ホーム > 観光・文化・スポーツ > 歴史・文化財 > 保存修理事業竣工記念「勝興寺のしつらい」展を開催しました!
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更新日:2021年7月27日
勝興寺は400年以上の歴史の中で前田家や本願寺などと深い交流を持ち、数多くの宝物・古文書を有しています。また、建造物は200〜330年の年月が経過しており、今年「平成の大修理」が竣工しました。これを記念して、本企画展では「しつらい」をテーマとし、空間に着目した展示を行います。普段、美術作品や歴史資料として扱われることが多いびょうぶや香道具、古典籍などを、当時の置かれた空間や機能、使い手に焦点を当てることで、勝興寺がまとう歴史を紹介します。
令和3年5月22日(土曜日)~6月13日(日曜日)
雲龍山勝興寺 本坊
入り口である式台は、正式な客人を迎えるための空間です。第20代住職本成とその妻広悟の肖像画(掛軸)などを展示し、前田家や本願寺と深い関係を持った”勝興寺の歴史”を紹介します。
23年もの時を経た「平成の大修理」の過程で発見された和くぎなどを通して修理事業についての解説を行います。
書院は普段事務所として使用された部屋です。入ってすぐの間は、大きなお茶会が催される際は、茶の湯の準備のために設えられた「台子(だいす)の間」と呼ばれる空間でした。ここでは、茶席で使ったであろう茶道具の数々を展示します。
古来日本の住宅では、もともと広い空間を仕切るものとして几帳や御簾、ついたてなどがあります。その一つとして「洛中洛外図びょうぶ(レプリカ)」を展示し、美術的な側面のみでなくびょうぶ本来の”機能”にも着目します。
香は、香道のように上流階級の必須教養の一つであった一方で、防虫や加香、仏前を清めるためなど日常的に使われるものでした。その香道具をはじめ、香道の教則本的なものと考えられる古典籍を展示します。
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