ホーム > 市政情報 > 市の概要 > ようこそ市長室へ > 市政方針 > 平成29年高岡市議会3月定例会

ここから本文です。

更新日:2017年3月1日

平成29年高岡市議会3月定例会

平成29年高岡市議会3月定例会市長提案理由説明

第一 市政の運営にあたって

 一 はじめに

 二 まちづくりの基本姿勢と当面する重要課題

第二 平成二十九年度予算の概要

 一 平成二十九年度予算編成の基本方針

 二 歳出予算及び施策の概要

    (1)ものづくり産業が時代の流れに対応し、活性化している

    (2)水・緑・食が豊かで暮らしにうるおいがある

    (3)世代を超えて受け継がれてきた歴史資産が大切に継承され、輝いている

    (4)暮らしの中に万葉と前田家ゆかりの文化が息づいている

    (5)高岡の魅力を積極的に発信し、たくさんの人が訪れるようになっている

    (6)生活の利便性が向上し、市街地に人が行き交いにぎわっている

    (7)交通ネットワークを活かし、県西部の中核的役割を果たしている

    (8)安心と希望、ゆとりを持って子育てを楽しんでいる

    (9)教育を通じて個性を磨き、生きる力を高め合っている

    (10)いくつになっても興味のあることを気軽に学べている

    (11)いつでも気軽にスポーツを楽しんでいる

    (12)誰もが生き生きと自立して暮らしている

    (13)健康的な生活を送り、必要な時に適切な医療を受けられる

    (14)地域の人々の手で環境が守られている

    (15)安全で快適な生活を送っている

    (16)その人らしさが尊重され、お互いに助け合いながら幸せに暮らしている

    (17)市役所が市民に信頼され、責任を持って取り組んでいる

 三 行財政の態勢

 四 歳入予算の概要

第三 条例その他

第一 市政の運営にあたって

一 はじめに

平成二十九年三月定例会の開会にあたり、私の市政運営に対する所信の一端を申し述べます。あわせて、本日提出いたしました平成二十九年度予算並びに条例その他の議案について、その概要をご説明申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

昨年は、熊本地震や台風第十号による洪水、糸魚川市での大火災など全国的に災害が相次ぎました。被災された皆様に対しお見舞いを申し上げますとともに、被災地の生活やまちの復旧・復興が一日も早く図られることを心よりお祈り申し上げます。本市といたしましてもこれらの災害対応の中で得られた課題や問題点を教訓として、今後の防災・危機管理体制に生かしてまいります。

さて、我が国における最近の経済状況は、政府によるこれまでの取り組みにより、雇用・所得環境が着実に改善し、経済の好循環が生まれてきており、景気が緩やかな回復に向かうものとされております。県内においても、有効求人倍率が全国でも上位の水準が続いており、景気が着実に回復を続けていくことが期待されているところです。しかしながら個人消費には一部弱さも見られ、海外経済の不確実性などにも留意する必要があるなど楽観はできません。

さらに平成二十七年国勢調査によりますと、我が国の人口は、大正九年の調査開始から初めて減少に転じ、本格的な人口減少社会に突入しており、少子高齢化という構造的課題や、持続可能な社会保障制度の確立と一体となった財政の健全化など、多くの課題に直面しております。

このような状況において、日本が創生するためには、国と地方が一体となって地域経済の活性化及び地方創生に全力を挙げる必要があります。国においては、地方創生の実現に向け、「まち・ひと・しごと創生事業費」を引き続き一兆円確保するとともに、地方創生推進交付金を前年度と同額の一千億円として、運用の弾力化が図られたところであります。引き続き地方税財源の充実確保や地方分権改革への取り組み、東京圏への一極集中の是正など、一億総活躍社会の実現に向けた取り組みが進められることを求めてまいりたいと存じます。

二 まちづくりの基本姿勢と当面する重要課題

最近の市政の動きについて

さて、飛越能地域の玄関口である新高岡駅を有する本市は、北陸新幹線開業を契機として、これまで、まちの魅力の向上、定住の促進や雇用の創出などに努めてまいりました。おかげをもちまして平成二十七年度の人口動態は、十九年ぶりの社会増となり、今年度におきましても同様の傾向が続いております。これは、新幹線開業に伴う北陸地方への人の流れに加え、県西部地域の雇用情勢の改善や先導的に定住政策に取り組んできた本市の住みよいまちづくりが評価されたものと受け止めており、今後もこの動きを持続、定着できるよう取り組んでまいります。

しかしながら、厳しい財政状況や加速度的に進行する人口減少、産業構造の変化など、本市を取り巻く環境は大変厳しいものがあります。このような中で、新しい総合計画ととやま呉西圏域の中長期的戦略である「とやま呉西圏域都市圏ビジョン」という二つの大きな計画が動き出すこの一年は、本市にとって極めて重要な年になるものと考えております。

新しい総合計画について

まず、四月からスタートする新しい総合計画は、「市民創造都市 高岡」をまちの将来像とし、めざすまちの姿を実現するための五分野・六十一の施策を展開してまいります。

私は、就任以来「共創」のまちづくりを唱えてまいりました。これは、市民や企業、団体、そして行政が互いに知恵を出し合い、共に社会的課題の解決に取り組んで新たなまちの魅力や価値を創り出していくまちづくりであります。「市民創造都市 高岡」の確かな一歩を踏み出すため、この「共創」をすべての施策の基本的手法と位置付け、取り組んでまいる所存であります。

「とやま呉西圏域都市圏ビジョン」について

次に、「とやま呉西圏域都市圏ビジョン」につきましては、昨年十月に形成いたしました県西部六市による「とやま呉西圏域」事業が本格的にスタートいたします。

このビジョンに描く「環日本海の中核拠点」を目指し、本格的に二十四の連携事業に取り組んでまいります。

そのうち首都圏に向けた共同事業や地域公共交通の連携等十八事業は、本市が主体となって進めることとしており、人口減少社会においても地域が持つ活力を増進させ、圏域としてのブランドを創り出してまいります。

戦略的「投資」について

これら二つの計画の始動の年となる平成二十九年度においては、次の四つを柱とする戦略的「投資」を行い、まち・ひと・しごとの創生とその好循環を確立することを目指してまいります。

一つ目は、創造的な人材を育てる「ヒト」への投資であります。これにより、子育て支援、教育の振興、生涯学習・生涯スポーツの推進などに取り組んでまいります。

二つ目は、創造的な営みを支援する「コト」への投資であります。これにより、創造的な活動の場・機会の創出、新たな価値を生み出す経済活動への支援などに取り組んでまいります。

三つ目は、創造的な環境をつくる「マチ」への投資であります。これにより、安全・安心のまちづくり、まちの魅力を高める取り組みなどを行ってまいります。

四つ目は、とやま呉西圏域による連携事業を推進する「未来」への投資であります。これにより、地域経済の発展に資する人材の産学官による育成や公共交通の利便性の向上など、とやま呉西圏域の枠組みにおいて広域的に取り組んでまいります。

これらの「投資」を通して地域の活力を維持し、誇りと愛着の持てるまちづくりを目指し、全力を尽くしてまいりますので、議員各位をはじめ市民の皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

新高岡駅の利用促進及び「かがやき」停車について

それでは、当面する市政の重点課題について申し上げます。

はじめに、新高岡駅の利用促進及び「かがやき」の停車について申し上げます。

昨年末に発表された平成二十九年のダイヤ改正では、残念ながら「かがやき」定期便の停車が見送られましたが、引き続き臨時便として六月末まで継続運行されることになりました。これまでご支援ご協力いただきました本市並びに呉西地域の関係の方々に改めて感謝申し上げます。

また昨年末には、敦賀以西の延伸ルートが小浜・京都ルートに決定されました。大阪までの全線開業も見据え、関東・関西圏のちょうど中間点にある呉西圏域全体が発展するためにも、新高岡駅の「かがやき」停車に向け、精力的に取り組みを続けてまいります。

「かがやき」の停車につきましては、まだまだ厳しい状況であり、その実現のためには、地域の方々はもとより、国内外からのさらなる誘客によって新高岡駅の利用を拡大していくことが重要であります。

このため、平成二十九年度におきましては、日本遺産の認定やユネスコ無形文化遺産登録を生かして高岡の魅力を積極的に発信してまいります。同時に、北陸新幹線の開業による変化を多角的に分析し、観光に加えビジネスなどの面においても、呉西地域、さらには飛越能地域が発展し続けるため、新高岡駅の持つハブ機能の活用を工夫してまいります。

議員各位をはじめ市民の皆様、呉西地域並びに飛越能地域の皆様方には、引き続きご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

都心軸に沿った都市機能の構築について

次に、都心軸に沿った都市機能の構築について申し上げます。

高岡駅前東地区で行っております「sorae高岡」がこのたび無事完工し、去る二月五日に竣工式が執り行われました。これまでご協力いただいた国や県、地元関係者や工事に携わっていただいた皆様に心から感謝申し上げます。さらに来月一日には、いよいよ富山県高岡看護専門学校が開校いたします。呉西地域の看護人材が育成されるとともに、学生をはじめ、来街者、市民など様々な方の「出会い・まなび・活動できる場」の創出が図られ、中心市街地の活性化に寄与していくものと期待しております。

また、末広西地区における民間再開発事業につきましては、間もなく建築工事に着手する予定であると伺っております。

今後も新高岡駅から高岡駅を経て、中心市街地に至る都心軸に沿った都市機能の集約に努め、にぎわいと魅力ある空間の創出を図ってまいります。

歴史文化を生かしたまちづくりについて

次に、歴史文化を生かしたまちづくりについてであります。

本市は、日本遺産の認定以来、日本を代表する歴史文化資産が集積する高岡の魅力を、雑誌やテレビ番組など多様なメディアを通じ、国内はもとより、来訪者の多い台湾、中国をはじめ、世界に向けて積極的に発信してまいりました。

今回の「高岡御車山祭の御車山行事」のユネスコ無形文化遺産登録を契機として、飛越能の関連市との連携により、「山・鉾・屋台行事」をつなぐ新たな観光資源を開発し、活用してまいります。さらに、五月一日を「高岡の歴史文化に親しむ日」とするなど、市民の皆様に郷土の歴史文化の魅力を再発見していただく機会を創出してまいります。

加えて今年は、大伴家持卿の生誕一三〇〇年という記念すべき年であります。この記念すべき一年を通して、記念展示や高校生短歌バトルなどの記念イベント、プロの俳優等とともに市民が参加して創る本格的な演劇「大伴家持(仮称)」の公演などを実施し、大伴家持卿を顕彰するとともに、家持卿が愛した風景が今に伝わる「万葉のふるさと高岡」の発信に努めてまいります。

また、ものづくりの面におきましては、高い鋳造技術を持つ高岡銅器と井波彫刻、東京藝術大学との連携によって再現された国宝法隆寺釈迦三尊像が、今月、高岡において世界で初めて公開されます。この事業を通じて優れた技術を国内外に発信するとともに、高岡が有する伝統技術の継承、発展と人材育成を図り、地場産業の競争力強化につなげてまいります。

東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みについて

次に東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みについて申し上げます。二〇二〇年に開催されます東京大会は、世界水準のスポーツを目の当たりにすることを通して、ジュニア世代の競技力の向上や市民のスポーツ気運の醸成が期待されます。同時に、スポーツのみならず産業、観光、文化面など各分野にわたり高岡の魅力を発信するとともに、地域経済の活性化や国際交流の推進、青少年の健全育成を多面的に達成する絶好の機会であります。

このため、昨年三月には、私を本部長とする庁内推進本部を設置し、バドミントンやレスリングを中心にナショナルチームの事前合宿誘致活動やホストタウン登録の働きかけなどを行ってまいりました。さらに今月二十七日には、市民や政財界の皆様を巻き込んだ全市的な組織を立ち上げ、東京大会に向けた体制を整えてまいります。

新たな総合体育館につきましては、東京大会開催直前の合宿誘致も見据え、全国レベルの大会会場も可能な規模とし、平成三十二年春の供用開始を目指しております。現在、基本設計・実施設計を行っているところであり、平成二十九年度からの本体工事着工に向け、所要の予算を提案いたしております。

第二 平成二十九年度予算の概要

それでは、平成二十九年度予算編成の基本方針、歳出予算及び施策の概要、歳入予算の概要について申し上げます。

一 平成二十九年度予算編成の基本方針

最初に、平成二十九年度予算編成の基本方針について申し上げます。

北陸新幹線開業がもたらした社会経済環境の変化が市民生活や経済活動に浸透しつつある中、高岡市の今後のまちづくりの道筋を示す新しい総合計画が平成二十九年度からスタートいたします。

平成二十九年度予算は、「市民創造都市への始動予算」と位置づけ、魅力的な仕事づくりや快適で創造的な生活環境づくりなど、「市民創造都市 高岡」の実現に向けて新たな一歩を踏み出すための施策を積極的に予算化したところであります。また、「とやま呉西圏域連携中枢都市圏」における各市の連携の深化を図り、圏域の発展に向けた取り組みを推進してまいります。

一方、本市の財政状況は、歳入では、市税の伸び悩みや地方交付税の減少など、極めて厳しい状況にあります。このため、施策・事業の選択と集中を徹底し、効率的・効果的な予算編成を行い、行財政改革の一層の推進に努めたところであります。

このような基本方針のもとに予算を編成した結果、

平成二十九年度の予算規模は、

一般会計においては、       六百八十二億五千九百五十八万七千円

特別会計は、十会計の合計で  六百七十一億九千六百八十四万六千円

総計では、               一千三百五十四億五千六百四十三万三千円

となりました。前年度と比較すると、一般会計では、高岡駅前東地区複合ビルや富山県高岡看護専門学校の整備が完了したことなどにより、前年度を四・一パーセント下回る規模となっており、特別会計を含めた総計では、前年度と比べて二・九パーセントの減少となっております。

二 歳出予算及び施策の概要

地域産業

(1)ものづくり産業が時代の流れに対応し、活性化している

第一の『ものづくり産業が時代の流れに対応し、活性化している』まちについて申し上げます。

まず、「新たな事業活動の創出」についてであります。企業の新分野進出や新事業展開を促進するため、新技術・新製品開発などを行う中小企業を支援いたします。また、市内における創業を促進するため、創業者等支援施設の提供や創業者への助成等を行ってまいります。

「地域産業の競争力強化」につきましては、若手クラフトマンに作品発表の機会や消費者との交流の場を提供することにより、作り手の創作意欲の向上を図ってまいります。また、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムと選手村を結ぶ「新虎通り」において、日本のヒト・モノ・コトの魅力を国内外に発信する「旅する新虎マーケット」に出展し、高岡の産業や観光資源のPRに努めてまいります。

「産業基盤の整備・企業立地の推進」につきましては、高岡・砺波スマートインターチェンジに近接する戸出西部金屋地域において、新たな産業団地の造成に向けた測量、基本設計を行ってまいります。また、工場等の周辺環境の整備、企業立地助成制度や中小企業への融資制度の充実等により、企業の更なる設備投資を促進いたします。

「中小・小規模企業の経営基盤強化」につきましては、高岡の伝統的な鋳物技術の継承と地域の活性化のため、高岡の鋳物発祥の地、金屋町において、若手人材の受入、育成、定着を図るとともに、工房利用者、観光客、地区住民が交流できる拠点施設となる金屋鋳物師町工房(仮称)の整備に向けた測量、設計を行ってまいります。また、中小企業者の経営安定化や設備投資、新事業展開、創業等を支援するため、各種融資制度のあっせん及び預託を行ってまいります。併せて、伝統工芸産業の後継者育成と産地技術力向上のために設置した「伝統工芸産業ものづくり人材養成スクール」が開設から五十年の節目を迎えることから、五十周年記念展・記念講演を開催いたします。

「雇用・勤労者福祉の充実」につきましては、若年者の職業的自立を目的として、高岡地域若者サポートステーションの活動を支援いたします。また、転職イベントへの出展や学生などを対象とした企業見学会を行い、UIJターンを促進するとともに、とやま呉西圏域の六市で連携し、新たに圏域内企業への就職や転職、UIJターンの就業マッチング支援に取り組んでまいります。

(2)水・緑・食が豊かで暮らしにうるおいがある

次に、第二の『水・緑・食が豊かで暮らしにうるおいがある』まちについて申し上げます。

まず、「農業の持続的発展」についてであります。生産・加工・販売を一体的に行う六次産業化の取り組みを支援するため、アドバイザーの派遣や、加工品の費用に対し助成いたします。また、農業特産物の振興に対して支援するなど地産地消を促進してまいります。加えて、とやま呉西圏域の六市で連携してブランドの育成や消費拡大に向けた取り組みを支援いたします。

「農山村の振興」につきましては、農業者を含む地域住民による組織を対象として、農地や農業用水等の保全管理活動を支援いたします。

「林業の振興」につきましては、里山の保全・再生を目的とした水と緑の森づくり事業を進めるとともに、林道などの基盤整備に取り組んでまいります。

「水産業の振興」につきましては、ヒラメ、アユ等の稚魚放流に支援し、漁場環境の保全に努めてまいります。

歴史・文化

(3)世代を超えて受け継がれてきた歴史資産が大切に継承され、輝いている

次に、第三の『世代を超えて受け継がれてきた歴史資産が大切に継承され、輝いている』まちについて申し上げます。

まず、「文化財の保存・活用」についてであります。国宝「瑞龍寺」や重要文化財「勝興寺」に代表される文化財建造物の保存修理事業を推進するとともに、ユネスコ無形文化遺産に登録された「高岡御車山祭の御車山行事」はもとより、市内の文化財の保存・継承に取り組んでまいります。また、「近世高岡の文化遺産群」の世界文化遺産の登録を目指し、主題設定や資産構成の再検討のため、シンポジウムを開催いたします。

「歴史的風致の保全・活用」につきましては、高岡を売り込む旅行商品の造成や来訪者に向けた文化財の魅力紹介など、日本遺産に認定された本市の文化財の普及啓発に取り組んでまいります。また、おくのほそ道の風景地「名勝 有磯海」の魅力を発信するため、全国関係自治体と連携して、奥の細道サミットを開催し、万葉集の歌枕に由来する俳句の世界を活用した地域の活性化のあり方を探ってまいります。

(4)暮らしの中に万葉と前田家ゆかりの文化が息づいている

次に、第四の『暮らしの中に万葉と前田家ゆかりの文化が息づいている』まちについて申し上げます。

「地域に根ざした創造的な芸術・文化活動の育成」につきましては、大伴家持卿を顕彰し、生誕を祝うため、演劇などの記念事業を実施し、万葉のふるさと高岡を全国に発信してまいります。また、富山県で開催される国際北陸工芸サミット(仮称)において、ワークショップや伝統工芸品の展示などを通じ、高岡が誇る工芸の魅力を世界に発信してまいります。加えて、市民が文化や芸術に触れ、集い、交流し、クリエイティブな活動に発展していく「創造の場」のあり方について調査を行ってまいります。

交流・観光

(5)高岡の魅力を積極的に発信し、たくさんの人が訪れるようになっている

次に、第五の『高岡の魅力を積極的に発信し、たくさんの人が訪れるようになっている』まちについて申し上げます。

まず、「観光資源の発掘と保存・活用」についてであります。飛越能地域の魅力とその玄関口となる新高岡駅の利便性を広く首都圏等にアピールするとともに、新高岡駅を利用する旅行商品の企画・造成に対し支援するなど、新高岡駅の利用促進に取り組んでまいります。また、国宝瑞龍寺、山町筋や金屋町、高岡御車山祭、高岡城跡などの貴重な歴史・文化資産の保存と武家文化から町人文化、さらに商工都市へと変遷する高岡の歩みを肌で体験できる機会の充実を図ってまいります。これらをストーリーとしてアピ―ルする「日本遺産」を活用した観光モデルコースを積極的に売り込み、地域の活性化と交流人口の拡大に取り組んでまいります。加えて、現代高岡の伝統工芸技術の粋を集めた「平成の御車山」について、来春の完成に向けて制作に取り組んでまいります。

「広域観光の推進」につきましては、ユネスコ無形文化遺産登録を機に、新たに飛越能地域の自治体と協力・連携し、「山・鉾・屋台行事」の魅力を高め、飛越能地域への誘客につなげてまいります。また、とやま呉西圏域の六市で連携し、絶景富山湾や砺波平野の散居村、五箇山の合掌造り集落、四季折々の祭りや世界に誇れる食文化、伝統工芸など多彩な観光資源や情報を国内外に発信してまいります。

「イメージアップ・誘致活動の強化」につきましては、「日本遺産のまち高岡」の発信や、首都圏等への出向宣伝、旅行雑誌への掲載などにより、高岡の知名度向上を図ってまいります。併せて旅行ニーズの多様化を踏まえ、歴史や文化的テーマを旅の目的に選ぶシニア層や女性の誘客を強化するとともに、新高岡駅を利用する団体旅行に対し助成することにより団体旅行を誘致し、新高岡駅の利用促進に取り組んでまいります。

「国内・国外交流の推進」についてであります。アメリカ・フォートウェーン市との姉妹都市提携四十周年を記念して、記念訪問団の受け入れを行い、姉妹都市との交流を推進してまいります。

「インバウンドの推進」につきましては、台湾をメインターゲットとする観光モデルルートの開発、情報発信等を実施するとともに、各国語パンフレットの製作などインバウンドの受け入れ環境の充実を図ってまいります。また、外務省との共催により、駐日外交団に本市を視察していただき、母国に本市の魅力を発信していただくことで、外国人観光客の誘客を促進してまいります。

(6)生活の利便性が向上し、市街地に人が行き交いにぎわっている

次に、第六の『生活の利便性が向上し、市街地に人が行き交いにぎわっている』まちについて申し上げます。

まず、「商業・サービス業の振興」についてであります。中心市街地における空き店舗を解消し、賑わいを創出するため、店舗の改装費や賃借料に助成いたします。また、地元商工業者の振興と安定を図る事業に取り組む商工会議所・商工会を支援いたします。

「中心市街地活性化の推進」につきましては、観光地としての魅力向上と中心市街地の活性化を図るため、「山町ヴァレー」を整備、運営するまちづくり会社に対して支援いたします。また、地元商店街等の行うイベントを支援し、まちなかの集客力と回遊性を高め、中心市街地の賑わいの創出を図ってまいります。

「市街地の整備」につきましては、良好な市街地形成を図るため、末広西地区整備や志貴野土地区画整理事業に支援を行うとともに、高岡駅前東地区整備や福岡駅前土地区画整理事業を推進してまいります。また、現富山銀行本店の移転後、建物の利活用について調査、検討を行ってまいります。加えて、定住者を受け入れようとする意欲ある市民団体を支援するとともに、市・商工会議所・公共職業安定所が連携して取り組む移住者への事業に対し支援いたします。

「住宅・宅地の整備」につきましては、多くの方々が住みたいと思えるまちをつくるため、市街地での一戸建て住宅等の取得、バリアフリー・エコリフォームや隣接地活用の支障となる建築物等の除却に対して助成し、定住促進と住環境の改善を図ってまいります。また、防災モデル地区である博労地区において、地域防災拠点となる空き家を改修した交流施設の整備に支援するほか、地域ぐるみで空き家対策に取り組む地区に対して支援いたします。

「良好な都市景観の創出」につきましては、高岡らしい景観を守り、育て、創り出すため、景観形成重点地区等で住民が行う修景事業等に助成いたします。

(7)交通ネットワークを活かし、県西部の中核的役割を果たしている

次に、第七の『交通ネットワークを活かし、県西部の中核的役割を果たしている』まちについて申し上げます。

まず、「高岡駅・新高岡駅の周辺整備」についてであります。北陸新幹線の利用促進に向け、京田踏切の立体交差化や下黒田十三号線等の新高岡駅の周辺道路整備を行います。また、北陸新幹線を利用して来訪する観光客の利便性の向上と新高岡駅の交通拠点性を高めるため、「世界遺産バス」や高岡和倉間の高速バス「わくライナー」の運行に対し助成いたします。

「高速道路網・幹線道路網・地域公共交通体系の整備」につきましては、木津佐野線や中川和田線などの幹線市道の整備を推進してまいります。また、あいの風とやま鉄道が進める「高岡やぶなみ駅」駅舎新築工事に支援するとともに駅前広場等の整備を行ってまいります。さらに、沿線市、県、交通事業者等で構成する城端・氷見線活性化推進協議会において、城端線増便試行の実施や両線の直通化に向けた検討などを進めてまいります。併せて万葉線のICカード導入に向けた取り組みを支援いたします。

「港湾の整備・活用」につきましては、引き続き伏木外港の整備拡充について、国・県へ働きかけを行い、拠点港機能の充実強化を図ってまいります。また、積極的なポートセールスの展開や助成制度を通して、クルーズ船の誘致とRORO船の定期運航化を目指してまいります。

「広域連携の推進」につきましては、とやま呉西圏域都市圏ビジョンに基づき、地域産業や医療・公共交通など、各分野における連携事業の推進を図ってまいります。

子育て・教育

(8)安心と希望、ゆとりを持って子育てを楽しんでいる

次に、第八の『安心と希望、ゆとりを持って子育てを楽しんでいる』まちについて申し上げます。

まず、「教育・保育の一体的提供の推進とサービスの充実」についてであります。就学前の教育・保育を一体的に提供する認定こども園への移行を推進するため、移行に必要な施設整備費に対し助成いたします。また、多様化する保育ニーズに対応するため、延長保育や病児保育など、保育サービスの充実に取り組むとともに、多機能型保育についても検討を進めてまいります。加えて、牧野地区での人口増に対応するため、新牧野保育園(仮称)の建設を進めてまいります。

「新たな子育て情報提供システムの構築」につきましては、子育て世代の方が必要な時に必要な情報を得られるよう、スマートフォン用アプリ「ねねットたかおか」やウェブページ、パンフレットなど、子育てに関する情報提供サービスの充実に取り組んでまいります。

「安心して妊娠・出産・子育てができる体制の充実」につきましては、保健師による乳児家庭への全戸訪問を行い、子育て支援が必要な家庭には、支援に関する情報を提供するとともに、関係機関との連携を図り、子供が健やかに成長できる環境整備を図ってまいります。また、引き続き保育料の軽減を図るほか、母子・父子家庭の自立を促進するため、就労に必要な資格取得費に対して助成いたします。

「地域の子育て力の応援」につきましては、子どもの居場所づくりのため、放課後児童クラブのクラブ室を整備するとともに、保護者が気軽に集い、相談できる子育て支援センターを新たに万葉なかよし保育園内に開設いたします。

(9)教育を通じて個性を磨き、生きる力を高め合っている

次に、第九の『教育を通じて個性を磨き、生きる力を高め合っている』まちについて申し上げます。

まず、「確かな学力・豊かな心・健やかな体をはぐくむ教育の推進」についてであります。少人数教育の推進やスタディメイトの増員など、教育環境の向上を図ってまいります。また、教育センターにおいて適応指導教室を実施するなど、いじめ・不登校防止対策を進めてまいります。

「地域に開かれた特色ある教育活動の充実」につきましては、小・中・特別支援学校で「ものづくり・デザイン科」を実施し、銅器や漆器などの制作体験を通し、ものづくりのまち高岡の意識醸成を図ってまいります。また、五月一日を「高岡の歴史文化に親しむ日」とし、市内小・中・特別支援学校を休業することなどを通して、地域の歴史文化を直接体験する機会をつくり、児童・生徒の郷土を愛する心を育んでまいります。加えて、小・中学生が郷土高岡を英語で発信する能力を身につけるため、高岡イングリッシュセミナーを実施いたします。

「教育効果を高める教育環境の充実」につきましては、引き続き野村小学校体育館、志貴野中学校校舎の改築工事に取り組んでまいります。なお、これらの工事の完了をもって本市学校施設の耐震化率は一〇〇%を達成することとなります。また、東五位小学校、千鳥丘小学校、石堤小学校の三校を統合し、小学校を新設するための基本計画の策定に取り組んでまいります。このほか、中学校、特別支援学校の生徒が修学旅行において充実した社会体験活動を行うため、新幹線の利用を支援します。

「高等学校・高等教育機関の充実・連携」につきましては、活力ある個性豊かな地域の形成・発展を目指し、富山大学芸術文化学部、高岡法科大学など県内各大学と連携して地域の課題解決に取り組んでまいります。

(10)いくつになっても興味のあることを気軽に学べている

次に、第十の『いくつになっても興味のあることを気軽に学べている』まちについて申し上げます。

まず、「ライフステージに応じた生涯学習の振興」についてであります。生涯学習センターや公民館などにおいて、講座の開設や文化教室などの充実を図り、学習機会の提供に取り組んでまいります。

「未来を担う世代の育成と若者が主体となるまちづくりの推進」につきましては、地域の施設や人材を活用した体験活動や奉仕活動などを通し、子どもたちの自主性や創造性を育む活動を支援してまいります。また、小・中学生がより豊かで有意義に過ごすことができるよう土曜学習を推進してまいります。

(11)いつでも気軽にスポーツを楽しんでいる

次に、第十一の『いつでも気軽にスポーツを楽しんでいる』まちについて申し上げます。

まず、「生涯スポーツ活動の充実」についてであります。二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックを三年後に控え、市民の生涯スポーツをはじめ、競技スポーツにも対応できるスポーツ交流の拠点として総合体育館を整備するとともに、市民のスポーツ気運の向上を図るシンポジウムの開催や事前合宿の誘致に取り組んでまいります。また、とやま呉西圏域の六市で連携し、全国、国際規模のスポーツ大会や合宿を誘致し、スポーツ施設や宿泊施設の相互活用を推進してまいります。

「スポーツ施設の充実と効率的な活用」につきましては、総合体育館の整備に合わせ、スクラップ・アンド・ビルドの観点も踏まえ、市民体育館や竹平記念体育館、弓道場など既存体育施設やその機能の集約化を進めてまいります。また、城光寺陸上競技場二種公認資格を更新するため、必要な施設改修や備品の整備を行ってまいります。

安全・安心

(12)誰もが生き生きと自立して暮らしている

次に、第十二の『誰もが生き生きと自立して暮らしている』まちについて申し上げます。

まず、「地域福祉の推進」についてであります。地域における多様な福祉課題を解決するために、民生委員・児童委員、自治会、福祉関係者、ボランティアなどが、それぞれの役割と地域の特色を活かしながら連携し、共に支え合う地域福祉活動「あっかり福祉ネット」の推進を市内全二十七地区で取り組んでまいります。

「障がい者(児)福祉・自立支援対策の充実」につきましては、相談支援や障がい福祉サービスの充実に努めるとともに、広く市民に障がい者理解の普及啓発に取り組み、共生社会の実現に努めてまいります。また、きずな子ども発達支援センターでは、多様な療育コースを設定し、保育と訓練のタイアップ指導などを行う「きずな方式」により、子どもの健やかな発達と自立への基礎作りを目的とした子育て支援に取り組んでまいります。

「高齢者福祉の充実」につきましては、高齢者が住み慣れた地域で安心して自立した生活ができるよう、相談や困難事例の増加等に伴う業務量の増大に対応した適切な人員を確保するなど地域包括支援センターの体制の充実を図ってまいります。また、認知症・地域ケア相談医と地域包括支援センターの医療・介護の連携体制の推進とともに、介護予防、生活支援等が一体的に提供できる地域包括ケア体制「あっかりライフ支援システム」を充実し、地域での支え合い体制「あっかり福祉ネット」と重層的に組み合わせた支援体制「高岡型地域福祉ネットワーク」の推進を目指してまいります。

(13)健康的な生活を送り、必要な時に適切な医療を受けられる

次に、第十三の『健康的な生活を送り、必要な時に適切な医療を受けられる』まちについて申し上げます。

まず、「生涯を通じた健康づくりの推進」についてであります。生活習慣病予防対策に重点を置き、各種健康診査、がん検診を行うなど、ライフステージに応じて切れ目のない支援を提供してまいります。

「医療体制・医療制度の充実」につきましては、呉西地域の看護人材を育成するため、平成二十九年度から富山県高岡看護専門学校を開校いたします。また、この看護学校の学生及び保護者の負担軽減のため、新たに修学資金制度を創設いたします。このほか、市民病院では、認知症疾患に係る専門相談や鑑別診断等を行う認知症疾患医療センターを新たに開設いたします。加えて、がん診療体制の充実を図るため、放射線治療装置を更新いたします。

(14)地域の人々の手で環境が守られている

次に、第十四の『地域の人々の手で環境が守られている』まちについて申し上げます。

まず、「環境保全意識の高揚」についてであります。幼稚園や保育園等で実施するグリーンカーテンを活用した環境啓発事業などの支援を行い、環境に対する意識の醸成を図ってまいります。また、市民の住宅用太陽光発電システム設置に対して助成いたします。

「環境保全対策の充実」につきましては、市民の自主的な美化活動や福岡エコモデルタウンの取り組みを通し、環境美化活動を推進してまいります。

「ごみの減量化・資源化の推進」につきましては、市民や事業者が自主的にごみ減量化に取り組むための支援や情報提供を図ってまいります。また、新高岡ストックヤードを整備するため、旧環境クリーン工場の解体工事を行ってまいります。

(15)安全で快適な生活を送っている

次に、第十五の『安全で快適な生活を送っている』まちについて申し上げます。

まず、「防災対策の充実」についてであります。災害時の活動拠点となる新防災センターの整備に向け実施設計を行ってまいります。また、呉羽山断層帯地震の被害想定に基づいて策定した備蓄計画に従って、新たに食料品や生活必需品の備蓄を行ってまいります。このほか、市民会館の客席天井の安全対策工事や避難経路などの安全性向上工事を行うとともに、老朽化した施設設備の改修を行ってまいります。

「消防・救急・救助体制の充実」につきましては、大規模災害時の拠点施設となる消防本部・高岡消防署庁舎改築のため、基本計画の策定に取り組んでまいります。また、災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車などを更新するとともに、佐野分団器具置場の移転改築を行ってまいります。

「道路整備、交通安全・防犯対策の充実」につきましては、市道の改良、舗装、維持管理、街灯の整備に取り組むとともに、学校通学路の安全確保のため、交通安全施設の整備を進めてまいります。また、警察や高岡防犯協会などと連携を図りながら、地域安全活動を推進してまいります。

「緑化の推進と保全」につきましては、庄川右岸の牧野河川公園の整備を進めてまいります。

「河川・海岸の保全・整備」につきましては、準用河川守山川、内古川などの改修整備を行ってまいります。

「雪対策の充実」につきましては、市道に消雪施設を設置する消雪管理組合等に対し支援いたします。

「上・下水道の整備」につきましては、高岡市上下水道ビジョンに基づき、水道事業では、地震などの災害に強い水道を目指し、管路や基幹施設の更新・耐震化事業に取り組んでまいります。また、下水道事業では、公共下水道整備や管渠の更新事業を推進し、生活環境の改善に努めるとともに、浸水対策として雨水幹線整備を行ってまいります。

「消費生活の向上」につきましては、相談業務の充実を図るとともに、消費者団体の活動を支援し、消費者の安全・安心の確保に努めてまいります。

(16)その人らしさが尊重され、お互いに助け合いながら幸せに暮らしている

次に、第十六の『その人らしさが尊重され、お互いに助け合いながら幸せに暮らしている』まちについて申し上げます。

まず、「市民が主役の地域づくりへの支援」についてであります。市民等の共創意識の醸成を図り、市民等が主体的にまちづくりに取り組めるよう交流の場を設けるとともに、新たに共創による活動を支援するための助成制度を創設いたします。

「多文化共生社会の推進」につきましては、多文化共生プランに基づき、新たに外国人に対する防災意識の啓発や地域社会への参画を進める事業などに取り組み、国籍にとらわれず市民みんなが暮らしやすいまちづくりを目指してまいります。

「男女平等・共同参画社会の実現」につきましては、男女平等推進センターにおいて講座やイベントなどを開催するとともに、男女平等推進プランやDV対策基本計画に掲げる事業に取り組んでまいります。

「平和な地域社会の形成」につきましては、市民を中心とした平和活動を推進し、平和教育などを通じて平和尊重理念の普及啓発を図ってまいります。

(17)市役所が市民に信頼され、責任を持って取り組んでいる

次に、第十七の『市役所が市民に信頼され、責任を持って取り組んでいる』まちについて申し上げます。

まず、「市民に開かれた市政の推進」についてであります。市民との直接対話による市政を積極的に推進するため、地区やテーマに応じた多様な対話活動や、市政モニター事業、出前講座などを行ってまいります。

「高度情報化の推進」につきましては、情報資産管理システムの導入など、情報セキュリティの充実を図り、行政情報の安定的運用と安全管理の向上に努めます。また、初等中等教育におけるプログラミング教育の必修化に先駆け、ロボットプログラミング大会を開催し、情報人材の育成を図ってまいります。

「簡素で効率的な行財政の推進」につきましては、公共施設の再編を検討するにあたり、公共施設マネジメントの方針等について、一般財団法人地方自治研究機構と共同で調査研究を行ってまいります。

三 行財政の態勢

次に、行財政の態勢についてご説明申し上げます。

行財政改革について

行財政改革につきましては、「高岡市行財政改革推進方針(第二次行財政改革アクションプラン)」を推進し、市民ニーズ、時代の要請、費用対効果の視点に立ったスピード感のある行財政運営の実現に向け、効率的・効果的な行財政運営に取り組んでまいります。

事務事業の見直しについて

事務事業の見直しにつきましては、人件費を除く平成二十八年度当初事業の約十七・三パーセントにあたる百七十五事業の見直しを行うなど、限られた財源を有効活用し、選択と集中による整理・合理化を進めてまいります。

公共施設の適正配置について

公共施設の適正配置につきましては、先に開催されました高岡市行財政改革市民懇話会において、公共施設の総延床面積を今後二十年間で十五パーセント削減する目標数値をお示しし、ご意見を賜ったところであり、今定例会での議論を経た上で最終的に決定してまいりたいと考えております。平成二十九年度におきましては、この削減目標を達成するべく、公共施設マネジメントの推進のため計画の策定に取り組んでまいります。

また、市税が伸び悩み、市債残高が一千百億円を超えている本市の近年の厳しい財政状況に鑑み、新たな「財政健全化方針」を策定いたしました。今後、財政規律をより強化し、持続可能な財政構造の確立に努めてまいります。

行政組織について

行政組織につきましては、私の下で政策課題の総合的な企画立案機能を強化するため、経営企画部から市長政策部への組織再編を行います。これに伴い、現在教育委員会で所掌する文化施策事業を文化創造課に移管のうえ、「文化創造都市」に向けての取り組みを集中的に扱うこととし、本市の文化資産のさらなるブラッシュアップや市民が主体の文化創造活動の推進、発信の充実など、市民創造都市を推進する柱として取り組んでまいります。また、今後のまちづくりの軸となる交通政策を総合的に取り組む総合交通課を設置します。

また、六市連携を念頭に置いた移住・定住の推進、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた全庁的な取り組みの推進などのため、必要な人員配置を行ってまいります。

一方、総合計画策定業務の終了や廃棄物処理業務の効率化などに伴う事務事業の執行体制の見直しにより、職員数の適正化を進めます。

これらの措置により、平成二十九年度当初の職員数は、前年度当初から十四人減員の千八百七十一人を予定しております。

四 歳入予算の概要

次に、歳入予算のうち、主なものについてご説明申し上げます。

市税収入につきましては、二百五十七億五百六十万一千円を計上しております。各税目の見積りにつきましては、これまでの本市の税収動向や税制改正、地方財政計画などを踏まえ計上しております。

地方交付税につきましては、国の地方財政計画に基づき、合併算定替による特例の縮減を踏まえて試算した結果、昨年度より減額を見込んでおります。

国庫支出金及び県支出金につきましては、事業内容、事業採択の見通しなどを見極め、それぞれの事業に見合った額を計上しております。

市債につきましては、臨時財政対策債の増額を見込んでいるものの、富山県高岡看護専門学校の完成などにより投資的経費が大きく減少したことから、前年度に比べて発行額が大幅に減少しております。

第三 条例その他

次に、条例その他議案について申し上げます。

条例議案につきましては、教育に関する事務の職務権限の特例を定める新規条例のほか、消費税の増税延期に伴う市税賦課徴収条例等の一部改正など二十件を提案しております。

その他議案につきましては、(仮称)道の駅雨晴地域振興施設の整備に係る工事請負契約の締結など二件を提案しております。

報告案件一件につきましては、平成二十八年度一般会計補正予算の専決処分に係るもので、この冬の除雪に対処するため補正予算を講じたものであります。

以上、平成二十九年度予算をはじめ、提出いたしました諸案件について、その概要をご説明申し上げましたが、何とぞ慎重ご審議のうえ、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。

お問い合わせ

市長政策部秘書課

富山県高岡市広小路7-50

電話番号:0766-20-1218

ファックス:0766-20-1660