能地域全体の振興・発展のため、新高岡駅の更なる利用拡大を図ってまいります。

また、令和四年度末に予定されている金沢・敦賀間開業はもとより、大阪までの全線開業を見据えた長期的展望に立ち、「かがやき」臨時便の増便、定期便化について、引き続き関係機関や関係団体と連携しながら働きかけてまいります。

「未来高岡」総合戦略について

次に、「未来高岡」総合戦略についてであります。

現在、第二期総合戦略を年度内に策定する作業を進めております。現行の総合戦略では、人口減少を克服し、地域の経済社会の活性化を図るため、まち・ひと・しごとの創生の観点から各種施策を進めてまいりました。この間、魅力的なしごとづくりやまちなか居住などについては、おおむね目標を達成しているところであります。しかしながら人口動態については、平成二十七年度と二十九年度に社会増となったものの、人口減少対策は依然として大きな課題であります。若者の移住・定住を促進するため若者が働きやすく、子育てしやすい環境づくりや、コンパクト・アンド・ネットワークのまちづくりなどに継続して取り組むことが必要であります。

「未来を担うひとづくり」について

このため、第二期総合戦略では、現行の総合戦略の考え方を受け継ぎながら、特に「未来を担うひとづくり」に重点を置いて、子どもたち一人ひとりのライフステージに応じた切れ目ない支援を進めるとともに、Society5.0やSDGsなど新たな時代の流れを高岡の地方創生の力としていかなければならないと考えております。これら総合戦略において推進すべき施策については、地域コミュニティの維持・強化により市民の皆様にお力添えをいただくこと、近隣市との広域連携でスケールメリットを活かすこと、民間活力の導入などにより地域資源を有効活用すること、IoTやAI等の次世代技術の活用により省力化や利便性の向上を図ること、これら四つの視点から政策横断的に検討を加え、効果的・効率的な施策を構築し、持続可能な行財政運営を進めてまいる所存です。

総合戦略におけるまち・ひと・しごとの創生は、広く地域の市民生活や経済活動に関わるものであり、今後市民の皆様のご意見もいただきながら、市民、企業、地域の皆様と一丸となって取り組みを進めてまいりたいと考えております。

中心市街地の活性化について

次に、中心市街地の活性化について申し上げます。

高岡駅前に富山銀行の新本店が完成し、先月二十五日から営業を開始され、同日に本市も高岡駅北口交流広場の供用を開始しました。また、高岡駅前東地区のホテル・マンションの建設工事も着々と進められるなど、高岡駅周辺の盛り上がりが感じられるところであります。一方、高岡駅南側ではイオンモール高岡が九月に増床、リニューアルオープンをし、県西部地域はもとより飛騨・能登方面からの買い物客もあいまって、連日賑わいをみせております。

高岡駅周辺から高岡駅南側にかけて大きな賑わいをみせる中、高岡駅北側市街地の核の一つでもある御旅屋セリオについては、その灯を消すことなく、引き続き営業を続け、新たな店舗の誘致を進めているところであります。年内には喫茶店やレストランもオープンする予定と伺っており、オタヤ開発株式会社をはじめ関係各位の努力もあり、一階部分は以前と変わりない姿に戻ってきております。

本市としても、セリオタウン構想と軌を一にして、御旅屋セリオの更なる活性化を図るため、資産の一部を取得し、多様な交流や賑わいを生み出す場づくりのイニシアティブをとってまいります。

教育将来構想の推進による教育改革について

次に、教育将来構想の推進による教育改革についてであります。

本市の小中学校教育の充実については、県内初の義務教育学校となる国吉義務教育学校の令和二年四月の開校を目指し、PTAや同窓会、自治会、学校関係者など幅広くご意見を伺いながら、小中一貫教育のリーディングスクールとして義務教育九年間のグランドデザインの策定を進めております。また、校章については、児童生徒や地域の方々から原画を募集し、原案を取りまとめていただきました。国吉を彩るツツジをモチーフに、国吉で学び心豊かに育つイメージと未来に羽ばたく様子をイメージしたデザインは、県内で初めて開校する義務教育学校にふさわしい校章と考えております。五位中学校区においても、第一段階の統合となる石堤小学校と東五位小学校の令和二年四月の統合に向け、児童や保護者が交流活動を行うなど、融和を図りながら具体的な準備を進めております。また、千鳥丘小学校を含めた令和六年四月の第二段階の統合に向けては、設計作業や用地の取得に向けた手続きを進めているところであります。

この他、本年二月に学校の再編統合の枠組みを示した高陵、高岡西部、伏木、中田の各中学校区においては、新たな学校の設置場所や統合の実施時期について年内に素案を示し、年度内には方向性を固めたいと考えております。

ICTを活用した教育環境の整備について

また、ICTを活用した教育環境の整備については、昨年度、慶応義塾大学SFC研究所が総務省の委託を受け、遠隔教育の実証研究を伏木中学校で実施しましたが、今年度は市内の全中学校十二校に範囲を拡大して実施することとなりました。これにより、インターネット上のクラウドシステムを活用して、遠隔地であっても同時双方向で授業展開ができるICT環境を市内の全中学校に整えるとともに、大学教員による質の高い論理コミュニケーションの遠隔授業を全四十クラスの約千三百名が受講することにより、生徒の論理的な思考力や表現力の向上に寄与するものと期待しております。

財政健全化に向けた取り組みについて

次に、財政健全化に向けた取り組みについてであります。

財政健全化緊急プログラムについて、初年度となる平成三十年度は目標額を上回る改善を達成するなど、健全化への歩みは順調に進んできているものの、依然として厳しい財政状況であります。「市民創造都市 高岡」の実現を目指すため、引き続き未来を担う子どもたちのための「ひと」づくりを重点に、「しごと」「まち」へと効果が波及し、好循環が生まれる施策に選択と集中の視点を持って取り組んでまいります。そのために、これまで以上にコスト意識を持って個々の実務の検証や創意工夫に努めるなど、職員一丸となって一層の効率化を図ってまいります。

このような中で、現在編成作業中の来年度当初予算においては、「未来に繋ぐ高岡新機軸」事業枠を新たに設けるなど、緊急プログラム期間終了後も持続可能な行財政運営が維持できるよう、未来を見据えた予算編成に取り組むこととしております。

お問い合わせ

市長政策部秘書課

富山県高岡市広小路7-50

電話番号:0766-20-1218

ファックス:0766-20-1660