発災から半年を迎え、『強い高岡』を目指して(市長メッセージ)
元日に発生した令和6年能登半島地震から今日で半年を迎えます。
改めて、お亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方に心からお見舞いを申し上げます。
発災から半年、この間、市民、地域、経済界をはじめ、各種団体、事業者など多くの関係の皆様のお力添えをいただきながら、高岡市は一丸となって、日々、震災と向き合ってきました。
一日たりとも、震災の事、復旧の事を考えなかった日はありません。
ここまでの間、発災直後の緊急復旧工事、その後は本格復旧に向け、今年3月にお示しした高岡市震災復興計画に基づき、「強い高岡」を目指し、被災された方への各種支援策の展開や、道路や上下水道の復旧、また液状化対策に向けた調査を進めて参りました。
また、先月末に閉会した高岡市議会6月定例会では高岡市独自の液状化対策に関する施策をご提案させていただくと共に、市独自の復旧・復興推進基金の設置についても全会一致でご議決をいただきました。
これらの施策において私が重視したのは被災者の皆さんの「心の安定」です。
住宅が傾いた中での生活、いつ来るか分からない災害への恐れなど、心に不安がある限り、「今後の地域の在り方」や「公共事業との一体的な液状化対策」などについて、考えていただくというのは難しいのではないか。
まずは、ご自身の大切な住宅等と向き合っていただいた上で、心穏やかに、また冷静に「地域の未来」について、ご検討いただく事が大切ではないかと考えました。
私から宅地について液状化の被害を受けられた皆様にお願いがあります。
復旧工事費用の3分の2、最大で766万6千円補助できる制度を新たに創設致しましたので、この支援策をご活用いただき、ご自身の大切な住居の今後について、ご検討いただきたく、心からお願い致します。
災害と向き合い、乗り越えていくためには、未来を見据えて、責任をもって取り組んでいくことが重要です。
「私たちは絶対に負けない。未来を見据えて、強くなる。」
今後とも被災者の声を大切に、復興に向け、力強く歩みを進めて参ります。
引き続き、復興に対し、全ての市民の皆さまのご理解とご協力を心からお願い致します。
令和6年7月1日
高岡市長 角田悠紀
更新日:2024年07月01日