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更新日:2022年6月30日
高岡市は、本州のほぼ中央で日本海に面する富山県の北西部に位置し、平成17年11月1日に旧高岡市、旧福岡町が合併し誕生しました。
市内の西側は山間地域で西山丘陵や二上山が連なり、北東側は富山湾、東側は庄川・小矢部川によって形成された良質な地下水を有する扇状地が広がるなど、深緑と清らかな水に包まれたとても自然豊かな地域です。日本の渚百選に選ばれた雨晴海岸からは、海越しに3000メートル級の立山連峰の大パノラマを見ることができます。
雨晴海岸
南北の交通軸には東海北陸自動車道と能越自動車道が整備され、東西の新しい交通軸には北陸新幹線が開業し(平成27年3月)、また、伏木富山港の総合的拠点港の選定などを機に、飛越能地域の玄関口、環日本海沿岸地域における交流拠点都市として、新たな飛躍を目指しています。
豊富な歴史・文化資産やものづくりの伝統に支えられた歴史都市・高岡の強みをさらに磨き、活かしながら、まちの魅力、存在感を高め、「元気なふるさと高岡」の創造を進めています。
高岡銅器や高岡漆器は、高岡を代表とする伝統産業であり、藩政期以来の長い歴史の中で受け継がれてきた「ものづくりのわざと心」が今もなお脈々と息づいています。先人がつくりあげ洗練させてきた「ものづくりの技」を継承しつつ、アルミ、化学・薬品、紙・パルプなどの近代工業がこの地に根付いています。また、旧福岡町では菅笠作りが有名で、生産量は全国の9割以上を占め、全国一の高品質な菅笠を出荷しています。
現在では、デザイン性の高い新しいクラフト商品が次々と発表され、注目を集めています。
二上山ろくから西山丘陵にかけて、桜谷古墳や江道横穴古墳など多くの古墳があり、県内でも早い時期から地方政権が成立していたとされています。
古くは天平の時代から伏木の地に越中国府が置かれ、この地方の政治経済の中心地として栄えました。天平18年(746)には、万葉集の代表的歌人である大伴家持が越中の国守として赴任し、在任5年の間に風光明媚な雨晴海岸や二上山などを愛でて詠んだ220首余りの秀歌を万葉集に残しています。
高岡は、慶長14年(1609)、加賀藩二代藩主・前田利長によって高岡城の城下町として開かれました。「高岡」の地名は、利長が「詩経」の一節「鳳凰鳴けり彼の高き岡に」から引用し、この地の繁栄を願って名付けたと伝えられています。
高岡城跡(高岡古城公園)
古代以来の神社(氣多神社、射水神社)、中・近世以来の大寺院(国泰寺、勝興寺、瑞龍寺)が残っています。なかでも、瑞龍寺は加賀藩二代藩主で高岡の開祖・前田利長公の菩提寺で、壮大な伽藍配置様式の禅宗寺院であり、平成9年(1997)山門、仏殿、法堂が国宝の指定を受けました。
また、重要伝統的建造物群保存地区に指定された「山町筋」には、明治期に建てられた土蔵造商家や民家が立ち並び、高岡鋳物の発祥地である「金屋町」には、現在も千本格子と呼ばれるさまのこが特徴的な町屋が残り、高岡らしい情緒ある風情を醸し出しています。
この他、雅な桃山文化を今に伝える「高岡御車山祭」は、重要有形・無形民俗文化財、両方の指定を受ける国内5件のうちのひとつであり、毎年5月1日には、高岡の金工、漆工、染色などの優れた工芸技術の装飾が施された豪華絢爛な山車(やま)が市街地を巡行し、多くの市民や観光客で賑わいます。
国宝瑞龍寺
わたくしたちのまち高岡は、美しく豊かな自然に恵まれた越中文化発祥の地であり、先人の知恵と努力により、文物交流の中心地としてめざましい発展をとげてきました。とりわけ、芸術と産業を結びつけるものづくりの伝統は、高岡文化の大きな特色です。
わたくしたちは、このような伝統の上に立って、現代社会の課題に挑戦し、新たな時代を拓く活力に満ちたまちづくりを進めていきます。
そのような願いをこめて、この市民憲章を定めます。
高岡市の「高」の文字をモチーフに、水や緑と人の姿を重ね、自然と人の光り輝くまちをデザイン化したものです。
いきいきとした人の姿で、市の活気や躍動を表現しています。
姉妹都市提携 昭和49年(1974)10月19日
姉妹都市提携 昭和52年(1977)4月8日
友好都市提携 昭和60年(1985)8月10日
【花】かたかご(カタクリ) |
【木】つまま(タブノキ) |
【花木】さくら(サクラ属) |
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新高岡市誕生10周年の節目に、ふるさとの誇りや愛着を育み、心の支えとなる歌となって欲しいという願いを込め、高岡市民の歌「ふるさと高岡」を作成しました。
歌詞には、都会で暮らす高岡の若者へのメッセージが込められており、メロディに合わせて、やさしい言葉と力強い言葉が使い分けられています。曲は、やさしく懐かしい「たおやか」な万葉の高岡をイメージした曲想と、元気な現代の高岡をイメージした曲想で構成されています。
各種行事や合唱などの場面でご活用ください。
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