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更新日:2021年5月27日
佐伯家住宅は、明和4年(1767)に工事に着手し、翌年、約15km西南にある旧川崎村(南砺市上川崎)の「三之助」の住宅を買い取って移築されたものである。
三之助は加賀藩の十村役(庄屋)を務めるほどの家柄であり、移築前に建てられた建物は、さらに古くまでさかのぼるものと考えられる。
佐伯家住宅は、入母屋造、平入の建物で、桁行10間(18.2m)、梁間7間(12.7m)の規模で東面する。
このうち正面にあたる3間半がかや葺きの主屋とひさし、背後の3間半が桟瓦葺きの「おろし」となっている。
また、昭和の大修理の結果、移築時を含めて3度の拡張が行われていたことが明らかとなっている。移築前は、主屋背面に「中つの」があったが、移築されたのは主屋だけで、その後「つの」、「おろし」、「しょくじば」が順次増築された。
佐伯家住宅は、県内の平野部に残る農家建築の中でも年代が古く、「おろし」を附属させて建物背面を拡張した例として代表的である点などが高く評価され、昭和46年に重要文化財に指定されている。
所在地 |
富山県高岡市福岡町蓑島630 |
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連絡先 |
高岡市教育委員会文化財保護活用課 ※観覧希望の方は、お問合せください。 |
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